ベートーヴェン創造の原点はここにありと云わんばかりの錯覚を起こさせる稀有な名演だ。質実剛健なサウンドによる、楽聖の面白さがダイレクトに迫ってきます。 ...
2019年09月
DE DGG SKL109-111 オイゲン・ヨッフム ベルリン・フィル フィッシャー=ディースカウ ゼーフリート ケート モーツァルト コジ・ファン・トゥッテ
デスピーナこそこの物語の主役と考えるならエリカ・ケートははまり役だ。フィッシャー=ディスカウの芝居がかった台詞回しも悪巧みなお巫山戯が実に愉しそう。 ...
DE DGG 2727 003 オイゲン・ヨッフム ベーメ ゼーフリート シュトライヒ ホルム ヴェヒター バイエルン放送響 ウェーバー 魔弾の射手
骨太でドラマティック、ゲルマン的な「魔弾の射手」。歌手も粒揃いで、どの場面も遜色のない仕上がりなので、この作品のスタンダード盤として推薦できる。 ...
FR DGG 413 824-1 リタ・シュトライヒ オペラ・アリア&歌曲集 Rita Streich – Portrait
人間業じゃない。とシュトライヒのコロラトゥーラに驚いて楽しむ向きには、何も言葉はない。1950年から60年代にかけて最も魅力的なソプラノとして世界の音楽ファンを魅了しつづけたことも隠しようのないことだから。 ...
DE DGG SLPM138 118 ニカノール・サバレタ エルンスト・メルツェンドルファー ベルリン放送交響楽団 ボイエルデュー ロドリーゴ ハープ協奏曲
地中海の陽光が降り注ぐスペインのバレンシアの輝きのようだ。ロドリーゴが幼児期に失明しているのですが、そうは信じ難いような、鮮やかで珠玉の作品です。 ...
DE DGG 2530 715 カール・ベーム ヴォルフガング・シュルツ ニカノール・サバレタ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 モーツァルト フルートとハープのための協奏曲、協奏交響曲
優雅で華やかなハープの音世界を満喫出来る。いかにモーツァルト時代、グランド・ハープがコンサート楽器として普及・認知されていったを如実に示す名盤。 ...
FR CONCERT HALL SOCIETY SMS2526 ニカノール・サバレタ 18世紀のハープ音楽集
エマヌエル・バッハ、ベートーヴェンから、クルンプホルツ、ロゼッティ、メイヤーまで。18世紀から近代にわたるハープ音楽の全貌、真の魅力が、20世紀最高のハーピスト、ニカノール・サバレタによって明かされます。 ...
FR CONCERT HALL SOCIETY MMS2205 リカルド・オドノポソフ ジャンフランコ・リヴォリ ジェネーブ放送交響楽団 メンデルスゾーン パガニーニ ヴァイオリン協奏曲
パガニーニは、イタリア風の演奏とは一線を画した格調の高さが好ましい。高度な技巧とみずみずしい音色、確かな表現力を兼ね備えた名手だったことがわかる。 ...
FR CONCERT HALL SOCIETY MMS2164 サシュコ・ガヴリーロフ デヴィッド・ジョゼフォヴィッツ フランクフルト室内管弦楽団 ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲「四季」
『調和の霊感』に対して、近代的なコンチェルトの形を提示した『ラ・ストラヴァガンツァ』。18世紀のヨーロッパ中の音楽ファンにとってはどんなだったろう? ...
CH CONCERT HALL SOCIETY M-2336 ジャンフランコ・リヴォリ グローリア・デイビー ハインツ・レーフュス ウィーン国立歌劇場管弦楽団 ヴェルディ レクイエム
「モーツァルトのレクイエム以来の傑作」か、「聖職者の衣服をまとった、ヴェルディの最新のオペラ」か。「ロマン主義について」への愛読者からのメッセージ。 ...