34-24340
通販レコード→JP LONDON最初期FFSS 輸入メタル使用盤 1W/2W最初期期スタンパー

JP LONDON SLC1685 アンセルメ・スイスロマンド管 チャイコフスキー オーケストラのための組曲第3番

商品番号 34-24340

事実上ルッジェーロ・リッチの技巧冴え渡るヴァイオリン協奏曲 初心者にも間違いなくオススメできる隠れた名曲 ― 地味な作品ですが、それだけに聴かせどころを心得て、何より品位のある音楽としている。

「どういうわけか知らないが、モーツァルトの数あるすばらしい作品のうち多くが、一般聴衆のみならず演奏家にさえ知られていない。『モーツァルティアーナ』というタイトルのもとに編曲をほどこしたこの組曲は、形式が簡素であるとはいえ、得がたい美しさに満ちたこれら珠玉のような作品が、より頻繁に演奏される新たなきっかけとなることを願ってつくられたものである」

木管と弦の絶妙なバランスとそこから浮かび上がってくる目眩く音色感を、実に繊細に扱っていたことに気づき、その芸術的成果の高さに改めて思いを巡らせているドビュッシーやラヴェルの管弦楽曲全集といったフランス近代の音楽に対するセンスの良さは、素晴らしいもので、響き、バランスに対するアンセルメの実に鋭い耳が、こういった複雑なオーケストレーションから鮮やかなサウンドを引き出しています。ストラビンスキーの「春の祭典」などは、木管の扱いの巧妙さでは、音楽史の中で最も素晴らしい作品の一つです。ラヴェルのオーケストレーションの秘密もそこにありますし、アンセルメが得意にした、リムスキー=コルサコフの「シェラザード」などのオーケストレーションの特色の多くの部分は木管にありと言っても過言ではないベートーヴェンやブラームスといった作品は、レコード会社の意向もあって、なかなか録音させてもらえなかったアンセルメとスイス・ロマンド管で楷書でやられた演奏は、フルトヴェングラー等の演奏とは対極に位置するもので、アンセルメにとった解釈が時代を先取りしすぎていたとも言える古典の録音としては、LP初期にモーツァルトの録音があったりして、決してスイス・ロマンド管にとって不慣れなレパートリーとは言えなかったアンセルメとスイス・ロマンド管のメンバーによる、モーツァルトの「十三管の為のセレナード」を聞くと、このオーケストラの響きの基本は木管楽器だったんだと、理解できます。

そして、エルネスト・アンセルメ。ジュネーヴのヴィクトリア・ホールのホールの響きの良さは、名ピアニストのバックハウスがわざわざベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集をヴィクトリア・ホールで録音したことでもわかります。録音の調整室が無く、調理室を録音用に使うという、大変使いにくいホールにも関わらず、バックハウスがぜひにと使ったこのホールは、スイス・ロマンド管弦楽団を育てました。1918年にエルネスト・アンセルメによって創設されたスイス・ロマンド管弦楽団は、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団とともにフル編成のオーケストラとしてはスイスを代表する歴史と評価を得ています。アンセルメはこのオーケストラを50年にわたって率い、彼自身の理想とするオーケストラを目指した。サン=サーンスやショーソンといった音楽もとても良い録音で、特にサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン」はベストセラーとなった名盤です。

第二次世界大戦勃発(ぼっぱつ)直前の1941年頃に潜水艦ソナー開発の一翼を担い、その際に、潜水艦の音を聞き分ける目的として開発され、当時としては画期的な高音質録音方式であった。1945年には高域周波数特性を 12KHz まで伸ばした ffrr( Full Frequency Range Recording 、全周波数帯域録音)仕様の SP 盤を発売し、1950年6月には、ffrr 仕様の初の LP 盤を発売する。特に LP 時代には、この仕様の LP レコードの音質の素晴らしさは他の LP と比べて群を抜く程素晴らしく、当時のハイファイ・マニアやレコード・マニアに大いに喜ばれ、「英デッカ=ロンドンの ffrr レコードは音がいい」と定着させた。LP 第1回発売には、J.S. バッハ作曲「ブランデンブルク協奏曲第4&6番」(LXT-2501、12インチ盤)、同作曲「管弦楽組曲第3番」(LX-3001、10インチ盤)があった。演奏はいずれも、カール・ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団によるものである。

本盤は、往年のまさに定盤中の定盤として一世を風靡した盤の日本国内初出盤。まだマスターテープが新鮮で状態で制作・録音された時代と同じ空気を感じられるのが初期盤収集の楽しみ。アナログ的で引き締まった密度のある音と音色で、楽音も豊か。情報量が多く、対旋律の細部に至るまで明瞭に浮かび上がってくる。高域は空間が広く、光彩ある音色。低域は重厚で厚みがある。オーケストレーションが立体的に浮かび上がる。 モノクロではなくこんなにカラフルで立体的。1960年前半発売盤としては奇跡的に黒々してニアミントに近いが60年以上前の盤勘案して頂けたら幸いです。是非英国オリジナル盤所有する方、比較試聴して頂きたい。英国オリジナル盤とまでいかなくとも、まだテープの経年劣化が少なく最近の再発盤よりはオリジナル盤に近いと。レコードは磁気テープと違い経年変化や劣化は無く、無傷であれば当時の音が其の儘楽しめる長所有り、「低評価に放置されていた国内最初期盤」に「こんな良い音刻まれていたのか!!!」と吃驚すると思います。

  • Record Karte
  • 1966年12月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホールでの、プロデューサー:ジョン・モードラー、エンジニア:ジェイムズ・ロックによるセッション・ステレオ録音。
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商品名JP LONDON SLC1685 アンセルメ・スイスロマンド管 チャイコフスキー オーケストラのための組曲第3番