GB DECCA SET514-7 ヘルベルト・フォン・カラヤンギャウロフタルヴェラヴィシネフスカヤウィーン・フィルムソルグスキーボリス・ゴドゥノフ(全曲)

2019年05月21日 23:55

華のない重量級のオペラ。なのに圧倒的な音響と熱狂に心奪われるのは、カラヤンの演奏だからか、他の指揮者は出来るのか。展覧会の絵を遥かに凌駕する傑作だ。 ...

GB DECCA SDD110 アルフレード・カンポリエイドリアン・ボールトロンドン・フィルハーモニー管弦楽団メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲ブルッフスコットランド幻想曲

2019年05月20日 22:00

楽器が放つ音に色彩や音量の変化を綿密に施していくカンポーリの音楽性は、トルソーの少女像が甘美な官能的なものに変化していく様な艶めかしさも感じる名盤。 ...

2019年05月19日 23:55

平和の暗示ではなく、夜の静寂、冷たく生命のない世界の沈黙といった性格とも評されてきたが、どこか上品さ、優雅さ、人間らしさのような救いの様子がある。 ...

2019年05月18日 23:55

デッカならではの優れた技術により、モノラルとはいえディテールは克明で、ダイナミックでホット、なおかつ質感が良好に収録されているのも嬉しいところ。 ...

2019年05月17日 23:55

ドイツ系の指揮者とは違う、流麗で美しい響きを持ったブラームスだ。人生の深奥を極めたボールトによる、威厳と慈愛に満ちた心に染み入る演奏は絶品だ。 ...

2019年05月16日 22:00

空は美しい、美しいから戦争も虐殺も時間が経過すれば、きれいに忘れられる。死と夜の姉妹の手はたえず優しく、何度も繰り返しこの汚れた世界を洗ってくれる。 ...

2019年05月15日 23:00

聖書の物語を伝えるために利用されたリズム語法や和声法は、ウォルトンが興味を持っていたジャズ音楽を反映し複雑なリズムと豊かな管弦楽法が際立っている。 ...

2019年05月14日 23:55

プレヴィンはイギリスの春の爆発的ともいえる移ろいを、明快なタッチで演奏している。次々に高まり行く高揚感。かっこいいブリテンの音楽を体感して頂きたい。 ...

2019年05月13日 23:55

演奏芸術は時代の変遷を問わない。サージェントのオーケストラを大きく鳴らす能力は本物で、洗練された趣味の良いものが多くロンドンっ子の熱狂ぶりを伝える。 ...

2019年05月12日 23:55

聴き終わって『音楽を聴いた』と充実出来る。イダ・ヘンデルの演奏は誰の表現にも似ていない。必要以上に細部のミスに拘ったような雰囲気は感じられない。 ...