通販レコード→パープル・スタンプ・ドッグ盤
GB EMI HQS1251 アドニ ショパン・ピアノ練習曲集
商品番号 34-11906
ポリーニがショパン・コンクールで優勝後、EMIに一時期録音しただけで姿をくらました。数年後にドイツ・グラモフォンで再登場してくるわけですが、その間、EMIレーベルでショパン演奏を盛んだったピアニストが居た。お馴染みのミシェル・ベロフとジャン=フィリップ・コラールのディオ・ピアノ録音を筆頭に、クリスティーナ・オルティズといった、1970年代の EMI は、若手ヴァイオリニストやピアニストの紹介に熱心だった。特にピアニストは鬼才として名前の残る演奏家が多い。現在も老ピアニストが活躍しているドイツ・グラモフォンのピアニストたちと比べると面白い傾向だ。ダニエル・アドニも録音が盛んだった。昨今クラシック・ソムリエや音楽CD検定が盛んだ、その設問に「32歳でコンサート活動をやめ、レコーディングに専念し、LP90枚以上を録音。メディアを活用し、録音芸術に新時代を開いたカナダ出身の鬼才ピアニストといえば?」と有る。もちろん、グレン・グールドですが、選択肢に「A.グレン・グールド、B.ダニエル・アドニ、C.サンソン・フランソワ、D.ディヌ・リパッティ」と名前が上がっているほど。1951年12月6日イスラエル生まれのユダヤ人ピアニスト。12歳でデビューして、ヴラド・ペルルミュテールに師事している。これまでに世界各地で演奏活動を行い、世界の主要な指揮者やオーケストラと共演してきた。来日して後進の指導には熱心だが、メジャーレーベルにレコーディングしていたのはこの時期だけのようだ。EMI レーベルのピアノ録音では要所要所に彼の録音が目に留まる。「ショパンのピアノ名曲集」に欠かせぬだけに、ショパンの録音もひと通り残された。ほかにメンデルスゾーンの無言歌集のアルバムは定評のあったものです。ダニエル・アドニの特色は全体的に、ゆったりと旋律を歌わせていて情感のこもった演奏です。程無く、ポリーニがドイツ・グラモフォンで人気となり、マルタ・アルゲリッチも登場。ダニエル・アドニはレコーディングから遠のいていった。
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