34-19367
通販レコード→ED4盤

GB DECCA SXL6773 チョン・キョンファ プロコフィエフ・ヴァイオリン協奏曲

商品番号 34-19367
現代世界最高のヴァイオリニストのひとりチョン・キョンファが1975年1月/10月にロンドンの地下鉄音で高名なキングズウェイ・ホールで行った録音セッション。ジェームス・マリンソン&コーリン・マーフォートとジェームス・ロックが監修。アナログレコードの絶頂期。録音秀逸なことから細かいニュアンスまで忠実に捉えています。高度のテクニックと迸る情熱を見事に昇華させた比類のない音楽を作り上げてます。極めてヴォルテージの高い演奏で、プレヴィンの重厚にして華麗なサポートも聴き応えあります。演奏の方は冒頭からその気迫の激しさに圧倒される。こうした情感の激しさ、強さというものはまさに女性ならではのものでは、とも云われる。彼女の魅力は、技巧の趣くままに情熱的に切り込んだかと思えば、次の瞬間には滴り落ちるような見事な弱音を聴かせてくれるのです。その感情の切り替えの素晴らしさ、他の演奏者では聴き逃してしまいそうなちょっとしたフレーズも曲のツボかと思わせる視点が『女性ならでは』でしょう。20世紀のロシアを代表する作曲家・プロコフィエフの2曲は彼独特のクールなリリシズムに満ちた傑作で、徹底的にリズミックなストラヴィンスキーの作品と好対照をなしている。「ヴァイオリン協奏曲第1番」は、それまでの尖った作風が良い意味でこなれてきており、抒情的な側面と野性味が混在したプロコフィエフらしい協奏曲。作曲時期がアメリカからヨーロッパに渡って才気煥発な時期だったことがうかがえる。

商品名GB DECCA SXL6773 チョン・キョンファ プロコフィエフ・ヴァイオリン協奏曲
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