IT MELODRAM MEL044 ショルティ&グリュンマー&ケート&フリック[ モーツァルト・魔笛
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IT MELODRAM MEL044 ショルティ&グリュンマー&ケート&フリック モーツァルト・魔笛

商品番号 34-19864
ショルティにとって、ここ一番の『魔笛』。 ― 幕開けからドタバタしている。しかし、臨場感が好きな人にはまずお勧めできる。モーツァルトは楽しいぞ、みんな楽しんでくれ!と言わんばかりのキャストの熱演。最初こそ音質に違和感を感じるが、モノラル録音にもかかわらず、不思議な遠近感が生じて来て、聴き進めるうち気にならなくなる。サー・ゲオルグ・ショルティはエーリヒ・クライバーのベートーヴェンの交響曲第5番の演奏によって指揮に目覚め、それを内に秘めつつ、ナチの台頭によって国を追われ、終戦後また音楽活動を再開し世界的指揮者にまで昇り詰めるというドラマチックな生涯を、あちこちで追われて流れてきた東方の王子タミーノの出世物語である『魔笛』に重ねる思いがあったのではないか。1955年のザルツブルグ音楽祭で、ショルティは「魔笛」を振っています。本来はヴィルヘルム・フルトヴェングラーが振る予定だったんですが 、前年に亡くなってしまったので、ショルティが振ることになりました。何故ショルティにお鉢が回ったのかは、フルトヴェングラーが代役として指名した、ということになっていますが。ヘルベルト・フォン・カラヤンのブラームスに類する、ショルティの魔笛。勝負パンツのようなレパートリーだ。
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全世界中で愛されているモーツァルトのオペラ「魔笛」。無邪気でメルヘンチックな外観の中に、複雑な内容を秘めていることでも知られています。大蛇に追われて逃げてくる王子タミーノ。彼を助けるためにひと肌脱ぐパパゲーノ(ちょっと頼りない)。悪魔ザラストロに娘をさらわれたと訴える〝夜の女王〟とその娘パミーナ。パパゲーノの思い人パパゲーナ。主な登場人物はこの6人。そして大切な小道具「魔法の笛」と「魔法の鈴」。物語のカギを握る3人の侍女と3人の童子。最初は、ザラストロが悪人で、夜の女王は被害者なのですが、いつのまにか夜の女王が悪になり、ザラストロは善意の人となり、タミーノは試練の儀式を受けることになるのです。初めて見聞きするオペラとして最適と言われているモーツァルト(1756〜1791)の「魔笛」。確かに音楽は素晴らしいし、登場人物の描写も素晴らしいのですが、何となくもやもやするのは、この決して「勧善懲悪」ではない物語にも原因があるのではないでしょうか?ただし、これには深いわけがあり、この物語の根底にはあの秘密結社フリーメイソンの基本教義が隠されているのです。3という数字もシンボルの一つ。作品の中にもしばしばフリーメイソンを暗示させるものが含まれており、最近までは「モーツァルトはフリーメイソンに暗殺された」という都市伝説さえもがあったとされています。色々な思惑に彩られた作品ですが、最上のものであることは疑う余地がありません。
ドイツのテノールのエルンスト・コツーブ(Ernst Kozub)は、1924年1月12日に生まれました。コツーブは病気がちな人だったらしく、1971年1月6日に46歳の若さで亡くなりました。本盤モーツァルトの歌劇「魔笛」のタミーノ役を歌っています。コツーブが残した録音は少ないですが、セッション録音ではワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」のメロート役(サー・ゲオルグ・ショルティ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。1960年録音)とワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」のエリック役(オットー・クレンペラー指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団。1968年録音)くらいでしょうか。ショルティ指揮、ウィーン・フィルによるワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」の歴史的録音(1958〜65年録音)をイギリス・デッカでプロデュースしたジョン・カルショウは、その回想録「指環~プロデューサーの手記」の中で、自分たちが探し出した「私たちのジークフリート」が怠惰で不勉強なために、土壇場になってベテランのヴォルフガング・ヴィントガッセンに交替せざるを得なかった顛末を書き記しています。手記の中では「私たちのジークフリート」の実名は伏せられていますが、この人物が実はコツーブであったことが後年明らかになっています。
43歳のショルティ若き日のモーツァルトの歌劇『魔笛』です。伝説の指揮者、ゲオルク・ショルティ(1912-1997)。彼の指揮は常にエネルギッシュであり、とにかく楽器が歌い、オーケストラの持つ機動力が最大限に発揮されることで知られています。常に正確なリズム、明晰でバランスのよい響きは時として「人間味を欠く」と評価されることもありますが、決して情に流されることのない的確な音造りは、21世紀に生きる現代人にも極めて受け入れやすいものと言えるのではないでしょうか?彼は1946年から1952年までバイエルン国立歌劇場の音楽監督を務めており、この歌劇場の発展に寄与したことでも知られています。もちろんミュンヘンでも頻繁に演奏しており、活動の場をシカゴの中心に移した後でも、定期的にこの地を訪れて素晴らしい演奏をしていました。ショルティがフランクフルト市立歌劇場の音楽監督を務めていた時代の放送用録音。ショルティはこのオペラを得意としており、レコーディングも2回行い、とりわけ第1回録音は不朽の名盤として知られています。グリュンマー、ケート、フリックなどの名歌手との組合せが聴きどころです。ゴットロープ・フリック(ザラストロ)、エリカ・ケート(夜の女王)、エリーザベト・グリュンマー(パミーナ王女)、エルンスト・コツープ(タミーの王子)、ギュンター・アンブロジウス(パパゲーノ)、ハンニー・シュテフェク(パパゲーナ)、ウィリー・ウォルフ(声)、ウィリー・ホフマン(モノスタトス)、ゲオルグ・ショルティ指揮ヘッセン放送交響楽団、ヘッセン放送合唱団。1955年6月ドイツ、フランクフルトでのモノラル・ライヴ録音。1981年初発、3枚組。

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