ヒューマンな心の歌を奏でるのをモットーとしていたグリュミオーには珍しいレパートリー。グリュミオーの柔軟な表現が作品に新たな光を投げかけています。 ...
2017年11月
FR PHILIPS 6500 321 イーゴリ・マルケヴィチ アンサンブル・ド・ソリスト ジャン・コクトー ストラヴィンスキー・兵士の物語
マルケヴィチの代表的録音で、レコードということを考え、より具体的なイメージを喚起できるように構成されている。晩年のコクトーの語りがまた素晴らしい。 ...
GB PHILIPS ABL3329 ストラヴィンスキー コロンビア響 ベアーズリー クレブス 預言者エレミアの哀歌、アゴン
無調だの十二音技法だのを忘れれば、今やニュースや映画音楽やCMなどに満ち満ちている音楽の一つの源流。クールで都会的なニューヨークの摩天楼が似合う音楽。 ...
FR CBS SBR155-005 スターン ストラヴィンスキー コロンビア交響楽団 ストラヴィンスキー・ヴァイオリン協奏曲、3楽章の交響曲
洗練された趣味と安定した技巧による胸のすく快演。自作自演ですから本人の意匠が隅々まで行き渡っています。スターンも指示通り弾き熟している様が判ります。 ...
AU CBS SBR235135 イーゴリ・ストラヴィンスキー シカゴ響 コロンビア響 バレエ曲集・オルフェウス、ミューズの神を率いるアポロ
滴り落ちてくる抒情性に富んだ傑作。ストラヴィンスキー自身による余分な誇張なしに書かれた音符そのまま辿るというのをモットーに本質が浮かびあがってくる。 ...
GB CBS 72652 ピエール・ブーレーズ BBC響 ストラヴィンスキー・火の鳥(1910年版)、バルトーク・「弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽」
ブーレーズのアプローチは目詰まりしない流麗なフレージングが特徴で、解像度の高いサウンドとリズムが印象に残る。余剰を排し端的に曲の核心をついた演奏。 ...
GB CBS 77324 ブーレーズ コヴェント・ガーデン王立歌劇場管 マッキンタイア ゼーダーシュトレーム ミントン ワード シャーリー ドビュッシー・ペレアスとメリザンド
曖昧さの精妙な音の綾を描き分けたブーレーズの指揮。独自の視点から見た独特な演奏で、近代フランス印象主義音楽の節度と洗練の極致とも感じ取れる作品です。 ...
FR CBS S72533 ピエール・ブーレーズ フィルハーモニア管 ドビュッシー・海
現代フランスの偉大な作曲家、指揮者、ブーレーズのフランスの黄金時代を築いたドビュッシーの作品集。既成概念の再考を激しく迫る、この時代のブーレーズならではの作品の立体的構造を透かし彫りにして見せた演奏だ。 ...
DE CBS 79404 ピエール・ブーレーズ クリーヴランド管 ニューヨーク・フィル ラヴェル管弦楽全集
もはやグロテスクとしか形容しようもない。既成のイメージに染まった作品から汎ゆる嘘を剥ぎ取ってしまおう、とでもいうような急進的な姿勢が最大の特徴です。 ...
GB COLUMBIA SCX3545 ルイス・レイン クリーヴランド・ポップス・オーケストラ ムジカ・アメリカーナ
セルの「第1ヴァイオリンのパートの裏で第2ヴァイオリンは何をしているのか」の問いに的確に答えたレインにセルを感心させたとか。お気に入りの片鱗を聴く。 ...