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FR VSM 2702 831 リッカルド・ムーティ フィルハーモニア合唱団 フィルハーモニア管弦楽団 ケルビーニ シャルル10世の戴冠式のための荘厳ミサ曲

FR LARGE DOG IN SEMI-CIRCLE" WITH BLACK LETTERING., STEREO 120㌘重量盤, Release 1985.

  • Record Karte
  • 1984年7月3〜5&8日ロンドン、アビーロード第1スタジオでのステレオ録音。
イタリア生まれのパリで活躍した作曲家、ケルビーニが生まれた日(1760年)。作曲の腕前はベートーヴェンが「当代一のオペラ作家」と評すほど。また教育面でもパリ音楽院の院長として指導に尽力した。対位法の教科書を執筆し、後にドビュッシーやラヴェルも同書で学び、現代でもなお多くの対位法学習者に支持されている。

ベートーヴェンが「当代一のオペラ作家」と評した腕前。

 ―  ルイージ・ケルビーニは、イタリア出身のフランスの作曲家・音楽教師。ケルビーニの作品で1797年3月13日にパリで初演された『メデア』は最も有名なオペラでしたが、1820年代にロッシーニの、華々しい声楽の技巧を凝らした輝かしく熱っぽいオペラがパリに上陸すると、古典的な厳粛さをそなえたケルビーニのオペラは、グルックやスポンティーニらの作品と同様に、時代遅れになった。
しかし『メデア』は、主役を演じられる歌手が間に合えば、時々復活することもある。現代でこの作品の復活に最も貢献したのは、1953年にヴィットリオ・グイの指揮で主役を演じたマリア・カラスのフィレンツェ公演とされる。
彼の理想主義や独立不羈といった気骨や、作品のとりわけ厳粛で高邁な性質のために、当時のパリ音楽院院長であったことが知られるくらいで、錚々たる音楽家からの尊敬を勝ち得た人物であることを想像するのは難しいかもしれません。しかし、同時代の人々には高く評価され、ベートーヴェンはケルビーニを、当時の最もすぐれたオペラ作曲家と見なした。またケルビーニが執筆した『対位法とフーガ講座』は、ショパンやシューマン夫妻も用いたほどであった。今日さほど著名ではないものの、ケルビーニはベートーヴェンとそれに続く時代のあいだ ―ドビュッシーやラヴェルでさえ例外ではありません。― に生きた、音楽の覇者です。

シャルル10世の戴冠式のための荘厳ミサ曲

イタリアの作曲家ケルビーニ(1760~1842)は、当時としては時代遅れなくらいの王党派音楽家だった。ケルビーニは劇場での不運を嘆いて、徐々に宗教音楽に向かい出し、7つのミサ曲と2つのレクイエムの他、多数の小品を作曲した。これは王政復古したシャルル10世のためのミサ曲で、通常と違い全6章と、最後に静かな「宗教的行進曲」をもつ変わり種。近年ますます注目を浴びる合唱作品を、その音楽史上の重要性をアピールすることに情熱をそそぐムーティの演奏はまさに雄渾そのもの。世界初録音。

リッカルド・ムーティ(Riccardo Muti)は専制君主的なマッチョのイメージがあるが、楽団の美点を十分に発揮させているのが好ましい。このオーケストラの持つ弦の柔らかさと緻密なアンサンブル、マイルドな金管といった個性はヘルベルト・フォン・カラヤン以来の特徴でしたが、ムーティは在任期間、それらに磨きをかけ、さらに敏感なまでのリズム感と強靭なカンタービレを持ち込んで素晴らしい成果を残した。それはオットー・クレンペラー亡き後にムーティを後任として選出した、当時のニューが付いていた頃のフィルハーモニア管弦楽団が、歌心あふれる演奏を取り戻す、思えば極めて大胆な決断を行ったものです。録音時35歳のムーティの熱血かつ、情熱と表現意欲に富んだオーケストラが見事。イギリスのオーケストラとは思えない、強靭なカンタービレと歌をニューが付いていたころのフィルハーモニア管から引き出してます。名門、フィルハーモニア管は当時は低迷期だったと言われるが、本盤では優れたパフォーマンスを示している。

なぜムーティがケルビーニにぞっこんなのか

現代の巨匠で、ケルビーニの蘇演にかけているのがナポリ生まれの熱血漢リッカルド・ムーティ。イタリア全土から集まった30歳以下の若者で構成され、3年間のみ在籍が認められるユースオーケストラを組織して、ルイージ・ケルビーニ管弦楽団と命名するほど。ムーティがフィルハーモニア管にいた頃から構想をあたためてきたというケルビーニ管の誕生は、自分のキャリアの中で得た知識を若い音楽家たちに伝えたいという、ムーティの意思と強い希望に着想を得たものである。「特に、幸運にも一緒に仕事をしてこれた素晴らしいオーケストラと」築いてきたキャリアの中で得たものを、伝えたいというムーティの意思と希望である。1760年9月フィレンツェに生まれたケルビーニ(1760〜1842)の近年ますます注目を浴びる合唱作品を、ガブリエレ・フェッロの同志と共に、その音楽史上の重要性をアピールすることに情熱を注ぐムーティの思いをしっかり汲んだ、オーケストラの鉄壁なアンサンブルにもご注目。この曲を指揮するムーティやフィルハーモニア管弦楽団・合唱団は、この曲の長所を如何なく引き出す事に成功している。


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プロダクト・ディテール(ヴィンテージ盤)

  1. 演奏者
    フィルハーモニア管弦楽団合唱団
  2. オーケストラ
    フィルハーモニア管弦楽団
  3. 指揮者
    リッカルド・ムーティ
  4. 作曲家
    ルイジ・ケルビーニ
  5. 曲目
    シャルル10世の戴冠式のための荘厳ミサ曲 ヘ長調
  6. 録音年月日
    1984年7月3〜5&8日
  7. 録音場所
    ロンドン、アビーロード第1スタジオ
  8. レーベル
    VSM
  9. レコード番号
    2702 831
  10. 録音種別
    STEREO
  11. 製盤国
    FR(フランス)盤
  12. レーベル世代
    LARGE DOG IN SEMI-CIRCLE" WITH BLACK LETTERING
  13. レコード盤重量
    120㌘.
  14. 製盤年
    1985.

ショップ・インフォメーション(このヴィンテージ盤はショップサイトの扱いがあります。)

  1. 品番
    17142
  2. 盤コンディション
    EX
  3. ジャケットコンディション
    EX
  4. 価格
    1,760円(税込)
  5. 商品リンク
    https://recordsound.jp/index.php?dispatch=products.view&product_id=19410
  6. ショップ名
    Decca EMI DGG 初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」
  7. ショップ所在地
    〒706-0224 岡山県玉野市八浜町大崎430-12
  8. ショップアナウンス
    当店は、主に1950年代~1970年代に欧米で発売された中古レコードを取り扱っております。
    当店で取扱っているLPレコードは、専任のスタッフが全て洗浄・グレーディングを行なっております。商品にならない盤はご提供致しておりませんので安心くださいませ。
CDの購入はアマゾンからできます。
Masses for Royal Ceremonies
Lpo
EMI Classics France
2003-06-24


Verdi:Requiem:Cherubini:Requie
Muti:Bpo
Emd/EMI Classics
1996-09-10


Cherubini: Messa Solenne in Dm
Muti
EMI Classics
2001-07-28


Masses/Overtures/Motets..
Cherubini, L.
Warner Classics
2010-08-09


Missa Solemnis in E / Motets
EMI Classics
2007-06-26


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品番17142
商品名リッカルド・ムーティ ケルビーニ・メサ VSM 2702 831
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