3月17日
フレデリック・ショパンFrédéric Chopin作曲、《ピアノ協奏曲第2番》が初演された日(1830年)。ショパンが20歳の頃の作品で、当時思いを寄せていた女性を想像して作曲したと言われる。若さゆえの感情のほとばしりがそのまま音楽に表れているかのような、人を想う苦しさと優しさが入り混じった名作。

    • 祖国ポーランドを離れる直前に作曲し、告別演奏会で自ら演奏した第1番。それより1年前の作品で、第2楽章が初恋の人への思慕から作曲されたと伝えられる第2番。古典的な形式によりながらも瑞々しいロマンティシズムに溢れ、民俗的なリズムも織り込まれたショパンの若き日の協奏曲には、すでに激しい情熱や繊細な詩情など、ショパン音楽のエッセンスが散りばめられています。
  • DE Deutsche Grammophon 136 452 - Chopin - Piano Concerto No.2 in F minor, Andante Spianato et Grande Polonaise, Nocturne Cis-Moll Op. Posth ‎– Tamàs Vàsàry, Berliner Philharmoniker, Janos Kulka

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  • 激しい情熱や繊細な詩情が散りばめられている

  • ― 現在は指揮者として活躍していたヴァーシャーリ・タマーシュは、1960年代~70年代にドイツ・グラモフォンに数多くの名演を録音しています。
  • ハンガリー出身のヴァーシャーリは繊細優美な表現を得意とし、極めて高い評価を受けているピアニストです。ショパンやロマン派の作品をレパートリーの中心に据え、特にラフマニノフとショパンは、その繊細な表現で高い評価を得ています。
  • ハンガリーのデブレツェンに生まれ、8歳の時にモーツァルトのピアノ協奏曲ニ長調K.107を演奏して舞台デビューし、翌年にはソロリサイタルを開催した。その後、神童として定期的に協奏曲を演奏するようになる。このとき、ハンガリーの音楽界の重鎮であるエルヌー・ドホナーニに師事した。ドホナーニはすぐにハンガリーを離れてしまったので、短期間しか師事することができなかった。1947年、14歳のときにブダペスト音楽院で開催されたリスト音楽コンクールで優勝。1955年、第5回ショパン国際ピアノ・コンクールで佳作を受賞。1956年にハンガリーを離れ、スイスに移住。1960-61年、欧米の主要都市でデビュー。その後、ロンドンに在住。ドイツ・グラモフォンに多くの録音を残し、特にロマン派のレパートリー、フレデリック・ショパン、フランツ・リスト、セルゲイ・ラフマニノフを中心に録音を行った。指揮者としては、1979年から1982年までノーザン・シンフォニアの芸術監督を務め、イヴァン・フィッシャーと共同で務めた。ノーザン・シンフォニアでは、ショパンのピアノ協奏曲を演奏・指揮して録音した。1993年から2004年まで、ハンガリー放送交響楽団の首席指揮者を務めた。また、イギリスの主要オーケストラの多くで客演指揮し、アメリカなどでもピアニスト、指揮者として定期的に演奏している。Supraphon、ドイツ・グラモフォン、Chandos Records、Academy Sound and Vision、Collins Classic、Hungarotonの6つのレーベルで録音を行っている。ドイツ・グラモフォンでは、リスト、ショパン、ブラームス、ドビュッシー、ラフマニノフ、モーツァルトの楽曲を収録した20枚以上のアルバムを録音している。1991年、音と映像のアカデミーからリリースされたリスト作品の録音は、ハンガリーで大賞を受賞した。フンガロトンから発売されたドホナーニのヴァイオリン協奏曲の録音はミデム賞を受賞している。2026年2月5日の夜に死去。92歳没。
  • ホワイトレーベル (サンプル盤), 1963年の優秀録音です。ジャケットは1963年12月印刷です。

  • ショパン独特の寂寥感、ピアノでしか表現し得ない儚さを、芯のある音色でヴァーシャーリは存分に伝えています。これはピアニストとして絶頂期であった1965年の録音。オーケストラの絡みも充分楽しめます。
  • 透明感の高い音色で奏でられる美しいパッセージが印象に残る名演です。聴いて驚き感動すること間違いありません。
  1. 3738020
  2. 136-452

プロダクト・ディテール(ヴィンテージ盤)

  1. レーベル
    Deutsche Grammophon
  2. レコード番号
    136 452
  3. 作曲家
    フレデリック・ショパン
  4. 楽曲
    1. ピアノ協奏曲第2番
    2. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
    3. 夜想曲 嬰ハ短調(遺作)
  5. 演奏者
    タマス・ヴァーシャリ(ピアノ)
  6. オーケストラ
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  7. 指揮者
    ヤーノシュ・クルカ
  8. 録音年月
    1965年6月
  9. 録音場所
    ベルリン
  10. 録音種別
    STEREO
  11. 製盤国
    DE(ドイツ)盤
  12. レーベル世代
    ホワイトレーベル (サンプル盤)
CDと参考本はアマゾンで購入できます。
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