ブリュンヒルデの自己犠牲はフルトヴェングラーと1952年に録音した楽劇「神々の黄昏」より出来が良い。未発表だった私家録音盤。つまみ食いのような選曲ながら愛好家だからこその選りすぐった歌唱揃いで価値がある。 ...本文を読む
通販レコード・新着盤
IT MELODRAM 221 キルステン・フラグスタート セバスティアン RIAS響 オペラ歌曲集
不世出のワーグナー歌手、彼女の素晴らしい名唱を聴くことができる『ヴェーゼンドンクの5つの詩』では、深い洞察から生まれる感銘は深い。全盛期を過ぎていても「神のような」と形容された侵し難い風格は健在。 ...本文を読む
IT MELODRAM S113 ヨーゼフ・カイルベルト ウィーン国立歌劇場管 シュテフェク フェルバーマイヤー リヒャルト・シュトラウス・インテルメッツォ(全曲)
些細な行き違いから生じた夫婦喧嘩を描いた他愛もない話ですが、洒脱さと勢い、情熱と美しさに満ちている「インテルメッツォ」の間奏曲たちは素敵な音楽だ。 ...本文を読む
IT MELODRAM S108 ルドルフ・ケンペ バイエルン国立歌劇場管 リザネク ホップ リヒャルト・シュトラウス・影のない女(全曲)
シュトラウスの豊饒な音色を知り尽くしたケンペによる壮麗な『影のない女』です。聴衆をうならせる圧倒的な個性はないが、快活で柔軟な音楽作りが心地よい。 ...本文を読む
IT MELODRAM 088 エリーザベト・シュヴァルツコップ オペラアリア集
20世紀を代表する偉大なソプラノ、シュヴァルツコップは1953年から1964年にかけてモーツァルテウムで10回のリサイタルを行い、その大部分がヴォルフの歌曲に充てられたほど重要なレパートリーとしていた。 ...本文を読む
IT MELODRAM 044 ショルティ&グリュンマー&ケート&フリック ヘッセン放送響 モーツァルト・魔笛
ショルティは魔笛を得意としており、とりわけ第1回録音は不朽の名盤。本盤ではグリュンマー、ケート、フリックなどの名歌手との組合せが聴きどころです。 ...本文を読む
IT MELODRAM 014 エーリヒ・クライバー バイエルン国立歌劇場管 ブラウン トレプトウ ワーグナー・トリスタンとイゾルデ(全曲)
激情も甘美の一つの味にすぎない、とでも証明しているようなクライバーのワーグナー。かみ剃りのような溌剌とした音楽さばきが、速さという質感の上に乗る。 ...本文を読む
FR ORFEO S120 842I ショルティ&クライバー&カイルベルト ミュンヘン・プリンツレゲンテンテアター オペラ録音
第二次世界大戦でバイエルン州立劇場が壊滅状態にあったとき、この劇場がその代わりの役目を果たした。空白の時代を埋めるプリンツレゲンテン劇場の秘蔵音源。 ...本文を読む
DE ORFEO S027 823F セルジュ・ボド バイエルン放送響 ジェシー・ノーマン グルック・アルチェステ
セルジュ・ボドの録音は多くないが、抒情的な美しさと気品で我々聴き手を包み込み、テンポを誇張するスタイルで秘めた情熱と高い音楽性を感じさせる指揮者。 ...本文を読む
DE ORFEO S010821A オラフ・ドレスラー ラフマニノフ・音の絵、リスト・「シモン・ボッカネグラ」の回想
聴いていて嬉しくなってしまう演奏は、そうざらにあるものではない。コンサート・ピアニストが大曲の余興に弾いたような、単純さの中に深い味わいがある。 ...本文を読む
DE ORFEO S051831A アレクサンダー・ブレツィーナ ミュンヘン管楽アカデミー ドヴォルザーク・管楽セレナード / グノー・小交響曲
ロマン派の芳醇な音楽。ミュンヘン国立歌劇場のメンバーを中心に結成されたこの団体はアンサンブル・音色とも実に素晴らしい。特にオーボエは忘れ難い音色だ。 ...本文を読む
DE ORFEO S074831 ベルント・ヴァイクル&ヴォルフガング・サヴァリッシュ ツムシュテーク・歌曲集かどわかし/タウベンハインの牧師の娘
シューベルトへの多大な影響を指摘される程ながらフィッシャー=ディースカウでも録音しなかったほど録音に恵まれ無いが曲調は多彩で変化に富み飽きない。 ...本文を読む
DE ORFEO S038831A マーガレット・プライス ジェイムズ・ロッカート フランス歌曲集
心のひだにくい入ってくるような清烈な歌声。天性の美声と自然な歌い口がいっぱいに発揮されたアルバム。プライスが歌手としてもっとも幸せな時を迎えていることを示す歌唱だ。 ...本文を読む
GB DECCA SXL6333 レジーヌ・クレスパン ジョン・ウストマン RECITAL
ビリティスの中性的な魅力を暗示するように、この曲はやや低い声域で書かれている。『言葉で表現できなくなった時、音楽が始まる』とはドビュッシーの言葉だが、イメージの喚起力には聴くたびに空恐ろしくなる。 ...本文を読む
NL DECCA SXL6944 チョン・キョンファ ラドゥ・ルプー フランク&ドビュッシー・ヴァイオリンソナタ
チョン・キョンファ29歳の時に録音された、高麗青磁の危ういまでに線の細い硬質な音質ではあるが女性的な繊細さと彼女ならではのダイナミックさが感じられる。 ...本文を読む
GB DECCA SXL6742 アンタル・ドラティ ワシントン・ナショナル交響楽団 ドビュッシー・夜想曲 / 管弦楽のための映像第2番「イベリア」
自然光で照明したような影があり、表情たっぷりゆったりとして、空気を感じさせるレコード。ドラティのフランス近代管弦楽作品でのリズムの処理はピカーだ。 ...本文を読む
GB DECCA SXL6714 アンタル・ドラティ フィルハーモニア・フンガリカ コダーイ・管弦楽集
よく知られた名曲で思いもかけないエッジの立った音楽を作るドラティと古色蒼然としたオーケストラとブレンドして緊迫感ある迫力に満ちた味がある。よりスタンダードな定本を残そうとする抑えきれぬ情熱を感じる。 ...本文を読む
GB DECCA SXL6713 ドラティ フィルハーモニア・フンガリカ コダーイ・交響曲
最も有名な『ハーリ・ヤーノシュ』は、コダーイ演奏のスペシャリストとして名を馳せたドラティの名演として名高い。実力抜群の切れ味が良い演奏運びをしており、古色蒼然としたオーケストラとブレンドして味がある。 ...本文を読む
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