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FR VSM C069-02317 ロジェストヴェンスキー ニコライ・スペイン奇想曲

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《華麗な色彩感、土俗的な迫力、めくるめくオーケストラの響き ― ロシア音楽の饗宴》 フランスの名指揮者、シャルル・ミュンシュ(1891-1968)がその最晩年に持てるエネルギーの全てを注いだのが、パリ管弦楽団の創設と育成でした。ミュンシュは音楽が持っているストーリー性を、物語の様な視点で語りかけてくる。それが度を越すケースが多いのだけど、熱を持って表現する。パリ管弦楽団は巨匠の叱咤激励(しったげきれい)のもと覇気に燃える新生オーケストラの息吹を捉えたのです。1967年6月、フランス文化相アンドレ・マルローと文化省で音楽部門を担っていたマルセル・ランドスキのイニシアチブにより、139年の歴史を誇りながらも存亡の危機を迎えていた名門パリ音楽院管弦楽団の発展的解消が行われ、新たに国家の威信をかけて創設されたのがパリ管弦楽団で、その初代音楽監督に任命されたのがミュンシュでした。第2次世界大戦前にパリ音楽院管弦楽団の常任指揮者を務めていたミュンシュ以上にこの新たなオーケストラを率いるのにふさわしい指揮者はおらず、同年10月2日からの綿密なリハーサルを重ねてむかえた11月14日の第1回演奏会は、国内外に新しいフランスのオーケストラの誕生をアピールする大成功を収めたのでした。その1年後、1968年11月、パリ管弦楽団の北米ツアーに同行中にリッチモンドで心臓発作のため急逝するまで、ミュンシュは30回ほどの共演を重ねるとともに、EMIにLP4枚分の録音を残しました。そしてリリーフとして指名されたカラヤンは、音楽監督の人は辞退し音楽顧問として中堅フランス人指揮者にパリ管弦楽団を委ねることを奨めました。1975年にバレンボイムが受け継いだパリ管弦楽団の感性豊かな響きは15シーズンの長い円熟の期間を迎えます。本盤はロシアを代表する名指揮者であるロジェストヴェンスキーがパリの名門、パリ管弦楽団を率いた名盤。音楽顧問カラヤンから後任の音楽監督、ゲオルグ・ショルティに代わった1972年1月の録音。このコンビの録音が、この1枚だけで終わってしまったのが本当に惜しいと思わせる、まさに「一期一会の奇蹟」とも思える名盤です。収録曲は4曲と少ないのですが、1曲1曲自体が10分以上あるので聴き応えはあります。ボロディン:だったん人の踊り(リムスキー=コルサコフ編曲)、リムスキー=コルサコフ:序曲『ロシアの復活祭』 op.36 がロジェストヴェンスキーの芸風とパリ管弦楽団の音色が相乗効果で美しい絵巻に早変わり。「リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 op.34」や「ムソルグスキー:交響詩『禿山の一夜』(リムスキー=コルサコフ編曲)」の管楽器の音色の素晴らしさは秀逸の一言で、精力的な指揮と、オケの明るく華やかな音色のバランスが最高。パリ管弦楽団からロシアの土臭いロマンティシズムとダイナミズムを生み出したロジェストヴェンスキーのオーケストラ・コントロールを堪能できる。ただ、ロシアのオーケストラで聴くような金管バリバリの演奏とはいえず、パリ管弦楽団の繊細なサウンドと、ロジェストヴェンスキーらしい壮大なスケールの大きな音楽となっています。ステレオ録音。
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