一連の音響の眼に見えるような立体感!
名曲、名演、名録音を満喫。
スイス・ロマンド管弦楽団の艶やかで流れるような演奏にはアンセルメの手足のように意志が宿り、ロシア物に対する絶大な自信を感じるストラヴィンスキーの4大バレエ音楽のセット。「春の祭典」、「妖精の接吻」、「火の鳥」、「ペトルーシュカ」何れもSXLシリーズで単独発売されたオリジナルはDECCAのステレオ初期を代表する名演・名録音です。
エルネスト・アンセルメ スイス・ロマンド管弦楽団 ストラヴィンスキー バレエ音楽集 GB DECCA GOS540-2
- Record Karte
- Ace of Diamonds Grooved EW2, リーフレット付属.
- STEREO 3枚組 (140/150/140㌘), Release 1967, Stamper 3L/3L 2L/2L 4E/2E。
DECCA黄金期を代表する名盤 ―
「春の祭典」、「妖精の接吻」、「火の鳥」、「ペトルーシュカ」を3枚に収めたボックスセットです。再発盤では音質に定評のあるAce of Diamondsシリーズ。いずれの曲もSXLシリーズで単独発売されたオリジナル盤はDECCAのステレオ初期を代表する名演・名録音です。
20世紀初頭、音楽史上名高いスキャンダルを巻き起こした『春の祭典』も今ではベートーヴェンの『運命』と並ぶクラシックの定番。バーバリズムが魅力の『春の祭典』に対し『ペトルーシュカ』は人間の魂を持った人形の悲しい物語。いずれもロシア・バレエ団の主催者セルゲイ・ディアギレフの委嘱作です。
作曲家直伝の名盤。一地方の田舎者エルネスト・アンセルメが、第一次世界大戦中、スイスに亡命中のイーゴリ・ストラビンスキーと出逢い、これが縁となってロシア音楽をライフワークとして取り組むようになった事からかアンセルメ&スイス・ロマンドはロシア音楽では定評がある。ハッキリ言って上手い。作曲家の意図するニュアンスの表現は抜群である。繰り返し聴いても、聴き返す度に何かを発見させてくれます。ストラビンスキーが違う国に亡命していたら、この名演は幻と消えていたことでしょう。
作曲者ストラヴィンスキーやディアギレフと親しい間柄だったアンセルメによる歴史的名演奏です。時代を超えて何度も再発売されてきた名盤中の名盤。その立体的な音響世界と鮮烈な音の飛び散る様は、デッカのアンセルメでしか体験できません。アンセルメの「ペトルーシュカ」は、ホール・ステージの全体像を立体として再現することにこれ以上なく成功している。一連の音響の眼に見えるような立体感と胸に突き刺さるような美しさにおいて、デッカのアンセルメほどライブ・パフォーマンスに迫った録音はひとつも存在しない。
戦争兵器の技術がもたらした音楽の快楽。
― 世界大戦への気配の最中、潜水艦ソナーのために開発された〝Hi-Fiサウンド〟はレコード・マニアに大いに喜ばれ「ステレオはロンドン」というイメージを決定づけた。
ステレオ録音黎明期1958年から、FFSS(Full Frequency Stereophonic Sound)と呼ばれる先進技術を武器にアナログ盤時代の高音質録音の代名詞的存在として君臨しつづけた英国DECCAレーベル。第2次世界大戦勃発直後の1941年頃に潜水艦ソナー開発の一翼を担い、その際に、潜水艦の音を聞き分ける目的として開発された技術が、当時としては画期的な高音質録音方式として貢献して、レコード好きを増やした。
英DECCAは、1941年頃に開発した高音質録音ffrrの技術を用いて、1945年には高音質SPレコードを、1949年には高音質LPレコードを発表した。1945年には高域周波数特性を12KHzまで伸ばしたffrr仕様のSPレコード盤を発売し、1950年6月には、ffrr仕様の初のLPレコード盤を発売する。
特にLPレコード時代には、この仕様のLPレコードの音質の素晴らしさは他のLPレコードと比べて群を抜く程素晴らしく、その高音質の素晴らしさはあっという間に、当時のハイファイ・マニアやレコード・マニアに大いに喜ばれ、「英デッカ=ロンドンのffrrレコードは音がいい」と定着させた。
日本では、1954年1月にキングレコードから初めて、ffrr仕様のLPレコード盤が発売された。その後、1950年頃から、欧米ではテープによるステレオ録音熱が高まり、英DECCAはLP・EPにて一本溝のステレオレコードを制作、発売するプロジェクトをエンジニア、アーサー・ハディーが1952年頃から立ち上げ、1953年にはロイ・ウォーレスがディスク・カッターを使った同社初のステレオ実験録音をマントヴァーニ楽団のレコーディングで試み、1954年にはテープによるステレオの実用化試験録音を開始。この時にスタジオにセッティングされたのが、エルネスト・アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団の演奏によるリムスキー=コルサコフの交響曲第2番「アンタール」。その第1楽章のリハーサルにてステレオの試験録音を行う。アンセルメがそのプレイバックを聞き、「文句なし。まるで自分が指揮台に立っているようだ。」の一声で、5月13日の実用化試験録音の開始が決定する。この日から行われた同ホールでの録音セッションは、最低でもLPレコード3枚分の録音が同月28日まで続いた。
繰り返し再生をしてもノイズのないレコードはステレオへ。
1958年にヨーロッパや米RIAAのステレオ・レコードの規格として45/45方式を採用したのを期に、DECCAは自社で開発したV/L方式を断念し、ステレオ・レコードの標準規格となった45/45方式による同社初のステレオ・レコードを7月には、発売。
その際に、高音質ステレオ録音レコードのネーミングとしてFFSSが使われた。ffrr技術を受け継いだffss(Full Frequency Stereophonic Sound, 全周波数立体音響)を発表。以来、数多くの優秀なステレオ録音のレコードを発売。そのハイファイ録音にステレオ感が加わり、「ステレオはロンドン」というイメージを決定づけた。Hi-Fiレコードの名盤が多い。
録音自体は早く1955年7月、世界初のステレオによるワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」全4部作を録音を皮切りに、米RCAビクターへの録音をステレオで開始してLiving Stereoシリーズは大成功する。
レコードのステレオ録音は、英国DECCAが先頭を走っていた。1958年より始まったステレオ・レコードのカッティングは、世界初のハーフ・スピードカッティング。この技術は1968年ノイマンSX-68を導入するまで続けられた。
英DECCAは、1941年頃に開発した高音質録音ffrrの技術を用いて、1945年には高音質SPレコードを、1949年には高音質LPレコードを発表した。1945年には高域周波数特性を12KHzまで伸ばしたffrr仕様のSPレコード盤を発売し、1950年6月には、ffrr仕様の初のLPレコード盤を発売する。
特にLPレコード時代には、この仕様のLPレコードの音質の素晴らしさは他のLPレコードと比べて群を抜く程素晴らしく、その高音質の素晴らしさはあっという間に、当時のハイファイ・マニアやレコード・マニアに大いに喜ばれ、「英デッカ=ロンドンのffrrレコードは音がいい」と定着させた。
日本では、1954年1月にキングレコードから初めて、ffrr仕様のLPレコード盤が発売された。その後、1950年頃から、欧米ではテープによるステレオ録音熱が高まり、英DECCAはLP・EPにて一本溝のステレオレコードを制作、発売するプロジェクトをエンジニア、アーサー・ハディーが1952年頃から立ち上げ、1953年にはロイ・ウォーレスがディスク・カッターを使った同社初のステレオ実験録音をマントヴァーニ楽団のレコーディングで試み、1954年にはテープによるステレオの実用化試験録音を開始。この時にスタジオにセッティングされたのが、エルネスト・アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団の演奏によるリムスキー=コルサコフの交響曲第2番「アンタール」。その第1楽章のリハーサルにてステレオの試験録音を行う。アンセルメがそのプレイバックを聞き、「文句なし。まるで自分が指揮台に立っているようだ。」の一声で、5月13日の実用化試験録音の開始が決定する。この日から行われた同ホールでの録音セッションは、最低でもLPレコード3枚分の録音が同月28日まで続いた。
繰り返し再生をしてもノイズのないレコードはステレオへ。
1958年にヨーロッパや米RIAAのステレオ・レコードの規格として45/45方式を採用したのを期に、DECCAは自社で開発したV/L方式を断念し、ステレオ・レコードの標準規格となった45/45方式による同社初のステレオ・レコードを7月には、発売。
その際に、高音質ステレオ録音レコードのネーミングとしてFFSSが使われた。ffrr技術を受け継いだffss(Full Frequency Stereophonic Sound, 全周波数立体音響)を発表。以来、数多くの優秀なステレオ録音のレコードを発売。そのハイファイ録音にステレオ感が加わり、「ステレオはロンドン」というイメージを決定づけた。Hi-Fiレコードの名盤が多い。
録音自体は早く1955年7月、世界初のステレオによるワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」全4部作を録音を皮切りに、米RCAビクターへの録音をステレオで開始してLiving Stereoシリーズは大成功する。
レコードのステレオ録音は、英国DECCAが先頭を走っていた。1958年より始まったステレオ・レコードのカッティングは、世界初のハーフ・スピードカッティング。この技術は1968年ノイマンSX-68を導入するまで続けられた。
プロダクト・ディテール(オリジナル盤)
- オーケストラスイス・ロマンド管弦楽団
- 指揮者エルネスト・アンセルメ
- 作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキー
- タイトルアンセルメ ストラヴィンスキー・バレエ音楽集 DECCA GOS540-2
- レーベルDECCA
- レコード番号GOS540-2
- 録音種別STEREO
- 製盤国GB(イギリス)盤
- レーベル世代Ace of Diamonds Grooved EW2
- カルテ(管弦楽曲)STEREO 3枚組 (140/150/140㌘), Release 1967, Stamper 3L/3L 2L/2L 4E/2E。
ショップ・インフォメーション(このオリジナル盤はショップサイトの扱いがあります。)
- 品番22895
- 盤コンディションEX+
- ジャケットコンディションEX-
- 価格8,800円(税込)
- 商品リンクhttps://recordsound.jp/index.php?dispatch=products.view&product_id=24407
- ショップ名Decca EMI DGG 初期盤・クラシックレコード専門店「RECORD SOUND」
- ショップ所在地〒706-0224 岡山県玉野市八浜町大崎430-12
- ショップアナウンス当店は、主に1950年代~1970年代に欧米で発売された中古レコードを取り扱っております。
当店で取扱っているLPレコードは、専任のスタッフが全て洗浄・グレーディングを行なっております。商品にならない盤はご提供致しておりませんので安心くださいませ。
CDはアマゾンで購入できます。
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