確かに古いスタイルながら純粋にスコアを再現した音が一杯詰まっている。こういうレコードはヴィンテージのかおるオーディオの再生音が良く似合う。基準盤と出来るLPレコードが多いことは嬉しいしだい。 ...本文を読む
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GB COLUMBIA SAX2260 オットー・クレンペラー ベートーヴェン・交響曲6番「田園」
『田園』は、ステレオ録音では是非両翼配置の演奏を聴かれることをお薦めしたい。第1と第2ヴァイオリンが持続音を交互に受け渡されるところや、主旋律を第2ヴァイオリンが受け持つ所などステレオ再生の醍醐味だ。 ...本文を読む
GB DECCA SXL6189 カッチェン、ガンバ べートーヴェン・ピアノ協奏曲1番
淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。数々の英デッカのオーディオファイルレコードで、カッチェンは弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。 ...本文を読む
GB EMI HQS1088 ダニエル・バレンボイム べートーヴェン・ピアノソナタ26番「告別」/32番/19番
苦悩するジャクリーヌと一緒に過ごした時間。血の気の多さ、緊迫感のようなものが伝わってくる背筋にぞっとくるような迫力があります。同じ譜面を演奏して個性の出る曲こそ、クラシック音楽を楽しむ魅力だ。 ...本文を読む
GB EMI HQS1076 ダニエル・バレンボイム ベートーヴェン・ピアノソナタ14番「月光」/8番「悲愴」/19番「情熱」
アダージョにまで遅くしたアンダンテのテンポ感覚と終楽章での破綻を恐れず突き進む爽快さ。これがバレンボイムのロマンティックを強く感じさせる面白味だ。 ...本文を読む
GB EMI ASD2851 デュ・プレ&バレンボイム ショパン&フランク・チェロ・ソナタ
病に冒されていたデュ・プレが、5ヵ月ぶりに演奏ができる状態に戻り、急遽録音されたのがこの作品です。病に苦しむ人間の祈るような気分の入り混じるショパン、瞑想性と激しさが交錯するフランク、両者とも名演です。 ...本文を読む
GB EMI ASD2751 デュ・プレ、バレンボイム ドヴォルザーク・チェロ協奏曲
デュ・プレは1966年にバレンボイムと21歳の若さで結婚、この録音が行われたのは1970年、まだ25歳である。しかし1971年頃から多発性硬化症が発症し始めたというから、万全な状態での最後の頃だったのだろう。 ...本文を読む
GB EMI SLS895 ジャクリーヌ・デュ・プレ FAVOURITE CELLO CONCERTOS
短く逞しく生きた夭折の天才というイメージは激情系のチェリストとして認知されているが、本当の彼女のチェロは、弾く事を心から楽しむ、抜群の味付けの出来る自然な演奏にあったのではないだろうか。 ...本文を読む
NL EMI ASD548 ジョン・バルビローリ エルガー・創作主題による変奏曲「エニグマ」Op.36,序曲「コケイン」Op.40
19世紀末、落日間近い大英帝国の「威厳」と「過去の栄光」が交錯する30分の音楽パノラマ。この曲特有のノスタルジックな美しさを全面に出している。 ...本文を読む
GB EMI ASD3374 ヘルベルト・フォン・カラヤン シベリウス・フィンランディア他
1976年録音の「フィンランディア」に始まる EMI への一連の録音は、カラヤンのシベリウス演奏解釈の総決算ともいうべきものであり、常に新しいテクノロジーに関心を抱き、4チャンネルでも再録音を重ねた名演。 ...本文を読む
GB EMI ASD3046 ヘルベルト・フォン・カラヤン バルトーク・管弦楽のための協奏曲
革ジャンをスタイリッシュに決めて、節目がちに何を思うのか。豊かな色彩感覚、リズムの多様性の無類の見事さは言わずもがな、内面にも鋭く迫っていて音楽的な表現の面からも満足できる演奏だ。 ...本文を読む
GB EMI ASD2732 ヘルベルト・フォン・カラヤン モーツァルト・交響曲40番/41番「ジュピター」
引き締まったモーツァルトを聞きたいか、ゴージャスで華やかなサウンドを楽しみたいか。好みで選んで聞くのが良いが、名手の揃ったベルリン・フィルの木管楽器を楽しむにはEMI盤が勝る。 ...本文を読む
GB DECCA SET312-6 ショルティ ワーグナー・ワルキューレ
8年間のノウハウは、シリーズ中で最高の自然な雰囲気を生み出している。第1幕の録音中にちょっと神経質に陥っていたキングのために録音が終わったと告げた後で、後半のジークリンデとの場面を楽譜を見ずに二人にリラックスして歌わせて録音するトリックは功を奏した。 ...本文を読む
GB DECCA SET292-7 ショルティ ワーグナー・神々の黄昏
自然収奪・破壊は世界を終末に導くとワーグナーが鳴らしていた警笛は21世紀の現代も変わらない。そればかりか、ワルハラ城炎上までのシナリオを現代の世界情勢は実行しているように思うのだが。 ...本文を読む
GB DECCA SET242-6 ショルティ ワーグナー・ジークフリート
ショルティを指揮者に据え、レコード録音の偉業と讃えられた英デッカ社の「指環」全曲録音は完成。当然、社運をかけたプロジェクト。録音、臨場感、演奏全てが、満足できる域に達している。 ...本文を読む
GB DECCA SXL6348 イシュトヴァン・ケルテス ドヴォルザーク・序曲集
歯切れ良いリズム、華やかな色彩感覚が聴き応えあり。録音当時30代半ばの青年指揮者らしいフレッシュさが素晴らしく、それゆえになおの事ケルテスの早世が惜しまれる。 ...本文を読む
GB DECCA SXL6273 イシュトヴァン・ケルテス ドヴォルザーク・交響曲5番/序曲「わが故郷」
交響曲第4番まではワーグナーの影響が見られたが、スラブ風の牧歌的な作風となり、終楽章にはブラームスと『ワルキューレ』からの和音進行の影響が見られるようになる。この特徴は後の作品のモデルになっていく。 ...本文を読む
GB DECCA SXL6044 イシュトヴァン・ケルテス ドヴォルザーク・交響曲8番「イギリス」
ボヘミアの民族色がストレートに表現された独創的な作風で、親しみやすい旋律やリズム感に富んでいます。 ...本文を読む