〝ベルリン・フィルを使って残しておきたい〟カラヤンの要求にオーケストラが完全に対応していた。オーケストラも指揮者も優秀でなければ、こうはいかない。 ...
2020年03月
GB EMI ALP1437 ヤッシャ・ハイフェッツ シャルル・ミュンシュ ボストン交響楽団 ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
ハイフェッツがヴァイオリンを奏でることで、別質の新しい楽器がそこにあるかのごとく錯覚を起こしそうになる。その余りに強烈な個性が本盤演奏に宿っている。 ...
DE EMI 1C063-10 595 シャルル・ミュンシュ パリ管弦楽団 ベルリオーズ 幻想交響曲 BERLIOZ SYMPHONIE FANTASTIQUE
パリ管との最後の幻想は老ミュンシュの豊富な演奏経験の蓄積と最晩年に鮮やかに燃え上がった音楽への情熱が融合した録音史上最もドラマティックな結実をした。 ...
FR VSM CVB2085 シャルル・ミュンシュ パリ管弦楽団 ブラームス 交響曲第1番
即興的かつ情熱的な指揮ぶりで知られたミュンシュが見せた最後の輝きであり、パリ管の音楽監督ということも手伝って一気に若返ってしまったのであろう、力強く、情熱に満ちた内容で、幻想交響曲と並ぶ不滅の名演奏。 ...
US RCA LSC2297 シャルル・ミュンシュ ボストン交響楽団 ブラームス 交響曲4番
激しい燃焼度で突き進んでいく若々しさと、壮大なスケールで音楽を高潮させてゆく手腕はミュンシュの真骨頂。特に美しい弦と輝かしい金管の洗練されたアンサンブルを基本にして、明快なブラームス像を描いています。 ...
GB RCA RB16237 ピエール・モントゥー ロンドン交響楽団 エルガー エニグマ変奏曲 ブラームス ハイドンの主題による変奏曲
緩急を織り交ぜて展開されるモントゥーの格調高い演奏は、品位があって下手な作為を一切感じさせない。最後の一音が鳴り終わるまで時が経つのを忘れてしまう。 ...
GB RCA SB-2007 フリッツ・ライナー シカゴ交響楽団 ブラームス 交響曲3番
鉄壁のアンサンブル、てきぱきした進行、このコンビの持ち味だった音の彫琢はそのままで、ロマンティックで極めて柔軟なフレージングが聴かれる名演。弦楽器の大きな広がりに浮き沈みする各楽器の音の妙が印象に残る。 ...
US RCA LSC2077 フリッツ・ライナー ウィーン・フィル リヒャルト・シュトラウス ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら、死と変容
パイプで煙草を燻らせて、アルコール臭も漂わせながら男らしく仕事を仕上げていく職人気質で、ウィーン・フィルでも情感と引き締まった指揮ぶりを見せた演奏。 ...
US RCA LSC6087 フリッツ・ライナー シカゴ交響楽団 モーリン・フォレスター リチャード・ルイス マーラー 大地の歌 ハイドン 交響曲88番《V字》
RCA BIBLE10+VERY GOOD評価、作品の魅力をストレートに引き出したステレオ最初期の同じコンビの高額盤として高名なツァラトストラ録音に似ています。 ...