ライン地方の明るい性格を反映した第3番、憂愁と幻想的な雰囲気による第4番というロマン派を代表するシューマンの交響曲を、ショルティが見事に統率した演奏で聴かせている。迷盤だが、得るもの多い名盤のひとつ。 ...本文を読む
通販レコード・新着盤
GB DECCA SXL6487 ゲオルグ・ショルティ ウィーン・フィル シューマン・交響曲2番、ジュリアス・シーザー序曲 Op.128
美しいが寂しげな気分が漂うシューマンはウィーン・フィルの美麗な響きをもってしても存分に味わうことができない憾みが残る。何か得るもの多い名盤のひとつ。 ...本文を読む
GB DECCA SXL6486 ゲオルク・ショルティ ウィーン・フィル シューマン・交響曲1番「春」、「序曲、スケルツォとフィナーレ」Op.52
プレイバックを聴いてプロデューサが「こいつはひどいっ」と言った演奏、ウィーン・フィルからこんなサウンドを引き出すとは。眉をひそめる人も多い迷盤。 ...本文を読む
GB DECCA SET618 ゲオルグ・ショルティ ロンドン・フィル ベンジャミン・ラクリン ウォルトン・ベルシャザールの饗宴
ロマンティックでイギリス的雰囲気の作風を持つウォルトン。二重合唱や二群の吹奏楽を要する壮大さ。ショルティらしいダイナミックな表現が冴えた饗宴に。 ...本文を読む
GB DECCA SET628 ゲオルグ・ショルティ ロンドン・フィル ホルスト・惑星
イギリス作品を得意とするショルティならではの華麗な指揮にロンドン・フィルが見事に応えた至極の空間を堪能できる。ショルティ唯一の『惑星』でシカゴ響で録音されなかったことが不思議だが良い結果となった。 ...本文を読む
GB DECCA SXL6111 ゲオルグ・ショルティ ロンドン響 バルトーク・組曲「中国の不思議な役人」、「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」
本能的演奏にロンドン響は強力なアンサンブルで応えている。60年代のロンドンで、これほどエスニックな録音が可能であったことが不思議にすら思えてしまう。 ...本文を読む
US BARTÓK RECORDS #313 レオニード・ハンブロ ロバート・マン ジンブラー・シンフォニエッタ バルトーク・ピアノ協奏曲&ラプソディ
モノラルながら鮮烈なピーター・バルトークによる録音。二管編成のこの作品の録音では、小編成&オンマイクの効果によって凄いサウンドを聴くことができます。 ...本文を読む
GB COLUMBIA CX1285 ヴェーグSQ バルトーク・弦楽四重奏曲5&6番
重厚でダイナミックな音の塊。作曲家本人と親交があり時代精神までも共有していることが決定的な強みとなって、ヴェーグの音響や造形の立体的構築性、リズムの卓越、豊かな情趣ある音楽が不滅の輝きを放っている。 ...本文を読む
FR COLUMBIA FCX552 シャルル・ブリュック フランス国立管 バルトーク・小管弦楽のための組曲第2番、2つの肖像、2つの映像
拓かれた豊穣で広大な新しい音楽。フランス現代音楽の旗手として、その全創造力を昇華させた優れたレコードの数々が体系的に再発見されることを待望している。 ...本文を読む
GB COLUMBIA CX1783 カラヤン ベルリン・フィル バルトーク・弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
重厚で精気漲るカラヤンとベルリン・フィルの充実した響きで、左右の分離感を強調するのではなくアナログ時代のEMIらしい自然な空間性を感じさせる音づくり。 ...本文を読む
GB COLUMBIA CX1054 ヘルベルト・フォン・カラヤン フィルハーモニア管 バルトーク・管弦楽のための協奏曲
カラヤンの独墺系以外の作品に対する巧さは他の独墺系指揮者では及ばない処。奏者の力量、指揮者との丹念緻密な音楽づくりが最良の結果を齎したものの一つ。 ...本文を読む
GB COLUMBIA CX1680 カラヤン ベルリン・フィル リヒター=ハーザー ブラームス・ピアノ協奏曲2番
自己陶酔ではない、「これしかない響き」の素晴らしさといったら、地味ではあるけれど、細部に至るまで原典を研究しつくした音楽的な大人の語り口です。 ...本文を読む
FR DGG 2531 133 ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィル ブラームス・交響曲第3番、悲劇的序曲
カラヤン美学とはこうだと宣言する64年盤と同傾向だが重厚さが減って軽快な美しさが感じられる。美を強調し過ぎずとも自然にカラヤンらしい表現になっている。 ...本文を読む
DE DGG 2531 132 ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィル ブラームス・交響曲第2番
ドイツ風の質実剛健さ、武骨さに背を向け、敢えて華麗な音響と流麗な曲作りで押し通した70年代の全集の中で本盤、第2番は牧歌的で美しい曲の性格もあって、一番成功した演奏になっている“ブラームスの田園交響曲”。 ...本文を読む
DE DGG 2531 131 ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィル ブラームス・交響曲第1番
大方カラヤンの1番はレガート過剰で切れ味に欠け重々し過ぎる気もするが、この演奏はノリが良く金管や打楽器のリズムがアクセントとして良く効いていて“無駄のない合理的な動きの統一的集合体”が一番良く現れている。 ...本文を読む
DE DGG 2530 335 ダニエル・バレンボイム ブラームス・ピアノバリエーション
映画「恋人たち」の主題歌のメロディーを編曲したピアノ版の初録音盤だった。構造・構成と全体の統合を音楽の要素として最重要視しているバレンボイムならではの造型感と美意識に貫かれたドイツ・ロマン派銘盤。 ...本文を読む
FR DGG 2740 125 ズーカマン&バレンボイム ブラームス・ヴァイオリン&ヴィオラソナタ全集
ブラームスの壮年期から円熟期に書かれた3曲のヴァイオリン・ソナタを知的でハイセンスなズーカーマンのヴァイオリンをバレンボイムが的確なアクセントで支え、秀逸なブラームス像を創出したドイツ・ロマン派銘盤。 ...本文を読む
DE DGG 2707 113 ダニエル・バレンボイム シカゴ交響楽団 ブルックナー・交響曲第5番
音楽全体のドラマティックな進行を重視したスタイルは現在のバレンボイムの音楽にも通じますが思い切りの良い音の勢いがあり、それがオーケストラの起爆力の凄さと相まって率直な力感につながっているのが気持ち良い。 ...本文を読む
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