34-21349

商品番号 34-21349

通販レコード→加シェード・ドッグ盤

カラヤンに〝黄金の声〟と絶賛された、戦後を代表するリリコ・スピント・ソプラノ ― トスカといえばマリア・カラスが全盛を誇っていた頃の話。プッチーニの歌劇「トスカ」全曲(1964〜65年録音)は、ジョルジュ・プレートルの指揮で、カラスがオペラ・ステージ登場の最後となった年に収録された。カラスの声の最盛期だった、その12年前の「トスカ」は残念なことにモノーラル録音。米RCAでレコーディングの話がまとまった時、ヘルベルト・フォン・カラヤンはこれを十分に意識しつつ、ソプラノに新進気鋭のレオンティン・プライスを登用し、新たなフローリア・トスカ像を描いてみせた。早くも1958年カラヤンはヴェルディの歌劇「アイーダ」でウィーン国立歌劇場に彼女を招きその才能を見抜き、「トスカ」では異例の抜擢を行った。マリオ・デル=モナコと並ぶイタリア・オペラ黄金時代のテノール、ジュゼッペ・ディ・ステーファノとレオンティン・プライスの夢の組み合わせが魅力的で、カラヤンのドラマの構築がまた見事だった。レナータ・テバルディより5歳、カラスより4歳若いだけの、この偉大なプリマ・ドンナは、1927年にミシシッピー州ローレルに生まれた。父親は大工、母親は助産婦という貧しい家庭で育ち、学校の教師を目指して勉強しながらグリー・クラブで歌っている時に、黒人歌手の偉大な先駆者の一人であるポール・ロブスンにその才能を認められた。レオンティン・プライスが本格的に歌の勉強を始めたのは、ロブスンの推薦で奨学金を得てジュリアード音楽院に入った1949年(22歳)からである。1951年にレオンティン・プライスは、パリで開かれた20世紀音楽祭に上演されたヴァージル・トムスンのオペラ「4人の聖者」に、作曲者に選ばれて出演し、翌年のニューヨークでの上演にも出演した後、1952年から約2年間「ポーギーとベス」オペラ版に参加して、各地でベスを歌っている。このベスにより、レオンティン・プライスは一部では認められるものの、オペラ界では殆ど無名であった。その後、アメリカ各地のオーケストラから独唱者として招かれ、1956年にNBCが製作したテレビ・オペラ「トスカ」のタイトル・ロールに選ばれて成功を収め、また同年にカーネギー・ホールでカラヤンのオーディションを受けて認められている。このレコードは、レオンティン・プライスが世界中にセンセーションを巻き起こしていた1966年の録音であり、お得意のヴェルディだけでなく、様々なオペラからのアリアを集めており、〝黄金の声〟と呼ばれたレオンティン・プライスの素晴らしさを知ることができ、ピアニッシモからフォルティッシモまでむらがなく豊かに響く輝かしい声は、レオンティン・プライスが紛れも無く20世紀を代表する名歌手の一人であったことを十二分に納得させてくれる。
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Leontyne Price ‎– Prima Donna-Great Soprano Arias From Purcell To Barber
  • Side-A
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    4. L'Africaine: Sur Mes Genoux, Fils Du Soleil,マイアーベア:歌劇『アフリカの女』より Written By – Giacomo Meyerbeer 5:37
    5. Manon: Adieu, Notre Petite Table,マスネ:歌劇『マノン』より Written By – Jules Massenet 3:55
  • Side-B
    1. Otello: Willow Song - Ave Maria,ヴェルディ:歌劇『オテロ』より Written By – Giuseppe Verdi 15:28
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  • Record Karte
  • Soprano Vocals – Leontyne Price, Orchestra – RCA Italiana Opera Orchestra, Conductor – Francesco Molinari-Pradelli, Engineer – Anthony Salvatore, Producer – Richard Mohr. Recorded in the RCA Italiana Studios, Rome. 1966年頃録音。
  • CA RCA LSC2898 レオンティン・プライス 「プリマ・ドン…
  • CA RCA LSC2898 レオンティン・プライス 「プリマ・ドン…
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