映画音楽の父マックス・スタイナーの〝風と共に去りぬ〟 ― 大きな〝風〟南北戦争が始まった南部アトランタ。大農園主のスカーレットはおとなしいアシュレーに愛を告白するが、彼は心優しい彼の従妹のメラニーと婚約。スカーレットはその腹いせに彼女の兄と結婚するが戦死。その後、妹の婚約者を横取り結婚。しかしその彼も戦死。戦火の中でレットに助けられたのが縁で結婚するが長くは続かない。マーガレット・ミッチェルの世紀の大ベストセラーを映画化した、これこそ不朽の名作。アカデミー作品賞をはじめ監督、脚色、主演女優、撮影など特別賞も入れて10個のオスカーを獲得した。どんな苦境にもめげず逞しく生き抜くスカーレットの活力の源・タラの大地を、スタイナーがダイナミックに奏でる《タラのテーマ》も永遠不滅。スタイナーは小さい時にグスタフ・マーラーに会っており、その時に親に、この子は音楽の才能が有るので本格的な音楽の勉強をさせたら良い。とすすんで師事を申し出たという。15歳でウィーン帝室音楽院(現在のウィーン国立音楽大学)に入学し、彼はその才能で4年の課程を1年で終えた。アメリカ南部を舞台にした熱いラヴ・ロマンス、半世紀以上たった今でも全く輝きを失わない名作中の名作の感動が鮮やかに蘇る。本盤はその名画『風と共に去りぬ』の音楽をオリジナル・サウンドトラック・スコアに則って1973年9月7日にステレオ録音し直したアルバム。スクリーン・テーマ名曲集として「ライト・ミュージック」の装いを楽しむ《タラのテーマ》とは別物。編曲されていない、映画と同じ音楽がクリアなサウンドで聴けます。《タラのテーマ》で合唱が入らないなど、フィルムのサウンドトラックからレコード化されたスタイナー指揮のサウンドトラックとも違う。それにしても映画音楽って本当に劇的。そして《タラのテーマ》は何度聴いても名曲です。
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Charles Gerhardt, National Philharmonic Orchestra – Max Steiner, Max Steiner's Classic Film Score "Gone With The Wind"
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- Engineer – K. E. Wilkinson, Producer – George Korngold, Recorded on September 7, 1973. Original album: ARL1-0422, released 1974
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