GB argo SPA-A101 ネヴィル・マリナー THE WORLD OF THE ACADEMY
通販レコード→英ダーク・グリーン銀文字盤[オリジナル]

GB argo SPA-A101 ネヴィル・マリナー THE WORLD OF THE ACADEMY

商品番号 34-18504
一世を風靡したレーベル ― サー・ネヴィル・マリナー(Sir Neville Marriner, 1924.4.15-2016.10.2)はヴァイオリニストだけあって弦楽の扱いがとてもうまく、繊細な音も力強い音も自在であり、少人数管楽器ならではの克明な表現がそこに加わって、実に心地よい演奏を聴かせてくれます。特に最初の四半世紀の彼らの演奏は、その機動力抜群のスタイルもあり、スコアを的確に鮮やかに表現するだけでなくエネルギッシュで小気味の良い音楽を聴かせてくれるのが魅力的です。録音もバロックから英国近代ものまで多岐にわたり、優秀録音に支えられてリリースするレコードは確実にセールス枚数を消化したことからも、サー・トーマス・ビーチャムの後継者のような存在。マリナーとアカデミー室内管弦楽団(ASMF)の最初の四半世紀に録音したレーベルは「argo」レーベルが主体で、そのほか「DECCA」と「オワゾリール」、「ASV」レーベルからの発売もあります。本盤「The World of The Academy」は1966年から68年の録音からの選曲、 「SPA-A101」がオリジナル。収録曲はヘンデル「シバの女王の入場」、モーツァルト「ディヴェルティメント ニ長調 K.136 」、ハイドン「アルマンド Hoboken IX : 9」、チャイコフスキー「弦楽セレナーデ ハ長調 作品48からワルツ」、テレマン「トランペット協奏曲 ニ長調(トランペットソロ:ジョン・ウィルブラハム)、メンデルスゾーン「弦楽八重奏 ホ長調 作品20からスケルツォ」、ロッシーニ「弦楽ソナタ第1番 ト長調」。1969年10月初発。「argo」と「オワゾリール」は早い段階で「DECCA」に吸収され、「ASV」も2007年にユニバーサル・ミュージックの傘下となりました。シカゴに戦後まもなく誕生していたブルース~R&Bメインのチェス「US Chess」により立ち上げられたジャズ専門レーベル「ARGO」と混同することが厄介ながら英国「argo」はDECCAグループの一角を担い、現代音楽を中心としたレーベルとして、英国だけでなく濠太剌や和蘭盤もあり一世を風靡したレーベルでした。「現代に息づく最新の音楽を捉え、それを記録として伝えよう」というコンセプトで活動。当然DECCAの録音エンジニアを有効利用して行った録音は全て秀逸。そのサウンドの指向はDECCAに通じるものがあり、明瞭でマイルドな音像が構築されています。
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サー・ネヴィル・マリナーはフィルハーモニア管弦楽団とロンドン交響楽団、マーティン弦楽四重奏団でヴァイオリン奏者を務めた後、古楽の権威でもあったサーストン・ダートとジャコビアン・アンサンブルを結成し、その後、ピエール・モントゥーの学校で指揮を学んだのち、1959年にロンドン中心地トラファルガー広場脇にある教会を拠点とするアカデミー室内管弦楽団(Academy of St. Martin-in-the-Fields) を結成、以後、半世紀以上に渡って、得意のバロック音楽から新ウィーン楽派作品まで、室内オーケストラの多彩なレパートリーを展開しました。
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