34-15071

GB CBS SBRG72018 シッパーズ プロコフィエフ・アレキサンダーネフスキー

商品番号 34-15071

通販レコード→英ブルー・ラベル盤[オリジナル]
《オーケストラの豪壮なソノリティと見事なヴィルトゥオジティを生かし、バーンスタイン時代のニューヨーク・フィルを指揮した、若武者らしくやりたいことをやり尽くした徹底ぶりが見事な一枚。 ― 所有する喜び一入。》トーマス・シッパーズは、ロリン・マゼール、カルロス・クライバーらと同年の1930年生まれのアメリカの指揮者。1960年代〜70年代を通じて、バーンスタインの後継者的存在として、アメリカを中心に世界的に活躍した。ところが彼も1977年に肺癌で急逝する、47歳で早世した音楽家。本作は、プロコフィエフにはよくある、エイゼンシュタインの映画音楽を元に再構成した作品。表現の振幅が大きく、重厚な悲劇的色彩から、美しくもロシア的な旋律、シニカルで軽妙なパッセージなど、プロコフィエフのあらゆる魅力が詰まった作品。あまり馴染みのない方は、ぜひ色々なディスクを聴いてみて欲しいと思います。本盤は一連のワルター録音で名を成したジョン・マックルーアが担当。クラシック音楽の中でもトップクラスの録音ノウハウ必至の曲ですから、当然録音演奏とも秀逸です。1960年代〜70年代の欧米の音楽界を席巻した若武者トーマス・シッパーズの名演。とはいえ、記憶が薄れていく一方。彼のオペラでの実績は素晴らしいものがある。1930年米国ミシガン州カラマズーに生まれたトーマス・シッパースは、フィラデルフィアのカーティス音楽院で学んだのち、1948年にフィラデルフィア管主催の指揮者コンクールで第2位を獲得して、同じ年にニューヨークのレモネード・オペラ・カンパニーで本格的な指揮者デビューを飾っています。1950年に初演直後のメノッティ作のオペラ「領事」を指揮して成功を収めたことをきっかけに、同じカーティス音楽院出身の作曲家メノッティとの交流が始まり、メノッティと共同で創設したイタリアのスポレート音楽祭の音楽監督に任命されることになります。1951年、21歳でニューヨーク・シティ・オペラにデビューしたシッパースは、1953年に、23歳でメトロポリタン歌劇場を指揮、1955年にミラノ・スカラ座に相次いでデビュー。1968年にはロイヤル・コヴェントガーデンにもデビューを果たし、この間1963年にバイロイト音楽祭で新演出の「マイスタージンガー」を指揮してもいます。このようにシッパースは欧米の主要な歌劇場を指揮し、オペラでの手腕に定評がありましたが、一方で、ニューヨーク・フィルやシカゴ交響楽団といった米国の超一流オーケストラの定期演奏会を振り、傍らには発展途上のオーケストラ、シンシナティ交響楽団の常任指揮者に着任する。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いにあった。ところが思わぬことに47歳の若さで突如の病魔に襲われこの世を去る。1年上に、ベルナルド・ハイティンク、アンドレ・プレヴィン、2012年に亡くなったパーヴォ・ベルグルンド、若くして亡くなったイシュトヴァン・ケルテス、さらにはクリストフ・フォン・ドホナーニ、そしてニコラウス・アーノンクール、同年にはロリン・マゼールと、存命なれば彼らに比肩する大巨匠になっていたのは確か。また幅広いオーケストラ・レパートリーを持っていたことでも知られています。なかでもロシアものは得意にしていたようで、ニューヨーク・フィルを指揮したムソルグスキーの「展覧会の絵」、プロコフィエフの「アレクサンドル・ネフスキー」のほか、フランチェスカッティ独奏のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲など、現状のディスコグラフィからも辿ることが可能です。しかし、録音を残したレーベルが多岐にわたり、レコーディングの重みがどのくらいレーベル企業に認識が有るかに委ねられるまま。全く持って哀惜の念に絶えない。ともかく、シッパーズの美学といえる「楽曲を揺るがせにしない疾走感」というのが際立って発揮される。アレクサンドル・ネフスキーは、ノヴゴロド公として実在の歴史上の人物である。ロシアに侵入しようとするスウェーデン人などに対して戦い、氷上の戦いではドイツ人を中心とした軍に対して戦い、勝利したことからロシアをキリスト教徒の侵攻から守った英雄として、ロシア正教会の聖人に列せられている。そのドイツ騎士団との「氷上の闘い」を映画化。映画音楽として作曲された作品を、1939年にカンタータとして完成させたものである。トーマス・シッパーズの演奏は軽快であり、プロコフィエフの演奏はなかなかいい。所有する喜び一入味わえる。イギリス・プレス盤、ステレオ録音。1962年録音。 ■MS 6306
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