34-13905
商品番号 34-13905

通販レコード→英ダーク・グリーン銀文字盤
音の良い英DECCAプレス ― 19世紀前半に活躍したイタリア生まれのヴァイオリニスト兼作曲家のパガニーニは、その超人的なテクニックから「ヴァイオリンの鬼神」と称えられ、多くの聴衆を魅了しました。「カプリース」24曲全曲録音を最初に行った20世紀を代表するヴィルトゥオーゾの一人、ルッジェーロ・リッチは強靭なテクニックと火花の散るような超絶技巧が魅力で、特にパガニーニやサラサーテを得意とした。特別にピッチがずれることのない、重音を弾くときの豊かな音色や弱音の細やかさにはうっとりしてしまう。リッチはイタリア系のアメリカ人ですが、その腕が鳴るようなテクニックと金糸のように繊細で輝かしい音色を駆使した ― 19世紀ヨーロッパの伝統的な巨匠様式を受け継ぐヴァイオリニストと目されており、美音と華麗な演奏技巧、独特な楽器の歌わせ方が特徴的である。愛器はグァルネリ・デル・ジェス。このレコードを聴いた時のなんとも豪華な雰囲気は、これらの曲がすべてオペラの本質は変わらない ― アリアの旋律を借りた編曲や自由な変奏曲ではない、パラフレーズだからと気づきました。ヴァイオリンとオーケストラの掛け合いも、オペラの世界なのです。つまり、ヴァイオリン小品集でありながら、オペラを描いているのです。何ともユニークなアルバムです。オペラ好きの方には、実に楽しい聞きものになるでしょう。これは、本当に優れた企画アルバムだと思います。本盤は「TURNABOUT」の英国盤でアメリカVOXの廉価レーベルで、日本ではコロンビアから発売されていましたが、イギリスではデッカが発売権を持っていたようです。
Side-A
  1. ヴィエニャフスキ:グノーの歌劇「ファウスト」の主題による華麗なる変奏曲
  2. サラサーテ:カルメン幻想曲
Side-B
  1. エルンスト:ロッシーニの歌劇「オテロ」の主題による華麗なる変奏曲 op.11
  2. パガニーニ:ロッシーニの歌劇「タンクレディ」からのアリア「こんなに胸騒ぎが」の主題による変奏曲 op.13
ルッジェーロ・リッチ(Ruggiero Ricci, 1918.7.24〜2012.8.6)は、超絶技巧と濃厚な表現で聴かせる稀代の名手だった。強靭なテクニックと火花の散るような超絶技巧が魅力で、特にパガニーニやサラサーテを得意とした。1918年7月24日、米カリフォルニア州サンブルーノ生まれのヴァイオリン奏者。リッチの本名はウッドロー・ウィルソン・リッチというものですが、両親がイタリア移民ということもあり、芸名を敢えてイタリア語のルッジェーロ(英語ではロジャーに該当)としています。ちなみにウッドロー・ウィルソンとはアメリカの大統領の名前で、リッチの弟のチェリストにも、ジョージ・ワシントンという名前が付けられていました。最初は父からヴァイオリンを学んだリッチは、やがてヴァイオリニストでピアニストでもあるルイス・パーシンガー(Louis Persinger, 1887〜1966)に師事して腕をあげ、1928年にサンフランシスコで10歳でヴィエニャフスキを弾いてリサイタル・デビュー、11歳でメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲でコンチェルト・デビューという神童ぶりでも話題となり、カーネギー・ホールでも成功を収めてからは1930年代、ベルリンに留学してゲオルク・クーレンカンプやアドルフ・ブッシュらに学んでいます。第二次世界大戦中はアメリカ陸軍に従軍し、エンターテイメント担当として慰問演奏などで活躍、除隊後はすぐに演奏活動に復帰し、1940年代以降は現代音楽作曲家の作品の世界初演を積極的に行なう。そしていよいよ、1947年には史上初となるパガニーニの《24のカプリース》全曲録音を敢行。以後、国際的な活動を展開し、通算70年に渡る演奏キャリアを構築、65か国で6000を超えるコンサートを実施し、複数のレーベルに大小500以上の録音を遺しました。そのほか、教師として多くの大学で後進を指導。2012年8月6日、心不全で死去。94歳没。
1977年7月、ルクセンブルグ放送のフェリクス・マーグによるセッション、ステレオ録音。イギリス・プレス。
GB  TURNABOUT  TVS34720 ルッジェーロ・リッチ…
GB  TURNABOUT  TVS34720 ルッジェーロ・リッチ…