芳醇で力に満ち、しかも繊細で優雅。そしてクリュイタンスの醸しだす南欧情緒。いかにもステレオ初期の録音との思いを実感させられる。とびきりの逸品。 ...
2021年07月
GB EMI ALP1162-5 アンドレ・クリュイタンス パリ・オペラ座管 ボリス・クリストフ ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス ニコライ・ゲッダ グノー ファウスト(全曲)
歌手が大スターだった時代の名盤。〝おぞましい声〟を生かし切ってクリュイタンスがおくる同曲屈指の名演。数々の讃辞に輝く〝理想のファウスト像〟がここに。 ...
FR VSM CANB107 アンドレ・クリュイタンス パリ音楽院管弦楽団 ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ フォーレ レクイエム
残響の非常に多い教会の空間において、ロマンティックに歌われるレクイエムは、フルトヴェングラーの演奏だと偽って発売されても信じる人がいるかもしれない。 ...
FR MUSIQUE EN WALLONIE MWL504 アルド・チッコリーニ アンドレ・クリュイタンス ベルギー国立管弦楽団 フランク 交響詩4曲
クリュイタンスが珍しくベルギー国立を振った録音。彼の上品で端正な響きはここでもきちんと引き出されている。「狩人」の疾走感の表現は見事というほかない。 ...
GB DECCA SXL6408 ウラディーミル・アシュケナージ イツァーク・パールマン バリー・タックウェル フランク ヴァイオリン・ソナタ ブラームス ホルン三重奏曲
フランクでの若きパールマンの颯爽としたヴァイオリンが、まことに清々しい。珍しい編成のブラームスでもタックウェルを含む3者のアンサンブルが見事だ。 ...
AU DECCA SXL6340 イシュトヴァン・ケルテス ロンドン交響楽団 ブラームス セレナード1番
ブラームスの青年時代における管弦楽分野の習作ともいえる幸福感に満ちた第1番。ケルテスの推進力と抒情美を兼ね備えた指揮が作品の何気ない部分まで表情豊かに聴かせている。オーストラリア・プレス、オレンジ盤。 ...
GB DECCA SXL6227 イシュトヴァン・ケルテス ロンドン交響楽団 ブルックナー 交響曲4番「ロマンティック」
若手指揮者のホープだったケルテスのブルックナーは、はちきれそうな生命力に溢れ、シューベルト的な〈歌〉と〈舞踏〉の精神を高らかに歌い切った青春の記念碑だ。ケルテスの早逝の理由には暗殺説さえ挙げられる。 ...
GB DECCA SXLD6515-21 イシュトヴァン・ケルテス ロンドン交響楽団 ドヴォルザーク 交響曲(全曲)
不滅のロンドン ffss ステレオ名盤。歯切れ良いリズム、華やかな色彩感覚が聴き応えあり。録音当時30代半ばの青年指揮者らしいフレッシュさが素晴らしく、それ故に尚の事ケルテスの早世が惜しまれる。 ...
GB DECCA SXL6285 バリー・タックウェル イシュトヴァン・ケルテス ロンドン交響楽団 リヒャルト・シュトラウス ホルン協奏曲
イギリスを代表するホルン奏者として一世を風靡したバリー・タックウェルを独奏にシュトラウスの2曲と、その父親で有名なホルン奏者だったフランツの作品をカップリングした好企画。 ...
DE DECCA SXL21169B オトマール・スウィトナー シュターツカペレ・ドレスデン リヒャルト・シュトラウス メタモルフォーゼン ヒンデミット 交響的変容
シャープな切れ味、若々しい躍動感、色彩感溢れる響きが一体となり耳を楽しませる。ルカ教会の見事な残響と共にドレスデンの弦楽の魅力が十全に発揮される。 ...