通販レコード→US BLACK WITH SILVER LETTERING, 3枚組[ロングカートン]
今年もグレン・ミラー・オーケストラがやってくる。1944年のミラー没後も、音楽家たちに継承されているスタイルのオリジナル・パフォーマンスの演奏と録音で。
〝栄光の再発見〟 ― 誰もが耳にしたことのある数々の名曲。題名は知らなくても、聞いてみたら知ってる!そんな名曲が多数。ザ・グレン・ミラー・オーケストラは1938年に〝スウィングの王様〟グレン・ミラーが結成。2018年に結成80周年を迎えた。野暮でしょうがここでおさらいしておきますと、グレン・ミラーはアメリカのジャズ・ミュージシャン。名トロンボーン奏者として、1930年代後半のジャズシーンに旋風を巻き起こし、ベニー・グッドマンらと共に〝スウィングの王様〟と称される。1930年代後半から1940年代にかけて流行したスウィング・ジャズは、やがてビ・バップを誘導して、アドリブやソロが特徴となっていくジャズのなかでは珍しく、アンサンブルに重点が置かれるのが特徴。ダンス・ミュージックとしても愛されていた。
楽団結成にあたり、ミラーは2つの新しい挑戦をした。1つは5サックス、4トランペット、4トロンボーン、3リズムという、現在もビッグバンドの定番編成とされるこの「編成」。そしてもう1つはサックスセクションをクラリネットがリードする「演奏手法」。この編成と演奏手法の新しさが評判となり爆発的な人気を得た。
楽団のレパートリーは700曲以上。代表曲「イン・ザ・ムード」「ムーンライト・セレナーデ」「茶色の小瓶」「アメリカン・パトロール」などは、今でもCMや番組の挿入歌としてよく耳にする。数多くの楽曲がミリオンヒットを記録し、1944年のミラー没後も素晴らしい音楽家たちが彼の音楽とスタイルを継承し、今もなお日本だけでなく世界中のファンを魅了している。
本盤はグレン・ミラー楽団が1940年1月から1942年7月にかけて演奏したCBS放送プログラムです。当時の楽団は1939年5月にグレン・アイランドのカジノ出演、また続いてニューヨークのパラマウント劇場公演や、ペンシルバニア・ホテルに於けるチェスターフィールド提供の放送出演など、数多くのロングランを重ねて漸く人気最高に達した時でもあり、編曲陣も、ジェリー・グレイ、ビル・フィネガンなどが活躍して、華麗な効果を轟くなど、質量共に全く充実して最高に円熟していました。
内容は何れも懐かしい当時流行の佳曲ばかりから成っており、またそれにスウィートなダンス・ムードを加味している楽しい仕上がりで、〝栄光の再発見〟に相応しいこの楽団本来の姿を堪能できます。
今年は12月21日から、熊本城ホール公演を皮切りに「ザ・グレン・ミラー・オーケストラ・コンサート・ツアー2023 The Glenn Miller Orchestra concert tour 2023」(公式サイト)が各地で開かれる。この公演は数々の名曲を生んだミラーの意思を継いだオーケストラが、年に一度日本国内を回るすっかり恒例になったツアー。
楽団結成にあたり、ミラーは2つの新しい挑戦をした。1つは5サックス、4トランペット、4トロンボーン、3リズムという、現在もビッグバンドの定番編成とされるこの「編成」。そしてもう1つはサックスセクションをクラリネットがリードする「演奏手法」。この編成と演奏手法の新しさが評判となり爆発的な人気を得た。
楽団のレパートリーは700曲以上。代表曲「イン・ザ・ムード」「ムーンライト・セレナーデ」「茶色の小瓶」「アメリカン・パトロール」などは、今でもCMや番組の挿入歌としてよく耳にする。数多くの楽曲がミリオンヒットを記録し、1944年のミラー没後も素晴らしい音楽家たちが彼の音楽とスタイルを継承し、今もなお日本だけでなく世界中のファンを魅了している。
本盤はグレン・ミラー楽団が1940年1月から1942年7月にかけて演奏したCBS放送プログラムです。当時の楽団は1939年5月にグレン・アイランドのカジノ出演、また続いてニューヨークのパラマウント劇場公演や、ペンシルバニア・ホテルに於けるチェスターフィールド提供の放送出演など、数多くのロングランを重ねて漸く人気最高に達した時でもあり、編曲陣も、ジェリー・グレイ、ビル・フィネガンなどが活躍して、華麗な効果を轟くなど、質量共に全く充実して最高に円熟していました。
内容は何れも懐かしい当時流行の佳曲ばかりから成っており、またそれにスウィートなダンス・ムードを加味している楽しい仕上がりで、〝栄光の再発見〟に相応しいこの楽団本来の姿を堪能できます。
今年は12月21日から、熊本城ホール公演を皮切りに「ザ・グレン・ミラー・オーケストラ・コンサート・ツアー2023 The Glenn Miller Orchestra concert tour 2023」(公式サイト)が各地で開かれる。この公演は数々の名曲を生んだミラーの意思を継いだオーケストラが、年に一度日本国内を回るすっかり恒例になったツアー。
グレン・ミラーの音楽に対する情熱を引き継ぐ演奏、曲に合わせたアクション・ポージングなど圧巻のステージングに、ジャズファンでなくてもついつい体が踊り出すこと必至!
「イン・ザ・ムード」や「ムーンライト・セレナーデ」など誰もが一度は聞いたことのある名曲の数々…
その生みの親であるスウィングの王様グレン・ミラー。
是非とも今年のクリスマスシーズンは会場でこのパワフルなパフォーマンスときらびやかなサウンドを体感してください!
ハッピーホリデー!!
「イン・ザ・ムード」や「ムーンライト・セレナーデ」など誰もが一度は聞いたことのある名曲の数々…
その生みの親であるスウィングの王様グレン・ミラー。
是非とも今年のクリスマスシーズンは会場でこのパワフルなパフォーマンスときらびやかなサウンドを体感してください!
ハッピーホリデー!!
第二次世界大戦の勃発にともない1942年に陸軍航空軍に入隊、慰問楽団を率いて演奏にまわった。国内外ツアー他、米国慰問協会で演奏したグレン・ミラーは精力的に慰問演奏を続けていたが、大戦末期の1944年12月15日にイギリスからフランスへ慰問演奏に飛び立った後、乗っていた専用機(UC-64)がイギリス海峡上で消息を絶った。
ドイツへの爆撃から帰還する途中のイギリス空軍の爆撃機が上空で投棄した爆弾が乗機に当たり墜落したとか、イギリス軍機の誤射で撃墜されたというのは噂止まりだが、楽団リーダーとして多大の敬愛を集めたミラーが亡くなってから、2023年で79年が経過しますが、いまも今も楽団の音楽が盛んに演奏され、且つ愛好されているのは、喜ばしく偉大なる現象と云えましょう。
ドイツへの爆撃から帰還する途中のイギリス空軍の爆撃機が上空で投棄した爆弾が乗機に当たり墜落したとか、イギリス軍機の誤射で撃墜されたというのは噂止まりだが、楽団リーダーとして多大の敬愛を集めたミラーが亡くなってから、2023年で79年が経過しますが、いまも今も楽団の音楽が盛んに演奏され、且つ愛好されているのは、喜ばしく偉大なる現象と云えましょう。
勿論これは1954年初頭に封切られた映画「グレン・ミラー物語」の影響もありましょうが、本当はそれ以上に彼の描いたバンド・スタイルが、何時までもメカニックな新鮮美を失わずに、永遠の若さを保っていることも、その大きな理由です。
一般によく言われるグレン・ミラー・スタイルとは、彼の考案したクリアーな管楽器用法を指して云います。あのクラリネットのリードするサックス・セクションのユニークな唱わせ方や、トランペットとトロンボーンを別個のセクションに分離して、その対立的な用法を図ったこと、或いは低音によるダイナミックなユニゾン奏法や、プランジャーを有効に使った独特のブラス用法など、何れも彼の考案した優れた特性の一つですが、此処にもう一つ特記しておきたいのは、どんな曲に対しても決して無理なカラーの押しつけを行わずに、楽曲自体の持つメロディの美しさを十分に強調し、誰にも等しく楽しめるよう配慮したその巾の広い融通性こそ、彼のみが持つ立派な表現力と云えましょう。
いわば若いジャズ・ファンばかりを対照にしたホットな追究ではなくて、老若男女誰にも共通して楽しめるスウィンギーなダンス音楽であることを、この際特に強調しておきたいと思います。
一般によく言われるグレン・ミラー・スタイルとは、彼の考案したクリアーな管楽器用法を指して云います。あのクラリネットのリードするサックス・セクションのユニークな唱わせ方や、トランペットとトロンボーンを別個のセクションに分離して、その対立的な用法を図ったこと、或いは低音によるダイナミックなユニゾン奏法や、プランジャーを有効に使った独特のブラス用法など、何れも彼の考案した優れた特性の一つですが、此処にもう一つ特記しておきたいのは、どんな曲に対しても決して無理なカラーの押しつけを行わずに、楽曲自体の持つメロディの美しさを十分に強調し、誰にも等しく楽しめるよう配慮したその巾の広い融通性こそ、彼のみが持つ立派な表現力と云えましょう。
いわば若いジャズ・ファンばかりを対照にしたホットな追究ではなくて、老若男女誰にも共通して楽しめるスウィンギーなダンス音楽であることを、この際特に強調しておきたいと思います。
- Vocals – Band (tracks: F3c), Marion Hutton (tracks: A1, A2b, A4b, B2, B3b, D1, D3b, D4, E2c, E4b, F5), Ray Eberle (tracks: B5b, C2b, C4, D2, F2, F3b), Tex Beneke (tracks: A1, B2, B4, D1, D4, F5), The Modernaires (tracks: A1, B2, D2, D4, F2), 演奏:グレン・ミラー指揮、グレン・ミラー・オーケストラ
- 録音:1940年1月16日〜1942年7月14日
- 1959年発売。3枚組。
Glenn Miller And His Orchestra – For the very first time 50 never before released original performances by Glenn Miller and his Orchestra
- Side-A
- Blues In The Night, 夜のブルース – recorded December 18, 1941.
- Medley – recorded February 14, 1940.
- My Gal Sal
- You're A Lucky Guy
- When Summer Is Gone
- Wabash Blues
- Sweet And Low, スウィート・アンド・ロウ – recorded January 16, 1940.
- Medley – recorded February 7, 1940.
- I Never Knew
- Let's All Sing Together
- Thinking Of You
- Alice Blue Gown
- Hallelujah, ハレルヤ – recorded January 30, 1940.
- Side-B
- Sarong, サロン – recorded January 7, 1941.
- Nickel Serenade, ニッケル・セレナーデ – recorded November 26, 1941.
- Medley – recorded January 31, 1940.
- Whispering
- Ooh! What You Said
- Dipsy Doodle
- Birth Of The Blues
- Rockin' Chair, ロッキン・チェア – recorded April 17, 1941.
- Medley – recorded December 19, 1940.
- Sweet Leilani
- Yesterthoughts
- Smoke Rings
- Side-C
- T'aint No Use At All – recorded June 11, 1940.
- Medley – recorded July 10, 1940.
- Goodnight Sweetheart, グッドナイト・スウィートハート
- I'm Stepping Out With A Memory Tonight, 想い出の今宵
- When My Baby Smiles At Me, あのこが笑ってくれるとき
- The Blues Serenade, ブルース・セレナーデ
- Silver Threads Among The Gold – recorded January 23, 1940.
- A Love Song Hasn't Been Sung – recorded May 8, 1941.
- Medley – recorded May 30, 1940.
- Some Of These Days
- Memphis Blues
- Side-D
- Dig It (December 24, 1940)
- Walking By The River – recorded March 7, 1941.
- Medley – recorded March 13, 1940.
- When Irish Eyes Are Smiling
- Confucius Say
- Rose Room
- Wang Wang Blues
- One Dozen Roses – recorded July 14, 1942.
- Swing Low, Sweet Chariot スウィング・ロー、スウィート・チャリオット – recorded June 18, 1941.
- Side-E
- Conversation Piece – recorded May 28, 1940.
- Medley – recorded February 21, 1940.
- If I Had My Way
- All The Things You Are
- Oh, Johnny! Oh, Johnny! Oh
- Blue (And Brokenhearted)
- Blue Afterglow – recorded April 9, 1941.
- Medley – recorded February 28, 1940.
- If You Were The Only Girl In The World, ただ一人の恋人ならば
- Sweet Potato Piper, スウィート・ポテト・パイパー
- Song Of The Islands, 島の唄
- Bye Bye Blues, バイ・バイ・ブルース
- Solid As A Stonewall, Jackson – recorded March 25, 1941.
- Side-F
- Gabby Goose (April 10, 1941)
- I Hear A Rhapsody – recorded January 30, 1941.
- Medley – recorded January 30, 1940.
- I Cried For You, 君に泣く
- This Changing World, ディス・チェンジング・ワールド
- Marie, マリー
- Blue Skies, ブルー・スカイ
- Solitude, ソリチュード – recorded June 13, 1940.
- A-Tisket A-Tasket, ア・ティスケット・ア・タスケット – recorded August 28, 1940.
ナンバー解説
- 夜のブルース ― 1941年ハロルド・アーレン作曲、ジョニー・マーサー作詞の共作によるブルー・ムードの佳曲で、映画「ザンジハーヘの道」にも挿入され、またキャブ・キャロウェイやダイナ・ショアが唄って多大のヒットを遂げました。
- スウィート・アンド・ロウ ― 2ビートにのったスロー・バラードで、ダンスに相応しい甘美な編曲カラーによったもの。
- ハレルヤ ― 1927年ヴィンセント・ユーマンスがミュージカル「ヒット・ザ・ディック」に挿入して多大の好評を博した歌曲。
- サロン ― ジェリー・グレイの作編曲したミラー・スタイルの佳曲。ソフトなムードの内にテックス・ベネキーのテナー・サックスが奇麗なブレイクを挿入しています。
- ニッケル・セレナーデ ― このチームの得意とするスウィング・メドレーで、先ずモデネアースの合唱をバックにマリオン・ハットンがワン・コーラスを歌うと、次いでサミー・ケイ楽団やチャーリー・バーネット楽団の真似が行われ、またテックス・ベネキーの歌に続きます。
- ロッキン・チェア ― 原曲は1930年ホーギー・カーマイケルが女性歌手ミルドレッド・ベイリーのために作詞作曲したもので、内容は安楽椅子にはまってしまった様子を、ユーモラスに唄っています。
- グッドナイト・スウィートハート ― 1927年レイ・ノーブル、ジェームズ・キャンメル、レグ・コネリーの共作によるスウィートなお休みソング。
- 想い出の今宵 ― 1940年ハーブ・マギソン作詞、アリー・ウラベル作曲による美しいバラード。
- あの子が笑ってくれるとき ― 1920年ビル・マンロウが作曲し、テッド・ルイスがよく演奏して有名になった佳曲。
- ブルース・セレナーデ ― これも甘い哀愁をたたえた出色の佳曲で、何れも綺麗なアンサンブルが楽しめます。
- スウィング・ロー、スウィート・チャリオット ― 著名な黒人霊歌のスウィング化したもので、よくジャンプするリズムの内に、グルーミィなアンサンブル効果が十分に楽しめます。
- ただ一人の恋人ならば ― 1916年ナット・エイヤーの作曲によるスロー・ワルツのスウィング化で、メカニックな良いアンサンブル。
- スウィート・ポテト・パイパー ― マリオン・ハットンが唄う楽しいコミカル・ソング。
- 島の唄 ― ハワイのチャールス・キング作曲によるもので、1915年アメリカに紹介され、最も大ヒットした南国情緒豊かな歌。
- バイ・バイ・ブルース ― これも古くからよく唄われているセンチメンタルなスウィート・ソング。
- 君に泣く ― 1923年エーブ・ライマンの作曲した著名なスウィート・ソング。
- ディス・チェンジング・ワールド ― レイ・イーベルの歌う甘いソフトな佳曲。
- マリー ― 1928年アーヴィング・バーリンが作曲し、後トミー・ドーシィ楽団の演奏で大流行した佳曲。
- ブルー・スカイ ― これも1927年アーヴィング・バートンの作曲した著名なヒット・ソング。
- ソリチュード ― 1934年デューク・エリントン作曲による孤独の淋しさをうたったもの。おそらくエリントンの作った歌曲中で、最もよく知られているものの一つでしょう。
- ア・ティスケット・ア・タスケット ― エラ・フィッツジェラルドとアル・フェルドマンのコンビによって作曲されたコミカル・ソングで、古い童謡からヒントを得た1938年の大ヒット。
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