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FR VSM C069-12045 ピエール・デルヴォー サン=サーンス・死の舞踏

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《生き生きとしたリズム、カラフルな色彩、流暢で豊かな歌を合わせ備えた演奏(志鳥栄八郎)》 ミュンシュは音楽が持っているストーリー性を、物語の様な視点で語りかけてくる。それが度を越すケースが多いのだけど、熱を持って表現する。パリ管弦楽団は巨匠の叱咤激励(しったげきれい)のもと覇気に燃える新生オーケストラの息吹を捉えたのです。1970年代にバレンボイムが受け継いだパリ管の感性豊かな響きとの中間点に位置していることを実感させる録音。幾分細身に感じられる高音弦と管楽器の響きの感触は、録音の貧弱さと違いオーケストラ全体が鳴り響いた時にも息苦しくならない爆発力の中でも繊細に音の動きが聞き分けられます。フランスにおける器楽音楽の先駆者、サン=サーンスの有名な交響詩集。1950~60年代、最もフランスの精神を持っていた指揮者のひとり、デルヴォーによる、洗練とドラマが見事にブレンドされた1作だ。そのアイデンティティあってこそのサン=サーンスやマスネなどのフランスモノでの情熱的な指揮ぶり、爆発的な熱気あふれる音楽表現で感動的。それが『死の舞踏』にスリリングな恐怖を聴きたい向きには物足りない感想を残すのでしょう。しかし、第一線の評判高いレコードに劣るところ無く、このバジェット価格はお買い得。サン=サーンスの魅力はフランス特有のロマンの香り豊かに織り込まれているところ。そんな曲にぴったりの指揮者がフランス生まれのデルヴォーです。ここにはサン=サーンスの管弦楽曲のなかでも高い評価を得ている4曲の交響詩全曲がおさめられています。フランス音楽の魅力を最大限に引き出せる指揮者デルヴォー独特の世界が展開されます。ネームヴァリューの高いだけで、聴くレコードを選んでいるとどこか悔しいことになりますよ。ステレオ録音。フランスの名指揮者、シャルル・ミュンシュ(1891-1968)がその最晩年に持てるエネルギーの全てを注いだのが、パリ管弦楽団の創設と育成でした。1967年6月、フランス文化相アンドレ・マルローと文化省で音楽部門を担っていたマルセル・ランドスキのイニシアチブにより、139年の歴史を誇りながらも存亡の危機を迎えていた名門パリ音楽院管弦楽団の発展的解消が行われ、新たに国家の威信をかけて創設されたのがパリ管弦楽団で、その初代音楽監督に任命されたのがミュンシュでした。第2次世界大戦前にパリ音楽院管弦楽団の常任指揮者を務めていたミュンシュ以上にこの新たなオーケストラを率いるのにふさわしい指揮者はおらず、同年10月2日からの綿密なリハーサルを重ねてむかえた11月14日の第1回演奏会は、国内外に新しいフランスのオーケストラの誕生をアピールする大成功を収めたのでした。その1年後、1968年11月、パリ管弦楽団の北米ツアーに同行中にリッチモンドで心臓発作のため急逝するまで、ミュンシュは30回ほどの共演を重ねるとともに、EMIにLP4枚分の録音を残しました。
FR  VSM  C069-12045 ピエール・デルヴォー サン=…
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