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ジャズ、オーディオの愛好家としても知られている写真家の成宮真一さんのイベントですが、8月6日(土)に東京 御茶ノ水で成宮さんがレコードコンサートとOYAG製品を使用したレコードクリーニングのセミナーを開催します。
主催は誠文堂新光社「MJ無線と実験」誌です。
会費4.000円  30名限定  完全予約制
お問い合わせ、参加お申し込みは、MJ 無線と実験編集部
TEL 03-5800-3612 info-mj@seibundo.com

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レコードコンサートでは、指揮者の聴き比べもされるということでした。曲はベートーヴェンの交響曲5番。交響曲と言えば「運命」、クラシック音楽と言えば「運命」です。交響曲と言えば「運命」、クラシック音楽と言えば「運命」です。
この作品は第3番の交響曲「エロイカ」が完成したすぐあとに着手されています。スケッチにまでさかのぼるとエロイカの創作時期とも重なると言われます。番号上では、ベートーヴェンはこの作品の創作を一時的に中断をして第4番の交響曲を作曲しています。しかし、交響曲の革新とされる「エロイカ」の魅力を、極限にまで整理され尽くしたのが「運命」です。モーツァルトは器楽曲とオペラを並行して作曲しています。ベートーヴェンも、「運命」と「田園」、7番と8番は陰陽の関係が感じられます。「運命」は「エロイカ」を突き詰めた傑作の森の大樹です。全4楽章の35分ほどのこの交響曲は、ハイドンやモーツァルトの交響曲に比べると主題とも言い得ないような、わずか、「ンパパパパーン」の音階とリズムだけで構築されています。
今回聴き比べるのは、ワルター、クライバー、ジュリーニ。この世の中に悪いオーケストラというものは存在していなくて、いるのは悪い指揮者だけだと言われますが、2度繰り返される短いフレーズの「運命」の冒頭は、間合いや、テンポに変化を持たせるなど、指揮者が曲全体で表現しようとしていることが明らかになる要です。
また、ここでは明らかにしておきませんが、成宮さんが最近発明された、革新的なクリーニング方法も披露されます。


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