通販レコード→GB ORANGE WITH SILVER LETTERING, MONO 150㌘重量盤
GB DECCA LXT5517 ジャン・マルティノン パリ音楽院管弦楽団 ベルリオーズ 序曲集
商品番号 34-19579
サン=サーンス、ビゼー、ドビュッシー、ラヴェルなどと並んで、ベルリオーズも、われわれ愛好家にとって、フランスの本場の香りを感じさせる一連の名録音だったのです。
瀟洒でエレガント。本盤は、ジャン・マルティノンが残した録音の中でもひときわ高く評価されているレコード盤だと思います。色彩設定と音響造型にみせる鋭敏なセンスといい、あらゆるフレーズに注入された絶妙なニュアンスといい、その目ざましい魅力はいまだに失われていません。残響を効果的に収めた録音も非常に雰囲気豊か。フランス人でなければ、出せないコクが滲み出ています。本盤ベルリオーズやマスネーやマイヤベーアの音楽は、絶対にフランス人が振らなければ、駄目だとハッキリ認識致しました。マルティノン面目躍如の名録音盤。個人的にはこうした色彩豊かなフランスものの録音はハッとするほど良くなければ退屈で聴く気がしませんが、本盤はもすぐ聴きたくなるような魅力盤。個人的には、数ある名録音の中でもベスト盤としてお勧め出来ます。
収録曲:ハンガリー行進曲、序曲/ローマの謝肉祭、ベアトリスとベネディクト、ベンヴェヌート・チェッリーニ、海賊。
本盤は1958年頃までのプレスで、オレンジ地に銀文字の『内溝』タイプ。耳マークがあります。音場型のステレオ盤に比べてモノラルは音像型。総じてモノラル盤の音質はステレオ盤より中低音域が厚く、コシがあるので同じ演奏のステレオ盤より明らかに好ましいものも少なくない良い音です。また、こうしたモノラル盤は単にモノーラルになっているだけではなく、ステレオ盤とは別にセッション録音したのがあります。モノーラル盤はステレオ盤より力感があり、そこはブルーノートのモノラル盤と共通していますが奥行きでオーケストラの存在感を出している点で、わたしはオレンジラベル盤が好きです。
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