
通販レコード→仏パープル・アンド・ホワイト黒文字盤
FR ERATO ERA9150-2 クラウディオ・シモーネ&ジャン=フランソワ・パイヤール バッハ&ヴィヴァルディ・協奏曲集
商品番号 34-14934
ヴィヴァルディの主題を借りながらも、バッハはここでヴィヴァルディの作品とはまた異なったミクロコスモスを繰り広げていきます。 ― ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲7曲を、ヨハン・ゼバスティアン・バッハがチェンバロやオルガンといった鍵盤楽器で演奏する合奏や独奏の協奏曲に編曲してバッハの作品として知られている7曲を交互に聴くことが出来る本盤は、クラウディオ・シモーネ指揮イ・ソリスティ・ヴェネティがヴィヴァルディの「調和の幻想」作品3から第8番から12番の5曲と、作品4の第6番、作品7の第8番を演奏。バッハをジャン=フランソワ・パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団と、マリー=クレール・アランのオルガンと、ズザナ・ルージチコヴァーがチェンバロ独奏で演奏している仏エラートらしい企画。バッハがイタリアの作曲様式を学ぶためにイタリアの作曲家、中でもヴィヴァルディの作品をオルガンやチェンバロ用に編曲しては自分で演奏していたのは有名な話ですね。さすがにバッハの手腕は見事なものです。しかし楽器を置き換えただけにとどまらない、そのチェンバロの調べの妙の素晴らしいこと。バッハの作品は宇宙の大いなる力(神=宇宙法則)の音化でもあることを再発見しました。
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フランスのエラート(Erato)・レーベルが最初に日本で紹介された時は、日本コロムビアからの発売だった。フランスに数多く残るバロック音楽ゆかりの宮殿での演奏会を再現した、空想音楽会のシリーズは忘れられない。その後、1970年代半ば、エラートの日本での発売権は RVC に移るが、移った当初は日本コロムビアのような輝きのあるエラートの音が作れず、エンジニアが苦労したと言われている。さらに、1990年代エラートはワーナーの傘下となるが、ワーナーでは1970年代初期音源のCD化にあたってはレコード時代の音質を復活させようとしてマスタリングを当時エラートを担当した日本コロムビアに依頼したという経緯がある。東京赤坂に当時「東洋一」と謳われた日本コロムビアの録音スタジオが完成したのは1965年。この録音スタジオとカッティング室が同一ビル内にあることから、1969年にはテープ録音機を介さず、録音スタジオとカッティング室を直結して、ミキシングされた音を直接ラッカー盤に刻み込むダイレクト・カッティングのLPを発売して音の良さで話題となった。奇しくも同時期に米国シェフィールド・ラボから発売された同じダイレクト・カッティングのLPレコードが輸入盤として注目されていただけに、NHKの放送スタジオのレコードプレーヤーが同社製であることと日本コロムビアはレコード・ファンの好評を定めた。日本コロムビア録音部ではダイレクト・カッティングを経て、1972年の PCM 録音機の導入以降、録音機の小型化、高性能化と並行して、様々なデジタル周辺機器の開発へ進む。その後、1981年にはハードディスクを用いたデジタル編集機の登場。そして、1986年、日本から始まったCD化の波は世界中に波及し、CD工場を持たない国内外のレコード会社はこぞって日本にマスターテープを送り、CD生産を依頼してきた。しかし、会社経営母体が日立からリップルウッドに移り、スタジオの廃止は逃れられなかった。

商品名 | FR ERATO ERA9150-2 クラウディオ・シモーネ&ジャン=フランソワ・パイヤール バッハ&ヴィヴァルディ・協奏曲集 |
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