カッチェンの演奏は高度な技巧と確かな様式感を軸とした充実した「聴かせる音楽」で、幅広いレパートリーによりヨーロッパでは高く評価され、特にブラームスとベートーヴェンのスペシャリストとしてよく知られています。 ...
2018年06月
GB DECCA SDD137 ジュリアス・カッチェン ピエール・モントゥー ロンドン交響楽団 ブラームス・ピアノ協奏曲1番
聴いていて空恐ろしい凄さ、ひとり遥かにブラームスの才能の上を行くカッチェン。洗練された美しきピアニズムで作曲家が想像した以上の域にまで高めていく。 ...
GB DECCA SPA121 ピエール・モントゥー ロンドン交響楽団 エルガー・エニグマ変奏曲、ブラームス・ハイドンの主題による変奏曲
緩急を織り交ぜて展開されるモントゥーの格調高い演奏は、品位があって下手な作為を一切感じさせない。最後の一音が鳴り終わるまで時が経つのを忘れてしまう。 ...
GB RCA SB-2070 ピエール・モントゥー ロンドン交響楽団 シベリウス・交響曲2番
洗練の中にもぬくもりを忘れない格調高い演奏だ。モントゥー唯一の録音とは言え、慈しみのある解釈はステレオ初期においても名盤と評価されていたモントゥーを語る上では欠かせない晩年に遺した名盤の一つです。 ...
GB RCA SB2155 ピエール・モントゥー ロンドン交響楽団 ドヴォルザーク・交響曲2番
流動性と豪快さを備えた純音楽的一途さ。曖昧な部分がなく、それでいてスケールは極めて大きい。テンポにもフレージングにもまったく無理がなく、表情はさりげないのに味わいがあって滋味豊かで説得力がある。 ...
GB RCA ARL1-1155 リン・ハレル ジェームズ・レヴァイン ロンドン交響楽団 ドヴォルザーク・チェロ協奏曲
ドヴォルザークのチェロ協奏曲は、ピアティゴルスキー=ミュンシュの次世代の名演としてRCAの代表盤となったもの。まだ聴いていないのなら必聴の録音です。 ...
FR RCA ARL1-1568 リン・ハレル ジェームズ・レヴァイン シューベルト・アルペジオーネソナタ メンデルスゾーン・ソナタ2番
二人の初録音となった、みずみずしく一点のくもりのないハレルの誠実なチェロを支えるレヴァインの室内楽奏者としての卓越した手腕を味わうことが出来ます。 ...
IT RCA RL02241 リン・ハレル ジェームズ・レヴァイン ベートーヴェン・チェロソナタ(全5曲)
1976年のラヴィニア音楽祭で演奏して高く評価され、直後の12月にニューヨークで一気に録音されたベートーヴェンも古い衣を脱ぎ捨てたチェロ・ソナタ全曲。やる気十分の演奏家の意欲を見せているだけに新鮮さを感じる。 ...
GB RCA ARL1 0483 クリーヴランド弦楽四重奏団 シューベルト・弦楽四重奏曲14番「死と乙女」 モーツァルト・アダージョとフーガ K.546
初々しさがプラスに働いているクリーヴランド四重奏団の演奏は永遠の青年=シューベルトが、この曲に込めた切実さと緊張感がこの演奏には満ち満ちている。 ...
DE DGG 2530 728 ラサール弦楽四重奏団 ベートーヴェン・弦楽四重奏曲15番
細部に宿る驚愕の数々。初発時にセンセーショナルなまでの反応を受けたラサール四重奏団の金字塔のひとつと言える。アンサンブルの緊密さと明晰なまでの解釈を合わせ持った歴史に残る名盤として語り継がれるべき逸品だ。 ...