34-19890
通販レコード→ブルー・ラベル盤

GB CBS 72982 ユージン・オーマンディ エルガー・エニグマ変奏曲&コケイン、ウィリアムズ・「トマス・タリスの主題による幻想曲」


商品番号 34-19890
《萬人を無条件に魅了する「明るき音響美」よりも、少し型にはまった形式美を追求している規範的な良き演奏。 ― オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団の充実したストリング・サウンドで、イギリス音楽の魅力を最大限に生かしています。》ユージン・オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団のコロンビア録音の中で、極めて傑出した演奏でありながら、これまで日本で発売されなかったのが、ようやく今年のクリスマス前(2016/12/14)にCD化されます。1962年と63年に録音されたエルガーの「エニグマ変奏曲」と「コケイン序曲」は、オーマンディ&フィラデルフィアがRCAに復帰後の1972年になってCBSから発売された音源。クラシック・レコードの中古オリジナル盤では、チェロ協奏曲やエニグマ変奏曲の人気が高いエルガーだが、威風堂々や、交響曲からはテレビで良く使われているので作曲家、曲名は知らずに親しんでいる機会が多い。《エニグマ》なら第9変奏の『ニムロッド』は当然、誰もが聞いていたことを知る。「エニグマ変奏曲」は、そのタイトル通り変奏曲であるが、エルガーが身の周りの人々を音符の中に隠している。『エニグマ』という名前の暗号装置があるが、謎という意味のあるイギリス人好みのミステリー小説の音楽版だ。これを性格変奏曲としてのメリハリがきっちりとついた演奏で聴きたい時はオーマンディが良い。そして十八番だったヴォーン=ウィリアムズの「トマス・タリスの主題による幻想曲」をカップリングしたものです。いずれも重厚かつ繊細な「フィラデルフィア・サウンド」で、イギリス音楽の魅力を最大限に生かしています。ユージン・オーマンディは、1899年ハンガリーのブダペスト生まれ。1985年没。フーバイに師事してヴァイオリンを学び、17歳でブダペスト王立音楽院の教授を務める腕前だった。1920年に米国に渡り指揮活動を始める。31年ミネアポリス交響楽団の常任指揮者を経て、36年からストコフスキーに招かれフィラデルフィア管を振り始め、38年常任指揮者に就任。80年に引退するまでの44年間務めた。フィラデルフィア・サウンドといわれる豊麗な音色を作り上げた。コロンビアならではの「360サウンド」の鮮明なサウンドも聴きごたえたっぷりです。フィラデルフィア管弦楽団の充実したストリング・サウンドの魅力と凄さを伝えるアルバムで、LP時代から名盤の誉れ高いアルバムです。
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