34-21212

商品番号 34-21212

通販レコード→英ナローバンド ED4盤

豊潤な声の中にも、純粋で敬虔な祈りを込めて歌うパヴァロッティ、抒情的な旋律美とリリック・テナーが結びついた名曲の数々。 ― 〝キング・オブ・ハイ・C〟のルチアーノ・パヴァロッティが歌い上げる聖歌集。豊潤な歌声の中に寛やかな温かさを感じる演奏が魅力です。収録曲は「オー・ホーリー・ナイト」「アヴェ・マリア」の有名曲をはじめ、美しい宗教曲をパヴァロッティが歌い上げています。ロンドンにあるワンズワース・スクールの少年合唱隊と共に歌われる、敬虔な美しさに包まれた音楽は、キリストの誕生を祝うクリスマスにはうってつけのアルバムです。ヨーロッパではクリスマスの時期になると、街のいたるところから歌が聞こえてきます。音楽作家のマリウス・シュナイダーは、かつてこのシーズンを「神は歌を渇望している」と評したほどに、ヨーロッパにおけるクリスマスと「合唱音楽」は強く結びついています。ヨーロッパにおける伝統のクリスマス音楽は、本当に膨大なレパートリーを有しています。キリスト教の祭りであり、自然宗教的な伝統的慣習として受け継がれてきたこの行事のための音楽は、教会音楽と民謡の要素、どちらをも併せ持ち、そこに境界線を引くことは難しいものです。スーパースターをソリストに迎えた、こうしたクリスマス・アルバムでは、ポピュラーなヒット曲が加えられることが多いのですが、ここでが『聖夜』をはじめ伝統的なクリスマス・キャロルが選ばれており、いかにもヨーロッパの教会でのコンサートにふさわしい内容になっています。豊潤な声の中にも、純粋で敬虔な祈りを込めて歌うパヴァロッティ、抒情的な旋律美とリリック・テナーが結びついた名曲の数々。バレエ『ジゼル』で知られる19世紀フランスの作曲家アダンが書いた『真夜中!キリスト教徒よ』は、英訳の《オー・ホーリー・ナイト》というタイトルで親しまれていますが、ここでの真摯な歌唱は、キリスト教国の人々にとって、キリストの生誕を祝うクリスマスという行事が如何に大切なものであるかを教えてくれる点でも印象的です。《神よ、あわれみ給え》は、17世紀イタリアの作曲家ストラデルラの作品とされてきた宗教的アリアの名曲です。しかし、最近の研究では、19世紀スイスの作曲家ニーデルメイエの作品ではないかと考えられています。つづいてワンズワース・スクール少年合唱団が愛らしい澄んだ声で加わる《パニス・アンジェリクス(天使の糧)》は、19世紀後半のフランスの代表的作曲家セザール・フランクの作品。フランクは、長年にわたってパリのサン・クロティルド教会のオルガン奏者を務めましたが、この曲も、彼がその職にあった1871年の作品で、10年ほど前に書いたミサ曲の中に挿入するために作曲されました。いつもは陽気なイタリア人で、オペラ界きってのエンターテイナーとしても知られるパヴァロッティですが、少年合唱団を迎えて寛いだ歌い方で、イエスの誕生を祝う喜びと、大いなる愛に満ちた素晴らしい歌唱を聴かせます。シューベルトの歌曲からお馴染みの《アヴェ・マリア》は、シューベルトが27歳の1825年に、イギリスの文豪ウォルター・スコットの叙事詩『湖上の美人』の7つの詩に作曲した一連の歌曲の最後の曲で、正式のタイトルは『エレンの歌、第3』となっており、湖畔の岩の上に立つマリア像に乙女エレンの清楚な姿がいかにも美しい叙情的な旋律によって歌われます。
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《神の子羊(アニュス・デイ)》は、オペラ『カルメン』でお馴染みのフランスの作曲家ビゼーの代表作『アルルの女』第2組曲の第2曲による作品で、もともとは管弦楽曲ですが、その美しい旋律にラテン語の祈祷文の歌詞をつけて、独立した宗教的歌曲として編作したものです。そして、最後の《神の御子は今宵しも(アデステ・フィデレス)》は、再びクリスマス・キャロルで、賛美歌にもなっているこの歌は一度はお聴きになったことがあるでしょう。18世紀イギリスの作曲家ウォードの作と伝えられ、ベツレヘムにキリストが生まれたことを知った羊飼いたちが、神の御子に礼拝しようとしている情景が歌われています。魅惑的であり、表情豊かであり、そして力強さも備えたクリスマスのための音楽集。疲れた心にも、ほんの少しの安らぎを。ここで、「聖歌」と「讃美歌」を使い分けを確認しておきますが、英語では「Hymn」とするキリスト教で歌われる宗教歌を、日本では「聖歌」と「讃美歌」に呼称が分かれる。この呼称の違いは、教派やグループによる違いです。「聖歌」と呼ぶ主な教派やグループは、東方教会(正教会・東方諸教会)、カトリック教会、聖公会、プロテスタント諸派の中の日本福音連盟など。「讃美歌」と呼ぶのは、プロテスタント諸派の中の日本基督教団などである。合唱団のことは「聖歌隊」と呼び、教会で歌うことを許された少年合唱隊に限られています。主導者を置かないプロテスタント系の宗派では、呼ばない。
レコード・セールス1億枚。世界で最も売れたクラシック・ヴォーカリストとして知られるルチアーノ・パヴァロッティは1935年10月12日に北イタリア、モデナに生まれ。パン焼職人でアマチュア・テノール歌手でもあった父親とともに地元のコーラスで歌い、同郷の名ソプラノ、ミレッラ・フレーニとは幼なじみで同じ乳母によって育てられた。声楽をテノール歌手アッリーゴ・ポーラに師事して本格的に学ぶのは1952年になってから。レッジョ・エミーリアでおこなわれた声楽コンクールで優勝し、1961年4月29日、市立歌劇場で《ラ・ボエーム》のロドルフォ役を歌いオペラ・デビューを飾る。ここでの成功からイタリア各地はもとより、世界各地の主要歌劇場で次々にデビューを飾る。デビュー当時のパヴァロッティは、リリコ・レジェーロのたいへん美しい声を持っていて《ファヴォリータ》や《連隊の娘》で聴かせた艶やかな高音は「これぞ、テノールの声」という見事なもので、帝王カラヤンが「パヴァロッティは100年に1人の声だ!」と絶賛したそうです。若きテノールの評判は世界中へと広まり、〝キング・オブ・ハイC(2オクターブ上のハ音)〟の異名をとる。パヴァロッティは〝ハイC〟という言葉を広めた。パヴァロッティは〝ハイC〟を美しく響かせることで「キング・オブ・ハイC」と呼ばれていますが、アルフレード・クラウス、ニコライ・ゲッダ、ウィリアム・マッテウッツィ、クリス・メリットなどのように〝ハイE〟〝ハイF〟の超高音は持っていません。また、マリオ・デル・モナコ、フランコ・コレルリ、ニコラ・マルティヌッチといったドラマティック・テノールの〝ハイC〟には、パヴァロッティのものとは違った感動があります。バリトンのように太く男性的な声をテノールの最高音まで引き上げた時の豪快さと興奮は格別なもので、高音を得意とする歌手の〝ハイC〟を聴く時よりもスリルがあります。つまり、ジュゼッペ・ディ・ステファノやコレルリがナポリ民謡を歌ったレコードは別格としても、パヴァロッティの高音域は誰よりも美しい。
Luciano Pavarotti - Kurt Herbert Adler ● National Philharmonic ‎– O Holy Night, Luciano Pavarotti Sings Sacred Music
  • Side-A
    1. オ・ホーリー・ナイト(アダン) Cantique Noël (O Holy Night) – Composed By – Adam 4:20
    2. 神よ、あわれみたまえ(ストラデルラ/ニーデルメイエ) Pietà Signore – Composed By [Credited To] – Louis Niedermeyer, Composed By [Attr.] – Stradella 8:25
    3. 天使の糧[パニス・アンジェリクス](フランク) Panis Angelicus – Composed By – Franck, Choir – Wandsworth Boys Choir,Directed By – Russell Burgess 4:05
    4. 第5の言葉(メルカダンテ) Qual'ciglio Candido (Parola Quinta) – Composed By – Mercadante 3:40
    5. アヴェ・マリア(シューベルト/メリヒャル) Ave Maria – Choir – Composed By – Schubert, Wandsworth Boys Choir, Directed By – Russell Burgess 4:30
  • Side-B
    1. アヴェ・マリア(バッハ/グノー) Ave Maria – Composed By – Gounod, Bach, Choir – Wandsworth Boys Choir, Directed By – Russell Burgess 2:45
    2. アニュス・デイ(ビゼー) Agnus Dei – Composed By – Bizet 3:40
    3. サンクトゥス(ベルリオーズ) Sanctus-Requiem – Composed By – Berlioz, Choir – Wandsworth Boys Choir, Directed By – Russell Burgess 9:05
    4. 神のみ子はこよいしも[アデステ・フィデレス](ウェード) Adeste Fideles – Music By, Words By – John F. Wade, Choir – London Voices, Directed By – Terry Edwards 3:45
「神に祝福された声」と評されたイタリアの空を思わせる明るく豊かな美声は世界中の人々から愛された。プッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」でのロドルフォ役はルチアーノ・パヴァロッティの十八番となり、本格的なメジャー・オペラ・ハウス・デビューとなった1963年のウィーン国立歌劇場とロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス、1965年のミラノ・スカラ座へのデビューもこの役でした。1964年には英デッカ社にオペラ・アリア集を録音、レコード・デビューも果たしています。アメリカへは1965年に進出(マイアミ)、1968年にはニューヨークのメトロポリタン歌劇場に、やはりロドルフォ役でデビュー、世界の3大歌劇場でのデビューを33歳で達成しています。1972年2月、メトロポリタン劇場で上演されたドニゼッティの歌劇『連隊の娘』に出演、パヴァロッティはトニオ役のアリアでハイC(高いハ音)を9回、苦もなく歌って喝采を浴びて名声を決定付け、「キング・オブ・ハイC」という異名をとるに到りました。その後も《リゴレット》、《仮面舞踏会》、《愛の妙薬》、《トスカ》などに出演。NHKが招いたイタリア歌劇団の一員として1971年に初来日。《リゴレット》の公爵を歌い、聴衆の一人が感激のあまり舞台に上がり、彼に抱きつくというハプニングもあり大きな評判を呼ぶ。1975年にメトロポリタン歌劇場の一員として来日、《ラ・ボエーム》のロドルフォを披露。単身来日は1977年、リサイタルとオペラ・アリア・コンサート。1980年代からは音楽コンクールを主催し、若手声楽家の育成にも乗り出し、1981年にメトロポリタン歌劇場で初めてドラマティックな役柄の《アイーダ》のラダメスを歌う。また、オペラでの活躍の他に1990年代以降の活動はオペラの領域を越えて展開。1991年ロンドンのハイド・パーク、1993年ニューヨークのセントラル・パークでの大規模な野外コンサートは、それぞれ20万人、50万人の聴衆を集めた記録破りのコンサートとなった。さらに、ロックやポピュラー界のトップ・アーティストたちとのジャンルを超えた共演を重ね、窮状にある世界各地の子供たちへの援助を目的とした「パヴァロッティ&フレンズ」を1990年より開催。世界的人気を博していました。日本では2004年に引退コンサートを行ないましたが、70歳になる2005年10月での引退を表明、2006年2月にはトリノ冬季五輪の開会式に登場、椅子に座りながらも相変わらずの美声で十八番の『誰も寝てはならぬ』を熱唱して健在ぶりをアピール。4月からはヨーロッパでの「さよならツアー」が始まりましたが、6月に膵臓がんと診断されて中断。7月にはニューヨークの病院ですい臓の摘出手術を受けて退院するものの、発熱などの症状がみられたため、2007年8月8日に自宅のあるイタリア北部のモデナの病院に入院、経過が良好なため25日に退院し自宅療養をしていた矢先、意識不明の状態に何度か陥り、ついに2007年9月6日、モデナの自宅にて腎不全により亡くなりました。71年の輝かしい生涯でした。
  • Record Karte
  • Tenor – Luciano Pavarotti, Orchestra – National Philharmonic Orchestra, Conductor – Kurt Herbert Adler, Producer [Recording] – Ray Minshull, Engineer [Recording] – James Lock. Recorded 1 January 1976 at All Saints, Petersham, London.
  • GB DEC SXL6781 パヴァロッティ 聖歌集
  • GB DEC SXL6781 パヴァロッティ 聖歌集
パヴァロッティ/オ・ホーリー・ナイト
パヴァロッティ(ルチアーノ)
ユニバーサル ミュージック クラシック
2007-11-07