34-22597

商品番号 34-22597

通販レコード→英ダーク・レッド金文字盤[オリジナル]

若きパドゥラ=スコダの演奏で、シューベルトの天才性をじかに感じさせてくれる。 ― ウェストミンスター・レーベル常連の名手たちが録音した1枚。ジャン・フルニエ(1911~2003)はパリ出身のヴァイオリニスト、フルニエは有名なチェロ奏者のピエール・フルニエの陰に隠れがちな弟で、兄と同じくパリ音楽院を一等賞で卒業。自然な演奏法と柔軟性に富んだ豊かな音色は、知的な解釈と相まって極めて仕上げの美しい演奏を生みだしました。教育者としても優れ、パリ音楽院やザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で長く教授を務めました。パウル・バドゥラ=スコダは1949年にヴィルヘルム・フルトヴェングラーやヘルベルト・フォン・カラヤンらといった著名な指揮者と共演した〝生きたヒストリカル〟。フリードリヒ・グルダとイェルク・デームスと彼を「ウィーン三羽烏」と称する。録音数は膨大で、200点以上に達するが、ウィーン古典派、とりわけモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの専門家である。イタリアが生んだ名チェリスト ― 世代的にピエール・フルニエとムスティスラフ・ロストロポーヴィチのちょうど間に位置するチェリストであるが、ヤニグロのチェリストとして演奏活動をおこなった時期が第二次世界大戦を間に挟んでいるために、演奏家として脚光を浴び難かった、ということもいえなくもないようであった。然し乍ら ― アントニオ・ヤニグロ(1918〜1989)の残したレコードは、感情と形式が鬩ぎ合って絶妙にバランスされた名演と、彼のチェロの美しい音色が、コレクターの間で話題となりました。
なかでは一番精力的で今だ現役、モーツァルトの校訂など学術的な活動もこなすパウル・バドゥラ=スコダ。1927年にウィーンで生まれ。ウィーン音楽学校に入学した2年後、オーストリア音楽コンクールで優勝し、エドウィン・フィッシャーに師事。フィッシャーの死後、ウィーンやザルツブルク、エディンバラ、シエナでマスタークラスの伝統を続けていった。今日でも彼は、自分の貴重な時間と情熱を若い音楽家の育成に捧げ、熱心にアドヴァイスをしている。1949年、ウィルヘルム・フルトヴェングラーとヘルベルト・フォン・カラヤンが、バドゥラ=スコダの並外れた才能に注目し、ザルツブルク・フェスティバルで衝撃的なデビューを果たす。続いてニューヨーク、東京のリサイタルでもセンセーションを起こした。彼のLPレコードは何年もの間、ピアニストとして発売枚数第1位を保持した。また、演奏活動に加えて、指揮、作曲、執筆活動にも携わるほか、膨大な量の自筆譜や初版のマイクロフィルム、歴史的な様々な鍵盤楽器のコレクションも行う。現在もレコーディングを続け、最近では、アストレー・レーベルからドビュッシーとブラームスをレリースし、三度目のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲も録音している。また、モーツァルトのピアノ協奏曲の全曲録音も進行中である。そんな彼の録音全体を追うとレコード媒体の歴史を語ることもできそうに思える。アントニオ・ヤニグロ、パドゥラ=スコダ、ジャン・フルニエの三重奏で録音した《大公》をして、菅野沖彦氏が「演奏も美しいものでしたが、特に録音も素晴らしいものでした。私が後年録音を考える上での、理想とか原点であった」と回想するレコード。
1949年にニューヨークで創設され、短期間に綺羅星のごとく名録音の数々を残したウエストミンスター・レーベル。創設の中心メンバーであったジェイムズ・グレイソンがイギリス人で、もともとロンドンのウエストミンスターのそばに住んでいたので、「ウエストミンスター」と命名されました。創設当初の中心的なアーティストは、ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団、ウィーン・フィルハーモニー木管グループで、1952年からはこれにバリリ四重奏団が加わりました。彼らはみなウィーン・フィルハーモニー管弦楽団など、ウィーンで活躍していた演奏家たちでした。1950年にデッカに次ぐ英国レーベル会社として設立された ― 独自録音が英国の風情を感じさせるレーベルでコレクターの根強い支持を得ている ― NIXAとの共同でヨーロッパ録音も多く、ウェストミンスターは佳盤の宝庫。ソリスト達が妙技を披露している、埋もれてしまうには惜しい演奏のレコードばかりです。
  • Record Karte
  • 1953年録音。フラット240g重量盤、金文字初出。
  • GB NIXA WLP5188 ジャン フルニエ・ヤニグロ・スコダ …
  • GB NIXA WLP5188 ジャン フルニエ・ヤニグロ・スコダ …