ピアノ音楽の新たな扉を開いたカプースチン。クラシック音楽をジャズへと進化させた男。もはやジャズと言える。ビッグバンド編成で聴くピアノ協奏曲はインパクト大。

ウクライナ出身のロシアの作曲家・ニコライ・カプースチンが生まれた日(1937年)。2020年7月、訃報の知らせが飛び込むと世界中の音楽家・ファンから彼を偲ぶ声が相次いだ。ピアノを通じてクラシック音楽を学びながら、モスクワ音楽院在学中にジャズとクラシックの融合した音楽を書き始めて以降、ピアノ作品《8つの演奏会用エチュード》に代表されるように、独自のスタイルを確立し不動のものとした。1950年代初頭には、ジャズ五重奏団を結成し、モスクワのレストラン「ナショナル」で毎月演奏していた。自作のピアノ協奏曲第2番の独奏者として演奏もしている。自作自演の録音多数。1977年~84年までは映画音楽オーケストラとともに活動した。オーケストラやビッグバンドとピアノを中心とした作品、ピアノ協奏曲6曲、あらゆる楽器編成の室内楽、そのほかピアノ曲を中心として多数の作品がある。 代表的なピアノ作品にはピアノソナタ20曲、「24の前奏曲とフーガ」など、作品番号は161を数える。まだ初演されていない曲も数多い。
ジャズの新鮮な響きを独自に加えたオリジナリティを感じる100年名盤セレクション
スウィングジャズからビバップ、ラテン、ロックなどに至るさまざまな語法やリズムを用い、さらに現代音楽の感性を取り込んで独自の書法に到達した。 この新しいピアニズムは他に類例を見ないものとして、多くの音楽ファンを獲得している。
カプースチン(ニコライ)
Digital MediaLab.,Inc.
2000-07-25
- もはやエチュードとも言えないが、魅力に満ちたエチュード集。リストの「演奏会用エチュード」を洒落たものだろう。サンバのリズム、スウィング・ジャズ、ジャズ・ロック…さらにもはやどのジャズとも似ていない独創的なキャラクターを持った8曲がそれぞれ素晴らしく、カプースチンのオリジナリティの片鱗がすでにこの曲集で顕れています。
- トッカーティナ
- パストラル
Steven Osborne
Hyperion (UK)
2000-06-13
- 日本国内のコンクールの課題曲になったことのある《ソナティナ》は、オクターヴ以内で弾ける、ハイドン風の作品だが、カプースチンらしいジャズのエッセンスも感じられる楽曲。
- ソナティナ Op.100
Roman Rofalski
Sony Classic
2018-11-02
- カプースチン特有のジャズ・ロックの軽快なリズムに乗って、終始ノリノリで明るく目まぐるしく展開するピアノ独奏曲。《トッカティーナ Op.36》は分かりやすく、一回聴けば誰でも虜にしてしまいます。可愛らしい曲想の表情とは裏腹に、演奏者には超絶技巧を求める作品です。これもカプースチンの特徴。
- トッカティーナ Op.36
Son, Yeol Eum
Onyx
2021-07-23
- ジャズのさまざまな要素がヴァリエーションとともに次々に現れます。無き節の表情も見せて、カプースチンのさまざまな魅力に満ちた作品とも言える。《変奏曲 Op.41》はクラシック音楽のピアノ独奏曲として今世紀最高、ジャズ・ピアノとしても名曲です。
- 変奏曲 Op.41
Kapustin, N.
Capriccio
2021-08-06
- ピアノコンチェルトは全部で6曲ありますが、スィングジャズから来ている金管楽器(ホーン楽器)を中心としてドラムやギターなどのリズム楽器、それにピアノが加わる形態の演奏。「オーケストラとピアノ」という発想ではなく、「ビッグバンドとピアノ」という発想から来ているから、ドラムが入っているのが特徴で、それだけでも斬新。ビッグバンド音楽の良さがピアノを引き立てるというパターンがすでに確立されています。
Runge, Eckart
Capriccio
2020-08-01
川上 昌裕
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
2018-08-26
- ソナタ第2番 Op.54
- 1985年あたりまで作曲された作品は、ほぼすべて旧ソ連の体制の中で文化省からの依頼で作曲しており、作品は長い間文化省が所持していたという背景もあり、カプースチンの作品がCDや楽譜で発売され世界各地で演奏されるようになったのは、1990年台後半から。現在のロシアのおかげです。
- サキソフォンを独奏とした室内楽曲や、チェロとピアノのデュオ作品、とカプースチンの作品にはあらゆるジャンルの21世紀らしい編成の作品が存在しますし、それぞれの曲は驚くほど違う内容を持っているのも特徴です。現在はもう世界中の音楽ファンがカプースチンの音楽を知っていますし、ライヴで演奏したり録音する演奏家も増えましたし、世界中のコンクールで弾かれるようになりました。カプースチンの音楽の独自性と素晴らしさは聴いた人から虜にしていくでしょうし、くり返し聴くことで聴く楽しさが深まる音楽です。
Callas, Maria
Warner Classics
2014-10-21
カラス(マリア)
EMIミュージックジャパン
2009-06-17
Paris National Opera Orchestra
EMI Classics
2004-04-12
ザッカリア(ニコラ)
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-12-24
エルキンス(マルグレータ)
ワーナーミュージック・ジャパン
2014-12-24
フルニエ(ピエール)
ユニバーサル ミュージック クラシック
2004-03-24
モントゥー(ピエール)
ユニバーサル ミュージック クラシック
2017-12-01
Pierre Monteux
RCA Red Seal
2014-12-02
モントゥー(ピエール)
BMG JAPAN
2003-04-23
Pierre Monteux
Red Seal
2018-04-27
ジュリーニ(カルロ・マリア)
ワーナーミュージック・ジャパン
2017-06-28
バトル(キャスリーン)
ユニバーサル ミュージック クラシック
2008-01-16
Vienna Philharmonic Orchestra
Deutsche Grammophon
2006-10-27
ニュー・フィルハーモニア合唱団
ワーナーミュージック・ジャパン
1998-06-24
Josef Krips
Decca
2000-06-13
ジノ・フランチェスカッティ
SMJ
2015-09-23
ジノ・フランチェスカッティ
SMJ
2014-12-17
オイストラフ(ダヴィッド)
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-11-04
Warner Classics
2013-01-07
ボスコフスキー(ヴィリー)
ユニバーサル ミュージック
2014-09-17
ボスコフスキー(ヴィリー)
ユニバーサル ミュージック
2014-09-17
ボスコフスキー(ヴィリー)
ユニバーサル ミュージック
2014-09-17
ボスコフスキー(ヴィリー)
ユニバーサル ミュージック
2014-09-17
ボスコフスキー(ヴィリー)
ユニバーサル ミュージック
2014-09-17
Kurtz, Efrem
Capitol
1996-05-21
ジノ・フランチェスカッティ
SMJ
2015-04-22
John Barbirolli
Warner Classics
2021-08-20
Barbirolli
EMI Classics
2002-07-27
Bruno Walter
Sony Classical
2024-11-22
シュタルケル(ヤーノシュ),藤原真理
日本コロムビア
2003-07-23
Starker, Janos
Denon Records
1993-03-29
Béla Kéler Society
2025-06-13
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
KING INTERNATIONAL
2020-11-20
メータ(ズービン)
ユニバーサル ミュージック クラシック
2012-10-31
ジャネット・ベイカー
ワーナーミュージック・ジャパン
2018-08-29
リヒター(カール),ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック
2008-06-25
オトマール・スウィトナー
キングレコード
2023-12-06
Vienna Philharmonic Orchestra
Dg Imports
1990-06-05
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