美しいが寂しげな気分が漂うシューマンはウィーン・フィルの美麗な響きをもってしても存分に味わうことができない憾みが残る。何か得るもの多い名盤のひとつ。 ...
2021年04月
GB DECCA SXL6486 ゲオルク・ショルティ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 シューマン 交響曲1番「春」、「序曲、スケルツォとフィナーレ」Op.52
プレイバックを聴いてプロデューサが「こいつはひどいっ」と言った演奏、ウィーン・フィルからこんなサウンドを引き出すとは。眉をひそめる人も多い迷盤。 ...
DE DECCA KD11025/1-2 ゲオルク・ショルティ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 キルステン・フラグスタート オットー・エーデルマン ワーグナー ワルキューレ
ウィーン・フィルの1957年当時の非常に個性豊かな音色を若き日のショルティが緊迫感あふれさせ、そこに凄い声の歌手たちが絡んでくるのだからたまりません。 ...
GB DECCA LXT2880-4 ヨーゼフ・カイルベルト バイロイト祝祭管 ヴォルフガング・ヴィントガッセン エリナー・スティーバー アストリッド・ヴァルナイ ワーグナー ローエングリン
カルショー・リングに先立つ、初のステレオ全曲録音をしていた男の、聴衆から絶大な信頼を集めていた純ドイツ風の豪華なワーグナー歌手たちの競演。 ...
DE DGG 2740 144 カール・ベーム バイロイト祝祭管 ニルソン ヴィントガッセン ヴェヒター ルートヴィヒ タルヴェラ シュライアー ワーグナー トリスタンとイゾルデ(全曲)
実演で燃えるベームの特徴を最高度に伝える演奏として今後も語り継がれていく。1960年代バイロイト黄金期の最高峰と言われて高い評価を維持し続ける名演奏です。 ...
GB DGG 2530 398 カール・ベーム ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ハイドン 協奏交響曲 交響曲90番
弓さばきがキリッとエッジがついて鮮明なオーケストラの響きが素敵。ソロの魅力も炸裂。ベームの全盛期の覇気と極上のウィーンフィルの響きを堪能できる名盤。 ...
DE DGG 104 940-41 カール・ベーム ウィーン交響楽団 グンドゥラ・ヤノヴィッツ ペーター・シュライアー マルティ・タルヴェラ ハイドン 四季
ベームがウィーン古典派の作品で聴かせる鄙びた味わい。端正で古典的なたたずまいと凝縮された推力とエネルギーを併せ持ち、ステレオLPでの断トツの名演奏。 ...
DE DGG 642 010 リヒャルト・シュトラウス カール・ベーム ベルリン国立歌劇場管弦楽団 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 モーツァルト 交響曲第40番
私が今まで長生きしていることは偶然に過ぎない… 私がいなくなっても、花は咲き続けるよ。録音が橋渡しする演奏家の心のきずな。端正で無駄のない同時期の演奏の中では群を抜いた安定感。レコード発売70周年記念盤。 ...
DE DGG 2740 118 カール・ベーム ウィーン・フィル ヤノヴィッツ ファスベンダー グリスト プライ モーツァルト コジ・ファン・トゥッテ
モーツァルトを上演するなら真っ先に思い浮かんだ理想的なため息の出るキャスト。モーツァルトの音楽の軽やかさと天衣無為の美しさは例えようがなく魅力的。 ...
DE DGG 2740 203 カール・ベーム シュターツカペレ・ドレスデン オジェー グリスト シュライアー ノイキルヒ モル モーツァルト 後宮からの逃走
ドレスデンのオーケストラの木質の溌剌とした明るい響きと、表情豊かにバッハのカンタータをよく録音していた歌手たちで極めてドイツ的な演奏を聴かせている。 ...