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DE DECCA 6.42152 チョン・キョンファ ローレンス・フォスター ロンドン交響楽団 サン=サーンス ヴュータン ヴァイオリン協奏曲

ドイツ・テルデック・テレフンケン・デッカプレス、1974-75年の優秀録音です。彼女の代表的名盤!
  • Record Karte
    • 1974年10月、1975年5月ロンドン、キングズウェイ・ホール録音。
    • ミヒャエル・ウールコック&ジェームス・ロックによる録音。

フレージングの機微は女性ならでは

現代世界最高のヴァイオリニストのひとりチョン・キョンファ初期の瑞々しく透明感あふれる音色と情熱的な演奏が見事な一枚。冒頭からその気迫の激しさに圧倒される。情感の激しさ、強さというものはまさに女性ならではのものであろう。こうした演奏をされると男性ヴァイオリニストに出る幕は無い。

カミーユ・サン=サーンスがパブロ・デ・サラサーテのために作曲した協奏曲第3番と、自身優れたヴァイオリン奏者だったアンリ・ヴュータンの協奏曲第5番のカップリング。現代世界最高のヴァイオリニストのひとりチョン・キョンファが1974年10月/1975年5月にロンドンのキングズウェイ・ホールで行った録音セッション。ミヒャエル・ウールコックのプロデュース、カルーショの残党、ジェームス・ロックがエンジニアリング。録音場所が地下鉄音で有名なキングズウェイの所為か、録音は抜群。アナログレコードの絶頂期。録音秀逸なことから細かいニュアンスまで忠実に捉えています。是非とも音楽の静かな部分で地下鉄音がノイズに埋もれないか、オーディオ・セットのSN比を試して欲しい。
最近、ヴュータンの録音盤を見かける機会も増えてきましたが、こうした情感の激しさ、強さが魅力の音楽というものは、まさに女性ならではのものであろう。演奏も録音も当盤が随一だ。
演奏の方は冒頭からその気迫の激しさに圧倒される。こうした情感の激しさ、強さというものはまさに女性ならではのものでは、とも云われる。彼女の魅力は、技巧の趣くままに情熱的に切り込んだかと思えば、次の瞬間には滴り落ちるような見事な弱音を聴かせてくれるのです。
その感情の切り替えの素晴らしさ、他の演奏者では聴き逃してしまいそうなちょっとしたフレーズも曲のツボかと思わせる視点が『女性ならでは』でしょう。情感の激しさ、強さ・・・こうした演奏をされると男性ヴァイオリニストに出る幕は無い。

プロダクト・ディテール(オリジナル盤)

  1. 演奏者
    チョン・キョンファ
  2. オーケストラ
    ロンドン交響楽団
  3. 指揮者
    ローレンス・フォスター
  4. 作曲家
    1. アンリ・ヴュータン
    2. カミーユ・サン=サーンス
  5. 曲目
    1. ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調作品37
    2. ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調作品61
  6. 録音年月
    1. 1974年10月
    2. 1975年5月
  7. 録音場所
    ロンドン、キングズウェイ・ホール
  8. 録音チーム
    • プロデューサー:ミヒャエル・ウールコック
    • エンジニア:ジェームス・ロック
  9. 録音レーベル
    DECCA
  10. レコード番号
    6.42152
  11. 録音種別
    STEREO
  12. 製盤国
    DE(ドイツ)盤
  13. レーベル世代
    ブルーレーベル
  14. 製盤年
    1976.
  1. 361235
  2. 6 42152

ショップ・インフォメーション(このヴィンテージ盤はショップサイトの扱いがあります。)

  1. 商品番号
    361235
  2. 盤コンディション
    良好です(MINT~NEAR MINT)
  3. ジャケットコンディション
    良好です(四辺に少々傷み、裏面右上にシール貼付あり)
  4. 価格
    11,000円(税込)
  5. 商品リンク
    https://www.lpshop-b-platte.com/SHOP/361235.html
  6. ショップ名
    輸入クラシックLP専門店 ベーレンプラッテ
  7. ショップ所在地
    〒157-0066 東京都世田谷区成城8-4-21 成城クローチェ11号室
  8. ショップアナウンス
    べーレンプラッテからお客様へ
    当店のレコードは、店主金子やスタッフたちが、おもにヨーロッパに直接出向き、実際の目と耳で厳選した、コンディション優秀な名盤ばかりです。国内で入手したものや、オークション品、委託商品はございませんので、安心してお求めになれます。
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