34-15523
商品番号 34-15523

通販レコード→ 英ブルー・レーベル黒文字盤
ヴィエナ・プリミエール ― 音楽の都ウィーンで栄えたシュトラウス一族と、その仲間たちのレア作品を集めたシャンドス初期の好企画シリーズ。2015年春、ウィーン9区にシュトラウス家の遺品を主な収集対象とするヨハン・シュトラウス王朝の博物館がオープンした。ヨハン1世、ヨハン2世、ヨーゼフ、エドゥアルト1世の4人のみに対象を限定せず、エドゥアルト1世の息子であるヨハン・シュトラウス3世も対象としている点が特徴的である。オーディオ・ステーションが設けられており、代表的な作品から知名度の低い作品まで多彩なシュトラウス・ファミリーの作品群を楽しむことができる。ワルツの申し子たち、ジャック・ロススタインとヨハン・シュトラウス管弦楽団が贈るのは、ワルツ王が治めたシュトラウス王朝の隠れた名作たちの楽しさと素晴らしさ。シュトラウス一家のワルツを中心にしているが、基本的に珍しい曲が中心であり、ヨハン2世を中心に、一族では録音が少ないエドゥアルトの曲が多く収録されていたり、そのエドゥアルトの息子、ヨハン3世の作品が収録されていたりと、シュトラウス・ファンには嬉しい内容。 またファールバッハ、ツィーラー、ミレッカーと言ったシュトラウス以外の作家の曲も収録されているので、ウィーン・ライト・ミュージックファンにもおすすめ。ジャック・ロススタインは1925年にポーランドのワルシャワで生まれたが、2歳の時に一家はイスラエルに移住するも彼は、その後エジプトのカイロに住む叔母に預けられ、フランスの学校に通いながら音楽を学んだ。第二次世界大戦中、ロスシュタインは中東の軍隊のために演奏するミュージシャンとしてイギリス軍に参加するように招かれたのを機会にイギリスでの生活が大部分を占める人生を送った。1954年のカール・フレッシュコンクールで頭角を現し、ユーディ・メニューインのバース祝祭管弦楽団に参加。やがてアカデミー室内管弦楽団のリーダーを勤め、ロンドン・チェコ・トリオのメンバーを20年間続けた。ヨハン・シュトラウス管弦楽団と彼自身のアンサンブルであるロンドンのウィーン管弦楽団とのツアーを幅広く行いました。キャリアはクラシック音楽だけにとどまず、ソロ活動では映画や英国テレビシリーズでも録音している。ザ・ビートルズの「アイ・アム・ザ・ウォルラス」、アルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」所収の「ウィズィン・ユー、ウィズアウト・ユー」のヴァイオリン演奏はむしろ知られるところだろう。本盤の演奏も、〝ヨハン・シュトラウス管弦楽団〟と作曲家の名前を冠したオーケストラだけあり、上手。ヨハン・シュトラウスたちの音楽の新たな魅力がきっと見つかります。
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Side-A
  1. ヨハン・シュトラウス2世 ― Eljen A Magyar! (Long Live The Maygar!), Op. 332 Polka Schnell (2:26)
  2. ヨハン・シュトラウス2世 ― Rosen Aus Dem Süden (Roses From The South), Op. 388 Waltz (8:35)
  3. ヨーゼフ・シュトラウス ― Die Libelle (The Dragonfly), Op. 204 Polka Mazurka (3:56)
  4. ヨーゼフ・シュトラウス ― Perlen Der Liebe (Pearls Of Love), Op. 39 Concert Waltz (7:35)
  5. ヨハン・シュトラウス2世 ― Banditen-Galopp (Bandits' Galop), Op. 378 (2:18)
Side-B
  1. ヨハン・シュトラウス2世 ― Furioso-Polka Quasi Galopp (Furious Polka, Quasi Galop), Op. 260 (1:57)
  2. ヨハン・シュトラウス2世 ― Tausend Une Eine Nacht (Thousand And One Nights), Op. 346 Waltz (6:17)
  3. ヨハン・シュトラウス2世 ― Egyptischer Marsch (Egyptian March), Op. 335 (4:20)
  4. ヨハン・シュトラウス2世 ― Under Donner Und Blitz (Thunder And Lightning), Op. 324 Polka Schnell (3:03)
  5. ヨハン・シュトラウス2世 ― Wiener Blut (Vienna Blood), Op. 354 Waltz (8:35)
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団(Wiener Johann Strauss Orchester)は19歳の〝ワルツ王〟ヨハン・シュトラウス2世により結成されました。若きシュトラウスは「美しく青きドナウ」など自作ワルツを携え、欧州のツアーを行いました。結果、大成功をおさめ、作曲家とともに楽団はヨーロッパ中の的となりました。現在の楽団は、かつてエドゥアルト・シュトラウス1世が解散したシュトラウス管弦楽団を再建するという建前で、ウィーン放送交響楽団を中心としたウィーンの名だたるオーケストラから選抜された楽団員で、1966年に結成された。そこでシュトラウス一家の伝統の継承者として、エドゥアルト・シュトラウス1世の孫であるエドゥアルト・シュトラウス2世が創立者として招かれた。1969年にエドゥアルト・シュトラウス2世が早世すると、その後楽団はウィーン・フィルのコンサートマスター、ボスコフスキーの時代にその名声を確立。その後もヴァルター・ゴールドシュミット、クルト・ヴェス、アルフレート・エシュヴェ、マルティン・ジークハルト、オーラ・ルードゥナーといった著名な指揮者を招いています。ことウィンナ・ワルツの演奏に関してはウィーン・フィルに次いで権威あるオーケストラとなっている。〝ワルツ王〟シュトラウス一族が築いたウィンナ・ワルツの伝統を今に受け継ぎ、聴衆を魅了し続けています。
1982年リリース、1982年7月15〜16日ロンドン、St. Barnabas Church, Finchley での Producer – Brian Couzens, Engineer – Ralph Couzens によるセッション、ステレオ録音。
GB Chandos ABRD1068 ジャック・ロススタイン シュ…
GB Chandos ABRD1068 ジャック・ロススタイン シュ…
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