34-20786
商品番号 34-20786

通販レコード→英 "W&B STAMP DOG" 黒文字盤 Quadraphonic
ショルティ時代のパリ管弦楽団から絢爛な色彩美を引き出した素晴らしいラヴェル演奏。 ― 往年のフランスのオーケストラならではの明るく美しい色彩の世界を心ゆくまで堪能させてくれます。1974年にパリの名ホール、サル・ワグラムでセッション録音されたラヴェルの管弦楽作品集。『ダフニスとクロエ』『亡き王女のためのパヴァーヌ』『古風なメヌエット』『ラ・ヴァルス』『ボレロ』『高雅で感傷的なワルツ』『クープランの墓』『スペイン狂詩曲』『道化師の朝の歌』『海原の小舟』『マ・メール・ロワ』などといったおなじみのレパートリーで高水準な演奏を展開、1975年度のフランスACC&ADFディスク大賞を受賞しています。なお、「ピアノ協奏曲」ではアルド・チッコリーニが、「ツィガーヌ」ではイツァーク・パールマンがソロを担当しています。瀟洒でエレガント。色彩設定と音響造型にみせる鋭敏なセンスといい、あらゆるフレーズに注入された絶妙なニュアンスといい、その目ざましい魅力はいまだに失われていません。マルティノン面目躍如の名録音盤。フランス人でなければ、出せないコクが滲み出ています。ラヴェルは絶対にフランス人が振らなければ、駄目だとハッキリ認識致しました。個人的にはこうした色彩豊かなフランスものの録音はハッとするほど良くなければ退屈で聴く気がしませんが、本盤もすぐ聴きたくなるような魅力盤。個人的には、数ある名録音の中でもベスト盤としてお勧め出来ます。
Side-A
  1. ボレロ
  2. 『シェエラザード』序曲
Side-B
  1. スペイン狂詩曲
  2. ラ・ヴァルス
Side-C,D
  1. バレエ音楽『ダフニスとクロエ』
Side-E
  1. ツィガーヌ
  2. 高雅で感傷的なワルツ
Side-F
  1. バレエ音楽『マ・メール・ロワ』
Side-G
  1. 組曲『クープランの墓』
  2. 亡き王女のためのパヴァーヌ
Side-H
  1. 道化師の朝の歌
  2. 古風なメヌエット
  3. 海原の小舟
Side-I
  1. 左手のためのピアノ協奏曲
  2. ピアノ協奏曲ト長調
ジャン・マルティノン(Jean Martinon, 1910.1.10〜1976.3.1)は、フランスの粋と気骨を持った名指揮者。リヨン生まれで、生地の音楽院を経てパリ音楽院に進み、ヴァイオリンを収めるとともに作曲をダンディ、ルーセルに学んでいる。またシャルル・ミュンシュ(Charles Münch, 1891~1968)とロジェ・デゾルミエール(Roger Désormière, 1898~1963)に指揮法を師事しているが、最初は作曲家志望で、演奏家としてもヴァイオリン奏者としての活動が早かった。大戦中には従軍、一時期はドイツ軍の捕虜となっている。本格的な指揮活動は大戦後に始められ、1946年にボルドー交響楽団の指揮者に就任、やがてパリ音楽院管弦楽団(Orchestre de la Société des Concerts du Conservatoire)も指揮。また1947年にはロンドンにデビューして、1950年代には早くも録音活動を始めている。1951年〜1957年、ラムルー管弦楽団。1957年〜1959年はイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団。1959年〜1963年はデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者のポストにあり、この頃、今も異色の名演として知られる《悲愴》を1958年、英デッカにウィーン・フィルと録音している。然し、彼の名が世界の音楽ファンに強烈に印象付けられたのは、1963年、フリッツ・ライナー(Fritz Reiner, 1888〜1963)の後任としてシカゴ交響楽団の常任指揮者に就任して以降のことであった。独墺色の強い名門オーケストラとフランス人指揮者のコンビネーションは内外から大きな期待を集めたし、彼もアルザス人としての共感から、ドイツ=オーストリア系作品に充実した演奏を聴かせた。然しライナーの影が余りにも大きく、また批評家クラウディア・キャシディとの趣味の違いもあって、マルティノンは苦しいシカゴ響時代を送ることになる。この関係は1969年に終止符が打たれ、マルティノンはフランス国立放送管弦楽団の指揮者として母国に返り咲く。ちょうど年齢的にも60歳代を迎えつつあったマルティノンは、この頃から彼の円熟期を謳歌することになり、自分のオーケストラやパリ管弦楽団(Orchestre de Paris)と優れた演奏を聴かせるとともに、今なお不滅の名演をレコーディングしていく。代表盤は、やはり英H.M.V.に録音したサン=サーンス交響曲全集(1972、74、75年)、ドビュッシー(1973、74年)とラヴェル(1974年)の管弦楽曲全集になろう。それらはエレガントでありながら決して感覚美のみに流されることのない強い精神性を併せ持つ演奏であり、同じアルザス人ミュンシュとの共通項を感じさせるといって良い。1974年からはオランダのハーグ・レジデンティ管弦楽団との関係を深めるが、66歳の若さで亡くなった。作曲家としても数多くの作品を残しており、交響曲第4番《至高》はシカゴ響との自作自演の名演が1967年にRCAに残されている。
アルド・チッコリーニ(ピアノ)、イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)、ジャン・マルティノン(指揮)パリ管弦楽団、パリ・オペラ座合唱団。1974年パリ、サル・ワグラムでの録音。5枚組。Quadraphonic
GB EMI SLS5016 ジャン・マルティノン ラヴェル・管弦楽…
GB EMI SLS5016 ジャン・マルティノン ラヴェル・管弦楽…
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