34-14689
通販レコード→墺ターコイズ・ラベル黒文字盤

AU WRC TE240 ユージン・グーセンス リムスキー=コルサコフ・組曲「金鶏」/バラキレフ・東洋風幻想曲「イスラメイ」

商品番号 34-14689

ステレオ黎明期の英国EMIでイギリスとオーストラリアの楽壇の架け橋的存在として重要な役割の貢献者 ― グーセンスの情熱は死なず。晩年のロシアン・プログラム。》リムスキー=コルサコフはロシア国民楽派五人組の最も年少者、教養が高かったのと、管弦楽法の名人で、その作曲には手の込んだ技巧的なものが多い。ムーソルグスキーの荒削りな作品に手を入れて、名作を我らに遺してくれたのはもう一つの手柄である。交響組曲「シェエラザード」は代表作である。アラビア夜話に取材して、豪華な夢を織りなす手際は見事だ。レコードではストコフスキーがフィラデルフィア管弦楽団を指揮したのが絶対的に良い。歌劇「サドコ」は面白い曲だ。がこの中の「インドの歌」だけがいろいろの人に歌われたりヴァイオリンに編曲されたりして入っている。歌劇「金鶏」の「太陽への讃歌」も有名だが取立てて言うほどのものはない。と、あらえびすこと野村胡堂は紹介しているが、「金鶏」は、占い師によって与えられた予言の鳥「金鶏」によって皇帝が翻弄され、最後は死を迎えるというもの。当時の政治体制を批判するリムスキー=コルサコフのメッセージが読み取れます。ヨハン・ゼバスティアン・バッハのオルガン曲をエルガーがオーケストラ番に編曲した《幻想曲とフーガ》を初演したり、シドニー交響楽団のホールにその名が付いているサー・ユージン・グーセンス(1893.5.26 - 1962.6.13) ― 3代続きの指揮者で、名オーボエ奏者として有名なレオンは弟に当たる。ロンドン生まれ。英国王立音楽院でヴァイオリンと指揮を学び、ビーチャムの下でアシスタントを務めた。1921年に「春の祭典」を英国初演するなど活躍。後に渡米して31〜46年の間シンシナティ交響楽団の首席指揮者、47年にはオーストラリアのシドニー交響楽団の初代常任指揮者に迎えられ、同響の発展に寄与した功績によりサーの称号を得た。ところが56年にポルノ写真を国外に持ち出そうとして空港で逮捕され、名声に傷が付く一幕も。だがオーケストラを大きく鳴らす能力は本物で、「ローマの祭」(1958年)などド迫力。リズムは少々危なっかしいが、当時の指揮ぶりを偲ぶなら得意の「春の祭典」(1960年頃)も面白い。オリジナルは EMI ASD262 白金ラベルが初版の名盤目白押しのカタログを担う名演奏。モダン・オーケストラの能力を最大限効果を上げ、金管楽器や打楽器を多用しシンバルが派手にならされ豪華絢爛という派手な演奏ですが、聴いた後の爽快感がいい。
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