練り上げられた表現とスキのないアンサンブル。アルバン・ベルク四重奏団の活動中期の総決算的な意味合いを持つ、世評高い全集。精神の輝きで快刀乱麻を断つ演奏が、華やかな高音を織り込んだ鋭く充実した音響で迫る。 ...
2020年03月
DE TELEFUNKEN 6.42283 アルバン・ベルク弦楽四重奏団 モーツァルト ハイドン 弦楽四重奏曲14番『春』&74番『騎士』
ウィーンの伝統と新しい時代感覚の見事な融合が生み出した、新しいモーツァルトの世界。EMI録音と比べて、柔軟で優雅な印象が残る。ドイツ批評家選賞受賞。 ...
DE TELEFUNKEN 6.41933 アルバン・ベルク四重奏団 ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲第13番Op106
冒頭からヴィオラが主役を演じるドヴォルザーク。極めて緻密で、きびきびとしたアンサンブルは少しの曖昧さもない。4人の奏者がそれぞれ溌剌と弾いているが、その造形はいささかの狂いもない精密機械のような演奏。 ...
DE TELEFUNKEN 6.42352AW ウィーン・ハイドン・トリオ ドヴォルザーク スメタナ ピアノ三重奏曲
ドヴォルザークの室内楽曲中、最も有名な「ドゥムキー」。スメタナの曲は31歳の時の作品で、4歳の長女の死に直面した悲しみの心境が色濃く出ている作品。 ...
DE TELEFUNKEN TK11526 1-2 ウィーン三重奏団 ルドルフ・ブッフビンダー ペーター・グート ハイディ・リチャウアー シューベルト ピアノ三重奏曲全集
地元の若手を起用して組んだトリオで録音した新たなシューベルト像の提示。ブッフビンダーの演奏は精神性と自発性とが融合した稀有なものであると評価が高い。 ...
DE TELEFUNKEN SMA25 081T ルドルフ・ブッフビンダー ベートーヴェン 2つのディアベリ変奏曲
セッションということもあって、細部の仕上げの精度が驚異的なレベルに達しており、なおかつ時代様式を鑑みた説得力のあるスタイルが常に維持されるなど、当時のブッフビンダーにしかできなかった完璧な演奏。 ...
DE TELEFUNKEN 6.35368 ルドルフ・ブッフビンダー ベートーヴェン ピアノのための小品全集
透明感のある音色とクリアなタッチによる、考え抜かれたブッフビンダーのベートーヴェン。レアな〝小品〟の場合にはより大きな説得力を持つこととなり、作品の姿をクオリティの高さで正確に示している。 ...
GB DECCA SDD401 ヨゼフ・シヴォー ルドルフ・ブッフビンダー シューマン リヒャルト・シュトラウス ヴァイオリン・ソナタ
ACE OF DIAMONDS盤が〝オリジナル〟録音。「情景と白鳥の女王の踊り」で暗めで哀愁に満ちた素晴らしいヴァイオリン・ソロが幼心に染み付いてはなれない。 ...
GB DECCA SDD445 イーゴリ ダヴィッド・オイストラフ キリル・コンドラシン アンタル・ドラティ モスクワ・フィル フィルハーモニア・フンガリカ モーツァルト ハイドン 協奏交響曲
息子のイーゴリも名ヴァイオリニスト、父親ダヴィドがヴィオラを弾き、息子を暖かく見守ってフォローしている。先入観なく聞いてみられることをお勧めします。 ...
GB DECCA SPA121 ピエール・モントゥー ロンドン交響楽団 エルガー エニグマ変奏曲 ブラームス ハイドンの主題による変奏曲
緩急を織り交ぜて展開されるモントゥーの格調高い演奏は、品位があって下手な作為を一切感じさせない。最後の一音が鳴り終わるまで時が経つのを忘れてしまう。 ...