通販レコード→英ダーク・ブラウン金文字バイロイト盤
GB DECCA LXT2880-4 カイルベルト ワーグナー・ローエングリン
商品番号 34-11253
《純ドイツ風の“オペラ・ハウスのたたき上げ”というべき個性で絶大な信頼を集めていた魅力の名演。 ― 目にまぶしい『バイロイト金ラヴェル』コレクター垂涎のセット。》ワーグナーの《ニーベルングの指環》全曲ステレオ録音は、英デッカ・カルショーのショルティ盤だと長い間、誰もが信じて疑いませんでした。しかし、それに先立つこと1955年既にステレオ全曲収録した男が居ました。もっともライブ録音ですが、聴衆から絶大な信頼を集めていたという、純ドイツ風の巨匠カイルベルトの指揮が魅力の名演として、1954年のオランダ人や1951年のローエングリンのバイロイト実況録音など数多くリリースしています。いかにも“オペラ・ハウスのたたき上げ”というべき個性で出演者とオーケストラからの信頼も大きかった巨匠カイルベルト。本盤は、若きヴィントガッセンをはじめ、ウーデ、ヴァルナイ、グラインドル、スティーバー、ブラウン、など豪華なワーグナー歌手たちの競演。同い年のカラヤンは彼と友人だったが、それは指揮者としての居場所に脅威を感じていなかったからだろう。英 DECCA は、1941年頃に開発した高音質録音 ffrr の技術を用いて、1945年には高音質 SPレコードを、1949年には高音質 LPレコードを発表した。その高音質の素晴らしさはあっという間に、オーディオ・マニアや音楽愛好家を虜にしてしまった。その後、1950年頃から、欧米ではテープによるステレオ録音熱が高まり、英 DECCA は LP・EP にて一本溝のステレオレコードを制作、発売するプロジェクトをエンジニア、アーサー・ハディーが1952年頃から立ち上げ、1953年にはロイ・ウォーレスがディスク・カッターを使った同社初のステレオ実験録音をマントヴァーニ楽団のレコーディングで試み、1954年にはテープによるステレオの実用化試験録音を開始。この時にスタジオにセッティングされたのが、エルネスト・アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団の演奏によるリムスキー=コルサコフの交響曲第2番「アンタール」。その第1楽章のリハーサルにてステレオの試験録音を行う。アンセルメがそのプレイバックを聞き、「文句なし。まるで自分が指揮台に立っているようだ。」の一声で、5月13日の実用化試験録音の開始が決定する。この日から行われた同ホールでの録音セッションは、最低でも LP 3枚分の録音が同月28日まで続いた。そしてついに1958年7月に、同社初のステレオレコードを発売。その際に、高音質ステレオ録音レコードのネーミングとして ffss( Full Frequency Stereophonic Sound )が使われた。以来、数多くの優秀なステレオ録音のレコードを発売し、「ステレオはロンドン」というイメージを決定づけた。
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