商品名GB NIXA WLP5103 ウィーン管楽奏者 モーツァルト・ディベルティメント

響きは甘美で、モーツァルトに最適だったウィーン・フィル ― カール・マイヤーホーファー(Ob)、ブルノ・デールシュミット(Ob)、ゴットフリート・フォン・フライベルク(Hr)、レオポルト・カインツ(Hr)、カール・エールベルガー(Fg)、ルドルフ・ハンツル(Fg)。ウィーン・フィル黄金期のメンバーがウェストミンスターに録音した一枚です。イギリス最初期のフラット重量盤です。
1949年にニューヨークで創設され、短期間に綺羅星のごとく名録音の数々を残したウエストミンスター・レーベル。創設の中心メンバーであったジェイムズ・グレイソンがイギリス人で、もともとロンドンのウエストミンスターのそばに住んでいたので、「ウエストミンスター」と命名されました。創設当初の中心的なアーティストは、ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団、ウィーン・フィルハーモニー木管グループで、1952年からはこれにバリリ四重奏団が加わりました。彼らはみなウィーン・フィルなど、ウィーンで活躍していた演奏家たちでした。1950年に DECCA に次ぐ英国レーベル会社として設立された ― 独自録音が英国の風情を感じさせるレーベルでコレクターの根強い支持を得ている ― NIXA との共同でヨーロッパ録音も多く、ウェストミンスターは佳盤の宝庫。ソリスト達が妙技を披露している、埋もれてしまうには惜しい演奏のレコードばかりです。
ウィーン・フィルハーモニーの管楽器の名手たちによって組織されたアンサンブルによる、このオーケストラがまだローカルな音色を残していた頃に録音された、味わい深い演奏を聴くことのできる一枚です。オーボエのマイヤーホーファーがカール・ベームの協奏交響曲に参加していたオーボエ奏者とは気が付かなかったとしても、レコードの響きが格別だったのは覚えているでしょう。ウィーン・フィルと言えば独自の楽器を用いている事で世界的に知られているが、マイヤーホーファーもウィンナ・オーボエを用いている。ウィンナ・オーボエはジャーマン式の改良型で、形状はバロック式によく似ている。また、現在世界の主流であるコンセルヴァトワール式に比べて10cm程短い為、楽器の重量が軽いので演奏は楽だという。ところが、世界的主流に成らなかったのは、♯系で性能の高さを発揮するのに対し、♭系の指使いが難しいからだ。しかしながら、響きは甘美で、モーツァルトに最適とされている。
本盤の4曲の他に、第9番と16番を1954年に録音してモーツァルトの「管楽ディベルティメント」の6曲を完結している。しかし現在では、第16番変ホ長調 K.289 は偽作とされている。作曲はザルツブルクに居た1775年から1777年までの2年間の間に完成。オーボエ2、ファゴット2、ホルン2の6重奏という編成であり、1冊に綴じられた自筆譜には第1~第5番と番号づけられ、調性の配列もヘ長調→変ロ長調→変ホ長調を2回繰り返している。偽作を加えて6曲のセットにした意図も頷ける。作曲の目的や演奏に関する資料は何もないがザルツブルク大司教宮廷の食事の折に演奏される「ターフェルムジーク」として書かれたと推測されている。
1951年録音
GB NIXA WLP5103 ウィーン管楽奏者 モーツァルト・ディ…
GB NIXA WLP5103 ウィーン管楽奏者 モーツァルト・ディ…