34-23473

商品番号 34-23473

通販レコード→日本LONDON ffss 全盤輸入スタンパー使用盤 金色仕上げカートン

骨太でたくましい表現、あふれんばかりの情熱、凄まじい集中力とテクニック ―  この10枚こそがベートーヴェンのピアノ・ソナタの真髄を捉えた演奏だという気がしてならない。夏目漱石が明治34年ロンドンに留学していた時にバックハウスを聴いている。まだ鍵盤の獅子王と評判をとっていた若き頃である。その時のお目当てはイタリア人歌手、アデリーナ・パッティの独唱会だったのでピアノについての言及はない。この時、グリーグとリストの小品を弾いているが文豪の耳にはどう聴こえたのだろう。そのころから鍵盤の獅子王と異名をとる日本でとりわけ人気の高いピアニスト、ヴィルヘルム・バックハウスによるベートーヴェンのソナタ全集。バックハウスはベートーヴェンからリストへと受け継がれた、直系のピアニスト。バックハウスの若い頃のリサイタル・プログラムを見ると、ショパンのエチュード、リスト、ブラームスといったロマン派の技巧的な曲が並んでいるので、ベートーヴェン弾きと見なされていたわけではなかった。バックハウスのピアノは言い尽くされている通り、特徴が無いのが特徴といえるでしょうか。要は、テクニックをひけらかすわけでもなく、その澄んだ音色ともあいまって、ひどくシンプルなのです。でも、繰り返し聞いていると何か、そのピアノが、まるで、融通無碍の境地で、自由にベートーヴェンの音符と戯れているように、静かな所は静かに、激しいところは激しく聴こえて来るところが、彼の魅力と言えるでしょうか。昔から定評あるセットで、ベートーヴェンのソナタ全集を代表する優れた演奏として信頼度の高さには絶大なものがあります。当全集はバックハウスにとって二度目のものですが、堅牢な構築性と知的な解釈に裏打ちされた明晰な合理性、そのうえで示される雄大なスケール感と豊かな風格が醸し出す深い味わいは、古くから絶賛の声を浴び続けています。1959〜69年の録音半ばで、演奏会の最中に胸の痛みを訴えて他界。第29番のみ1952年モノラルで補完して全集と成った。バックハウス晩年のステレオ録音による比類なく美しい名演です。
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  • 老成した大家バックハウスを具現化した稀有な背表やや丸みのある金色仕上げカートンや45ページにも及ぶ稀有な写真多数掲載本等々。文字通り「鍵盤の獅子王」という形容がふさわしい豪華セット。今から47年前の6月10日発売石油ショック前の日本の拘りもの造りが随所に感じ取れる逸品。全盤輸入スタンパー使用盤10枚組。
  • JP LON SL1063-72 ヴィルヘルム・バックハウス ベート…
  • JP LON SL1063-72 ヴィルヘルム・バックハウス ベート…
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.1
ヴィルヘルム・バックハウス
ユニバーサル ミュージック
2019-06-05

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