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GB EMI ASD2732 ヘルベルト・フォン・カラヤン モーツァルト・交響曲40番/41番「ジュピター」

モノクロ切手ラベル
レコードの申し子、ヘルベルト・フォン・カラヤンのモーツァルト演奏のスタイルは変化することはなかった。カラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のモーツァルトで、交響曲40番ト短調と41番ハ長調《ジュピター》は二種類あるが、引き締まったモーツァルトを聞きたいか、ゴージャスで華やかなサウンドを楽しみたいか。好みで選んで聞くのが良いが、名手の揃ったベルリン・フィルの木管楽器を楽しむにはEMI盤が勝る。録音場所はイエス・キリスト教会で、1970年9月に行なわれた。この時期、カラヤンとベルリン・フィルのコンビはイギリスEMIと、ドイツ・グラモフォンで旺盛に録音を行った。これの5年後の録音場所は、ベルリン・フィルハーモニーに移って精悍なモーツァルトを聞かせている。こちらが一般的にはカラヤンのモーツァルトだろう。
カラヤンの演奏するモーツァルトには『人間的』で『深い』『モーツァルトの本質に近い』音楽が鳴っていた、と回想しているミシェル・グロッツの手による録音。グロッツはカラヤンがモーツァルトを演奏するときの姿勢は、既に『別の世界』に属していて、『第三の目』から見た、つまり『哲学』『知恵』『人間性』の見地に立った音楽であると、ギュンター・ブレーストとの会話の中で絶賛している。

プロダクト・ディテール(オリジナル盤)

  1. オーケストラ
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  2. 指揮者
    ヘルベルト・フォン・カラヤン
  3. 作曲家
    ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
  4. 曲目
    交響曲40番、41番「ジュピター」
  5. 録音年月日
    1970年9月
  6. 録音場所
    ベルリン、イエス・キリスト教会
  7. 録音チーム
    プロデューサー:ミシェル・グロッツ&エンジニア:ヴォルフガング・ギューリヒ
  8. レーベル
    EMI
  9. レコード番号
    ASD2732
  10. 録音種別
    STEREO
  11. 製盤国
    GB(イギリス)盤
  12. レーベル世代
    W&B STAMP DOG" WITH BLACK LETTERING
  13. 製盤年
    1971
  14. レコード盤重量
    110㌘
  15. Stamper
    4/3
  1. ヘルベルト・フォン・カラヤン モーツァルト・交響曲40番/41番「ジュピター」 EMI ASD2732
  2. ASD2732
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