34-19352
通販レコード→ハーフムーン・マジックノーツ盤

GB COLUMBIA SAX2392 ヘルベルト・フォン・カラヤン シベリウス・交響曲5番/フィンランディア

商品番号 34-19352

底冷えする響き ― ドイツ・オーストリア系でシベリウスを得意にしている指揮者は多くはなく、ヘルベルト・フォン・カラヤンはその数少ない存在と言えましょう。ただし、選曲にも独自のこだわりがあるようで、例えば交響曲第3番は録音した記録がありません。この交響曲第5番は演奏回数も多く、録音も4回しています。最初のステレオ録音となった二度目のEMI盤はフィルハーモニア管弦楽団で録音。フィルハーモニアとの最後のセッションになったフィルハーモニア時代の総決算といってもいいような演奏です。この時期のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、まだヴィルヘルム・フルトヴェングラーの面影を残しており、カラヤンもフィルハーモニア管弦楽団となら自由な音楽づくりができると判断したのかもしれません。各楽章の終結直後の無音という音楽、終楽章は弦のイラつかせるような執拗な繰り返しの後の弦を主・金管楽器音をサンドイッチに最後は圧倒的金管楽器の咆哮、終結分断パッセージとどこをとってもカラヤンの上手さ、聞かせ上手の才能に感じ入って降参するばかり。この曲は、シベリウスが50歳になった年に初演した自分自身の為のバースデー・シンフォニーです。非常に美しい曲想を持った自然賛歌の音楽で、シベリウス自身がこの曲へ残したコメントが有ります。「日はくすみ冷たい。しかし春はだんだん近づいてくる。今日は16羽の白鳥を見ることができた。神よ何という美しさか。白鳥は私の頭上を長いこと旋回して、くすんだ太陽の光の中に消えて行った。自然の神秘と生の憂愁、これが第5交響曲のテーマなのだ。」この言葉がこの曲の全てを語リ尽くしていると思います。北欧の澄み渡った青空の元での清涼な空気を感じさせるには、オーケストラ自体の音を感じさせない、自然音のような響きが理想的ですが、本当に美しく演奏するのは難しい曲だと思います。その点ではブルックナー演奏に共通しています。1960年9月ステレオ録音。
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