やや濃厚で暗めだが、カラヤンの個性に間違いない。時にリードを奪いながら、カラヤンの審美的な音造りを過剰過ぎないように応じているフェラスが絶妙。

- 4月26日
- シベリウスの《交響曲第1番》が初演された日(1899年)。すでに交響詩《フィンランディア》を発表し、人気を博していた彼が満を侍して挑んだ本作。イマジネーションを掻き立てる、神秘的な作品。
DE DGG SLPM138 961 クリスチャン・フェラス ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 シベリウス ヴァイオリン協奏曲 交響詩「フィンランディア」

DE TULIP MADE IN GERMANY(ALLE)
- Record Karte
- 1964年の優秀録音です。ジャケットは1965年の7月印刷です。
生きたサウンドを満喫するなら絶対これ。
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主張が明快で聴いていて楽しいだけだ。
シベリウスらしいかどうか、それはシベリウスの音楽に求めているものが聞き手それぞれだから...なのだけれども、この演奏は鳥肌モノ。クリスチャン・フェラスとカラヤンという、この時代のドイツ・グラモフォンを代表する二人の共演。《シベリウス・ヴァイオリン協奏曲》の決定盤に推す人も多い、優秀録音の名盤。1960年代のヘルベルト・フォン・カラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の豪快で凄く立派なシベリウスの音楽になっています。とにかくダイナミックスの幅が広く鮮やかで迫力満点。牧歌的な部分から迫力ある部分まで表現の幅が広く、リズムも引き締まっています。
演奏はオーケストラに合奏の完璧な正確さを要求し、それにオーケストラも応えている。それはカラヤンと演奏を作り上げていくのが楽団員みんなが楽しくて仕方がなさそうだ。音を徹底的に磨き上げることによって聴衆に陶酔感をもたらせ、さらにはダイナミズムと洗練さを同時に追求するスタイルでカラヤンの個性が濃厚で面白い。
クリスチャン・フェラスはヘルベルト・フォン・カラヤンお気に入りのヴァイオリニストとして、1960年代ドイツ・グラモフォンのヴァイオリン名曲のレコーディングでの中心的存在でした。靭やかと一言で言われるその音色は清楚で良く歌って、しかも過剰なヴィヴラートに陥らない抑制された情熱と官能さえ感じさせて、瑞々しいテクニックがどこまでも爽やか。
シベリウスの音楽としては、やや濃厚で暗めだがシベリウスに相応しい冷涼な味わいにも不足しない。この味わいの濃さは、カラヤンの個性に間違いない。主張が明快で聴いていて楽しいだけだ。
フェラスの実に美しい情念っぽい高音が終始印象的。特に中間楽章のゆったりとした官能性はフェラスの独壇場と化していて、カラヤンのリードを奪っているが、しかしカラヤンリードはそれなりに効果的で、この曲を北欧の冷たさのみに終わらせていないのは流石というべきでしょう。
そこがまたカラヤン節とも言える。そして、ライヴでの録音はありますが公式なセッション録音として唯一の録音です。
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プロダクト・ディテール(オリジナル盤)
演奏者
クリスチャン・フェラス
オーケストラ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮者
ヘルベルト・フォン・カラヤン
作曲家
ヤン・シベリウス
曲目
レーベル
Deutsche Grammophon
レコード番号
SLPM 138 024
録音年
1964年
録音種別
STEREO
製盤国
DE(ドイツ)盤
製盤年
1965
レーベル世代
TULIP MADE IN GERMANY(ALLE)
レコードカルテ
1964年の優秀録音です。ジャケットは1965年の7月印刷です。
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