聴いていて嬉しくなってしまう演奏は、そうざらにあるものではない。コンサート・ピアニストが大曲の余興に弾いたような、単純さの中に深い味わいがある。 ...本文を読む
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DE ORFEO S051831A アレクサンダー・ブレツィーナ ミュンヘン管楽アカデミー ドヴォルザーク 管楽セレナード グノー 小交響曲
ロマン派の芳醇な音楽。ミュンヘン国立歌劇場のメンバーを中心に結成されたこの団体はアンサンブル・音色とも実に素晴らしい。特にオーボエは忘れ難い音色だ。 ...本文を読む
DE ORFEO S038831A マーガレット・プライス ジェイムズ・ロッカート フランス歌曲集
心のひだにくい入ってくるような清烈な歌声。天性の美声と自然な歌い口がいっぱいに発揮されたアルバム。プライスが歌手としてもっとも幸せな時を迎えていることを示す歌唱だ。 ...本文を読む
DE ORFEO S074831 ベルント・ヴァイクル&ヴォルフガング・サヴァリッシュ ツムシュテーク 歌曲集 かどわかし タウベンハインの牧師の娘
シューベルトへの多大な影響を指摘される程ながらフィッシャー=ディースカウでも録音しなかったほど録音に恵まれ無いが曲調は多彩で変化に富み飽きない。 ...本文を読む
DE ORFEO S027 823F セルジュ・ボド バイエルン放送交響楽団 ジェシー・ノーマン ニコライ・ゲッダ ロバート・ギャンビル グルック アルチェステ
セルジュ・ボドの録音は多くないが、抒情的な美しさと気品で我々聴き手を包み込み、テンポを誇張するスタイルで秘めた情熱と高い音楽性を感じさせる指揮者。 ...本文を読む
FR CASSIOPÉE 369 209 エリック・ハイドシェック ヘンデル 組曲9・11・12・14番
サラバンドのテーマは弱音でサラッと弾かれていて、そこがたまらなくお洒落だ。ハイドシェックのヘンデルの組曲はアンコールでもよく取り上げられているだけに、その幸せな愉悦感に聴き手側も十二分に癒される。 ...本文を読む
GB EMI SLS836 ポール・トルトゥリエ エリック・ハイドシェック ベートーヴェン チェロ・ソナタ全曲
端正かつ的確な解釈の気品と余裕に満ちた演奏です。チェロがスピーカーの中心に定位し、トルトゥリエがあなたのために私設演奏会を開いてくれているようです。 ...本文を読む
GB EMI BLP1043 ポール・トルトゥリエ サー・マルコム・サージェント BBC響 エルガー チェロ協奏曲
自らの道を迷わず歩む求道者のような剛毅な音楽を奏でていた名チェリスト。芯の太い音色で、それに伴う音色、表現の微妙な変化、自然とトルトゥリエの世界に誘われます。 ...本文を読む
GB EMI HQS1289 ポール・トルトゥリエ 岩崎淑 アンコール〜チェロ曲集
目前で演奏に接しているような存在感。自らの道を迷わず歩む求道者のような剛毅な音楽を奏でていたトルトゥリエの演奏は、音楽表現における精神の在り方について、常に真剣に取り組み、実際、内なる声を大切にした。 ...本文を読む
GB EMI ASD2822 サー・エイドリアン・ボールト ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 エルガー 序曲集
「君に任せておけば、私の将来の評価も安泰だ」とエルガーは労った。これにボールトは「作品が素晴らしいので、オーケストラに任せておけば大丈夫」と答えた。 ...本文を読む
GB EMI ASD2906 ポール・トルトゥリエ サー・エイドリアン・ボールト ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 エルガー チェロ協奏曲
表情も見えるほどの優秀録音。冒頭より太く、重々しく、深く男性的パワフルな演奏。そして、より繊細な音楽表現で魅了しております。エルガーが達した最後の境地と言える郷愁と懐古に満ちた清らかさを持っている。 ...本文を読む
GB EMI ASD3330 サー・エイドリアン・ボールト ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 エルガー 交響曲1番
大英帝国の残照の中に古色蒼然と燻ぶっていたオーケストラと、がならず急がず晩年の達観したエルガー感を投影させたボールト。多様なエルガーが聴かれる時代となった今こそ、作曲者の原典とは何かを考察するにも必聴。 ...本文を読む
GB DECCA LXT5222 ミッシャ・エルマン サー・エイドリアン・ボールト ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 ブルッフ ヴァイオリン協奏曲1番 ヴィエニャフスキ ヴァイオリン協奏曲2番
美音の代名詞ともなったエルマン・トーンで名高いエルマン。独特なヴィブラートやポルタメントの多用、テンポの揺れなどオールド・スタイルを堪能できる。 ...本文を読む
GB LONDON LPS90 アルフレッド・カンポーリ エドゥアルト・ファン・ベイヌム メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲
イタリアの青い空、地中海の碧い色。陽気さ、明るい、そういう音色、そして一抹の陰り・・哀愁。懐かしさと郷愁も感じる、そんなヴァイオリンの音色に惚れた。 ...本文を読む
GB DECCA LXT5014 アルフレッド・カンポーリ サー・エイドリアン・ボールト ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 エルガー ヴァイオリン協奏曲
クライスラーが演奏するのを念頭にエルガーが作曲した至極高潔な、艶めかしい名曲。このヴァイオリン協奏曲を些かも演奏に押し付けがましさが微塵もなく、明るくサラリとカンポーリは仕上げている。 ...本文を読む
GB LONDON CS-6047 アルフレッド・カンポーリ サー・エイドリアン・ボールト メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ブルッフ スコットランド幻想曲
楽器が放つ音に色彩や音量の変化を綿密に施していくカンポーリの音楽性は、トルソーの少女像が甘美な官能的なものに変化していく様な艶めかしさも感じる。 ...本文を読む
GB DECCA LXT5352 アルフレッド・カンポーリ ヨーゼフ・クリップス ロンドン交響楽団 ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
楽器が放つ音に色彩や音量の変化を綿密に施していくカンポーリの音楽性は、トルソーの少女像が甘美な官能的なものに変化していく様な艶めかしさも感じられて脱帽もの。 ...本文を読む
GB DECCA ACL92 ザラ・ネルソヴァ ヨーゼフ・クリップス ロンドン交響楽団 ドヴォルザーク チェロ協奏曲
雄大なスケール感とか深々とした響きとか、あるいは郷愁漂う歌い口とかいった演奏とは異なり、非常に耳あたりのよい親密さを感じるもので、静かな語り口の中にも巧まず滲み出る自然な歌心があって惹き付けられます。 ...本文を読む