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通販レコード→GB NARROW BAND ED4, 130㌘重量盤, Release 1977, Stamper 1W/2W

激しい情熱を音で表現しきる、厳しいまでの緊張感の中で美しい音色も両立したプロコフィエフの名演奏。

キョンファらしい厳しいまでの緊張感の中で美しい音色も両立したプロコフィエフの名演奏、アンドレ・プレヴィンが音楽監督時代のロンドン交響楽団もさすがの完璧なオーケストレーションで絡み合います。地下鉄音で高名なキングズウェイ・ホールで名エンジニアのコーリン・マーフォートとジェームス・ロックが手掛けた優秀録音。オーディオファイル盤としても知られます。

現代世界最高のヴァイオリニストのひとりチョン・キョンファが1975年1月/10月にロンドンの地下鉄音で高名なキングズウェイ・ホールで行った録音セッション。ジェームス・マリンソン&コーリン・マーフォートとジェームス・ロックが監修。アナログレコードの絶頂期。録音秀逸なことから細かいニュアンスまで忠実に捉えています。
20世紀のロシアを代表する作曲家・プロコフィエフの2曲は彼独特のクールなリリシズムに満ちた傑作で、徹底的にリズミックなストラヴィンスキーの作品と好対照をなしている。「ヴァイオリン協奏曲第1番」は、それまでの尖った作風が良い意味でこなれてきており、抒情的な側面と野性味が混在したプロコフィエフらしい協奏曲。作曲時期がアメリカからヨーロッパに渡って才気煥発な時期だったことがうかがえる。
演奏の方は冒頭からその気迫の激しさに圧倒される。キョンファらしい厳しいまでの緊張感の中で美しい音色も両立したプロコフィエフの名演奏、アンドレ・プレヴィンが音楽監督時代のロンドン交響楽団もさすがの完璧なオーケストレーションで絡み合います。
12歳でジュリアード音楽院へ留学した天才少女チョン・キョンファ、20代後半のこの録音で完璧なテクニックと激しい情熱を音で表現しきる円熟の域に達しています。高度のテクニックと迸る情熱を見事に昇華させた比類のない音楽を作り上げてます。こうした情感の激しさ、強さというものはまさに女性ならではのものでは、とも云われる。
彼女の魅力は、技巧の趣くままに情熱的に切り込んだかと思えば、次の瞬間には滴り落ちるような見事な弱音を聴かせてくれるのです。その感情の切り替えの素晴らしさ、他の演奏者では聴き逃してしまいそうなちょっとしたフレーズも曲のツボかと思わせる視点が『女性ならでは』でしょう。
極めてヴォルテージの高い演奏で、プレヴィンの重厚にして華麗なサポートも聴き応えあります。
  • Record Karte
    • 録音 1975年1月/10月 キングスウェイ・ホール,ロンドン
    • エンジニア:ジェームス・マリンソン&コーリン・マーフォート
    • プロデューサー:ジェームス・ロック

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