グーセンスの情熱は死なず。晩年のロシアン・プログラム。オーケストラを大きく鳴らす能力に長けた指揮者の演奏でオーディオ的官能を存分に堪能しよう。 ...
2016年11月
GB EMI ASD263 エフレム・クルツ フィルハーモニア管 プロコフィエフ&ショスタコーヴィチ・交響曲1番
後期ロマン派、ロシア近代作品に練達の指揮ぶりを披露したクルツ。名匠レッグも本場の指揮者がカラヤンより売れると考えていたステレオ黎明期の立役者。 ...
GB EMI ASD267 アンドレ・クリュイタンス ベルリン・フィルハーモニー管 ベートーヴェン・交響曲5番「運命」、レオノーレ序曲3番
フランス人が何故ベルリン・フィル初のベートーヴェン全集を任されるという栄誉を担ったのかフランスのオーケストラとベートーヴェンの関わりが本盤で聴ける。 ...
GB DECCA SXLD6515-21 イシュトヴァン・ケルテス ロンドン響 ドヴォルザーク・交響曲(全曲)
不滅のロンドン ffss ステレオ名盤。歯切れ良いリズム、華やかな色彩感覚が聴き応えあり。録音当時30代半ばの青年指揮者らしいフレッシュさが素晴らしく、それ故に尚の事ケルテスの早世が惜しまれる。 ...
GB DECCA SXL6056 イシュトヴァン・ケルテス ウィーン・フィルハーモニー管 モーツァルト・交響曲33番/39番
休暇中に行方不明になったケルテス。彼の人気は当時カラヤンを凌ぐ勢いだった。ストラヴィンスキーを先取りしている響きがするモーツァルト。 ...
GB DECCA SXL6227 ケルテス ロンドン交響楽団 ブルックナー・交響曲4番「ロマンティック」
若手指揮者のホープだったケルテスのブルックナーは、はちきれそうな生命力に溢れ、シューベルト的な〈歌〉と〈舞踏〉の精神を高らかに歌い切った青春の記念碑だ。ケルテスの早逝の理由には暗殺説さえ挙げられる。 ...
GB DECCA SXL6273 イシュトヴァン・ケルテス ドヴォルザーク・交響曲5番/序曲「わが故郷」
交響曲第4番まではワーグナーの影響が見られたが、スラブ風の牧歌的な作風となり、終楽章にはブラームスと『ワルキューレ』からの和音進行の影響が見られるようになる。この特徴は後の作品のモデルになっていく。 ...
GB PHILIPS ABL3159 フランチェスカッティ&ミトロプーロス ニューヨーク・フィル メンデルスゾーン/チャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲
激しいパッセージでも聴く者を緊張させない。その音はするりと耳の中にすべりこみ身体中に幸福感が広がっている。親しみやすく、美しい歌い口が魅力。 ...
FR PHILIPS 9500 154 サルヴァトーレ・アッカルド デュトワ ロンドン・フィル メンデルスゾーン・ヴァイオリン協奏曲
太陽のホ短調と月のニ短調。持ち味の明るく澄んだ音色、豊麗な歌で終始甘美なメンデルスゾーン。本盤は、ニ短調の協奏曲との組み合わせで珍しい。 ...
NL PHILIPS 802 856/57LY ヴォルフガング・サヴァリッシュ ニュー・フィルハーモニア管 メンデルスゾーン・交響曲1,2番
時に近代の作品のように響くところはロンドンのオーケストラらしい面白いところ。忘れてはいけない颯爽とした名曲と全集の一環のサヴァリッシュの名盤。 ...