- ―4月7日―東京文化会館で、落成式が行われた日(1961年)。設計はフランスでル・コルビュジエに学んだ建築家・前川国男が手掛けた。当時、落成式の演奏会では、NHK交響楽団によるルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの序曲《エグモント》や、ピアニスト安川加寿子と東京藝術大学管弦楽部によるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの《ピアノ協奏曲第23番》などが披露された。前川は他にも神奈川県立図書館・音楽堂、京都会館、東京都美術館などを設計したことでも知られる。

DE DGG 2530 414 ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ベートーヴェン 序曲集
- ドイツ/ブルーラインレーベル
- 1966年と69年の優秀録音です。
- 1965年9月21、22日ベルリン、イエス・キリスト教会でのオットー・ゲルデスのプロデュース、ギュンター・ヘルマンスの録音。エグモント序曲とアテネの廃墟序曲は1969年1月3日に同録音。ベートーヴェン生誕200年の前年となる1969年の年明けに、短期間で録音された劇音楽《エグモント》と《ウェリントンの勝利》から序曲を抜き出し、それに1965年録音の作品を加えたアルバム。カラヤンの手にかかると、どんな作品にもダイナミックなドラマが生じる。
- ポピュラーな小曲でも緊張感にあふれた名演奏。
- ― ベートーヴェン生誕200年の前年となる1969年、短期間で録音された「ベートーヴェンの録音でも珍しい劇音楽」から序曲を抜き出し、それに1965年録音の作品を加えたアルバム。ヘルベルト・フォン・カラヤンの手にかかると、どんな作品にもダイナミックなドラマが生じる。彼は1973年にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を率いて6度目の来日をしたが、毎回のように大きな話題を呼び、毎回のように〝カラヤン旋風〟を湧き起こしている。彼のレパートリーは古典から現代音楽に至るまで、非常に広い。カラヤンの表現は極めてスケールが大きく、現代的な感覚と知性に裏づけられた明快な演奏は絶妙といって良い。また彼はポピュラーな小曲を指揮するときでも、決して手を緩めることをしないので、それだけに小曲でも緊張感にあふれた名演奏が多い。このレコードも、その好例の一つであろう。ギュンター・ヘルマンスは〝カラヤンの耳を持つ男〟と言われ、カラヤンの絶大なる信頼のもとに、彼の録音のプロセスを行ってきました。カラヤン専属録音技師。カラヤン晩年の映像作品「レガシーシリーズ」を録画した、テレモンディアル社の録音も手がけた、レコーディング・エンジニア。ドイツ・グラモフォンのトーンマイスター。カラヤンとベルリン・フィルの来日に伴って来たときなど、マイク、スピーカー、ミキサーは日本で用意させ、パワーアンプだけ持って来たとのことです。重低音にこだわっていたカラヤンのサウンドに不可欠で、これはアンプは重要だと考えているためでしょう。
フルトヴェングラー時代の余韻の残るオーケストラと、推進力あふれるカラヤンの指揮が見事にマッチ。
- 1954年にドイツ音楽界に君臨していたフルトヴェングラーの急逝にともない、翌55年にカラヤンは、ついにヨーロッパ楽壇の頂点ともいえるベルリンフィルの首席指揮者の地位に登りつめた。ここで英EMIの親分レッグとカラヤンの関係は終止符を打つが、この約10年間に残したレッグ&カラヤン&フィルハーモニアのレコードの数々は、正に基準となるようなレコード であったと断言出来ると思います。
- こうして英国で基準となるようなレコード作りをレッグから嫌と言うほど学んだカラヤンは、1959年以降この手兵とともにドイツDGGに膨大な数の基準レコード作りに邁進した。
- 広く親しまれた名曲を最高の演奏でレコード化することに情熱を傾け続けた彼の姿勢は、このアルバムにも端的に示されています。60年代のカラヤンのものがダントツに面白い。とにかくダイナミックスの幅が広く鮮やかで迫力満点。牧歌的な部分から迫力ある部分まで表現の幅が広く、リズムも引き締まっています。
- 演奏はオーケストラに合奏の完璧な正確さを要求し、音を徹底的に磨き上げることによって聴衆に陶酔感をもたらせ、さらにはダイナミズムと洗練さを同時に追求するスタイルで、完全主義者だったレッグのノウハウが100%DGGに流出したと言っても良いのでは。出来栄えも隙が無い。DGGの製作人の中で燦然と輝く指揮者としても活躍のオットー・ゲルデス&ギュンター・ヘルマンス製作盤。カラヤンのレコードでは、芸術という大目的の下で「人間味」と「完璧さ」という相反する引き合いが、素晴らしい相乗効果を上げる光景を目の当たりにすることができる。重厚な弦・管による和声の美しさ、フォルティシモの音圧といった機械的なアンサンブルの長所と、カラヤン個人の感情や計算から解き放たれた音楽でもって、音場空間を霊的な力が支配しており、聴き手を非現実の大河へと導く。
- 当時は初期のステレオですが、ベルリン南西のダーレム地区にあるイエスキリスト教会が録音ロケーションになっていました。この教会の音響は、なかなか臨場感があり、カラヤンも颯爽としたときのもので、 前任者フルトヴェングラーの時代の余韻の残るオーケストラと、推進力あふれるカラヤンの指揮が見事にマッチした演奏です。
帝王
- 時代が選んだ、カラヤンは世界の音楽の帝王である。オーストリアのザルツブルクに生まれ、モーツァルテウム音楽院とウィーン音楽院で学んで、19歳のとき指揮者としてデビューした。ウルム歌劇場、アーヘン歌劇場の指揮者を歴任した後、1938年にはベルリン国立歌劇場の音楽監督に迎えられ一躍名声を高めた。その頃彼は〝ドイツのトスカニーニ〟とも呼ばれ、ウィーン交響楽団の指揮者をつとめて大好評を博した。1955年からはベルリン・フィルハーモニー管の常任指揮者に迎えられ、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの影響が大変強かったこのオーケストラを自分の意のままに、いわば自分の楽器のように作り上げたのである。ちなみに1959年頃のカラヤンは、ベルリン・フィルハーモニー管終身指揮者、ウィーン国立歌劇場総監督、ウィーン楽友協会終身指揮者、ザルツブルク音楽祭総監督といった具合に、それこそヨーロッパ音楽界の重要なポストを独占して〝楽壇の帝王〟の名を欲しいままにしていた。1967年からは、自らザルツブルク・イースター音楽祭を主宰、1969年からはパリ管弦楽団の音楽顧問に就任、カラヤン指揮者コンクールも自ら開催し、若手指揮者の育成にも努め、目覚ましい活躍ぶりを示している。
- ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908~1989)は、レコード録音に対して終生変わらぬ情熱を持って取り組んだパイオニア的存在であり、残された録音もSPレコード時代からデジタル録音まで、膨大な量にのぼります。その中でも、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との結び付きがいよいよ強固なものとなり、続々と水準の高い録音が続々と行われた1970年代は、カラヤンの録音歴の中でも一つの頂点を築いた時代といえます。ヨーロッパの音楽界を文字通り制覇していた「帝王」カラヤンとベルリン・フィルと、ドイツでの拠点を失ってしまった英H.M.V.の代わりとなったドイツ・エレクトローラとの共同制作は、1970年8月のベートーヴェンのオペラ『フィデリオ』の録音を成功させる。カラヤンのオーケストラ、ベルリン・フィルの精緻な演奏は、ヘルガ・デルネシュ、ジョン・ヴィッカースの歌唱を引き立てながら繊細な美しさと豪快さを併せ持った迫力のある進め方をしています。有名なベートーヴェンのオペラが、ただオペラというよりオラトリオのように響く。カラヤンは1972~76年にかけてハイドンのオラトリオ『四季』、ブラームスの『ドイツ・レクイエム』、さらにベートーヴェンの『ミサ・ソレムニス』という大曲を立て続けに録音しています。ドイツ、オーストリアの指揮者にとって、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスは当然レパートリーとして必要ですが、戦後はワーグナー、ブルックナーまでをカバーしていかなくてはならなくなったということです。カラヤンが是が非でも録音をしておきたいワーグナー。当初イースターの音楽祭はワーグナーを録音するために設置したのですが、ウィーン国立歌劇場との仲たがいから、オペラの録音に懸念が走ることになり、彼はベルリン・フィルをオーケストラ・ピットに入れることを考えました。カラヤンのオペラにおける英EMI録音でも当初はドイツもの(ワーグナー、ベートーヴェン)の予定でしたが、1973年からイタリアもののヴェルディが入りました。英EMIがドイツものだけでなく、レパートリー広く録音することを提案したようです。
- エリエッテ フォン カラヤンアルファベータ2008-06-27
- ヴェルナー・テーリヒェン中央公論新社2021-11-19
- この1970年代はカラヤン絶頂期です。そのため、コストのかかるオペラ作品を次々世に送り出すことになりました。オーケストラ作品はほとんど1960年代までの焼き直しです。「ベルリン・フィルを使って残しておきたい」というのが実際の状況だったようです。この時期、新しいレパートリーはありませんが、指揮者の要求にオーケストラが完全に対応していたのであろう。オーケストラも指揮者も優秀でなければ、こうはいかないと思う。歌唱、演奏の素晴らしさだけでなく、録音は極めて鮮明で分離も良く、次々と楽器が重なってくる場面では壮観な感じがする。非常に厚みがあり、「美」がどこまでも生きます。全く迫力十分の音だ。ベルリン・フィルの魅力の新発見。そして、1976年にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団から歩み寄り、カラヤンとウィーン・フィルは縒りを戻します。カラヤンは1977年から続々『歴史的名演』を出し続けました。この時期はレコード業界の黄金期、未だ褪せぬクラシック・カタログの最高峰ともいうべきオペラ・シリーズを形作っています。
プロダクト・ディテール(ヴィンテージ盤)
- レーベルDeutsche Grammophon
- レコード番号2530 414
- 作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
- 楽曲
- 劇付随音楽「エグモント」OP.84〜序曲
- 序曲「コリオラン」 OP.62
- 歌劇「フィデリオ」〜序曲 OP.72b
- レオノーレ序曲第3番 OP.72a
- 劇付随音楽「アテネの廃墟」OP.113〜序曲
- オーケストラベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン
- 録音年月、場所1965年9月21、22日ベルリン、イエス・キリスト教会でのオットー・ゲルデスのプロデュース、ギュンター・ヘルマンスの録音。「エグモント序曲」と「アテネの廃墟序曲」は1969年1月3日に同録音。
- 録音種別STEREO
- 製盤国DE(ドイツ)盤
- レーベル世代ブルーラインレーベル
ショップ・インフォメーション(このヴィンテージ盤はショップサイトの扱いがあります。)
- 商品番号342617
- レコード盤コンディション良好です(MINT~NEAR MINT)
- ジャケットコンディション良好です
- 価格5,500円(税込)
- 商品リンクhttps://www.lpshop-b-platte.com/SHOP/342617.html
- ショップ名輸入クラシックLP専門店 ベーレンプラッテ
- ショップ所在地〒157-0066 東京都世田谷区成城8-4-21 成城クローチェ11号室
- ショップアナウンスべーレンプラッテからお客様へ
当店のレコードは、店主金子やスタッフたちが、おもにヨーロッパに直接出向き、実際の目と耳で厳選した、コンディション優秀な名盤ばかりです。国内で入手したものや、オークション品、委託商品はございませんので、安心してお求めになれます。
- CDとDVD,参考本はアマゾンで購入できます。
- ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ポリドール1994-12-01
- ウィーン楽友協会合唱団ユニバーサル ミュージック クラシック2009-10-21
- カラヤン(ヘルベルト・フォン)ユニバーサル ミュージック2014-05-21
- BpoDg Imports2008-11-18
- カラヤン(ヘルベルト・フォン)Universal Music2003-09-26
- Jos Dam Gundula Janowitz Berliner Philharmoniker Herbert Karajan Wiener SingvereinDeutsche Grammophon2008-05-13
- カール レーブル音楽之友社2017-03-28
- リチャード オズボーン白水社2001-07-01
- リチャード オズボーン白水社2001-07-01
- Groupe de recherche juridique Artemis2025-07-18
- Lord Francis SotoEscape Music2026-03-20
関連記事とスポンサーリンク
YIGZYCN
.










![Karajan Brahms Ein Deutsches Requiem [DVD] [Import]](https://m.media-amazon.com/images/I/41q0scAolwL._SL160_.jpg)












コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。