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通販レコード→ワイドバンド ED1盤[オリジナル]

GB DECCA SXL2288 ボスコフスキー THOUSAND AND ONE NIGHTS(千夜一夜物語)

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商品名GB DECCA SXL2288 ボスコフスキー THOUSAND AND ONE NIGHTS(千夜一夜物語)

とても紳士の集まりのウィーン・フィルとは思えない演奏。》 ボスコフスキーこそが、楽団と共に成長した叩き上げのコンサートマスター ― 30年も勤めました! ― といえる存在で、ウィーン・フィルの面々は、いってみれば家族のようなもの。そんなこともあってクレメンス・クラウス亡き後のニューイヤー・コンサートを引き継いだのち、25年もの長きにわたってこの名物コンサートを指揮することになったのでしょう。ともかく優れたヴァイオリニストでもあり、弦楽器のアンサンブルも主宰していていたボスコフスキーだけに、ヴァイオリンを弾きながら指揮する姿は20世紀のヨハン・シュトラウス2世の生まれ変わりとしてウィーン楽団に齎した彼の功績は大きい。名手揃いのウィーン・フィルの面々が、とても紳士の集まりのウィーン・フィルとは思えないくらいに、いつになくリラックスした様子でシュトラウス作品の演奏に取り組むさまが、本盤を聴く度に目に浮かびます。素晴らしい録音、数あるボスコフスキー&VPOコンビ盤でも秀逸。レコードのステレオ録音は、英国 DECCA が先頭を走っていた。1958年より始まったステレオ・レコードのカッティングは、世界初のハーフ・スピードカッティング。 この技術は1968年ノイマン SX-68 を導入するまで続けられた。それはちょうど社運をかけたプロジェクト『ニーベルングの指環』全曲盤の録音期間に当てはまる。ウィリー・ボスコフスキーがコンサート・マスターとして、ソロと指揮を兼ねたヨハン・シュトラウス・ファミリーのレコードも同様だ。その録音、臨場感、演奏全てが、満足できる域に達していることは言うまでもない。そして、1979年の「ボスコフスキー ニューイヤー・コンサート」が、同社初のデジタル録音として発売されている。斯くあるオペラのプロジェクトに、ヨハン・シュトラウスの録音が前哨戦と成っていることを思い巡らせながら試聴すると興味深いです。貴方の部屋が写真のウィーンのソフィエンザールの録音セッション会場に様変わりするくらい鮮明な録音です。またボスコフスキーのシュトラウス・アルバムは、発売当時の世相や中身の意図する狙いが表現されているジャケットのデザインも楽しみのうちです。
GB  DEC  SXL2288 ボスコフスキー THOUSAND …
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