商品名GB DEC SXL6309 アシュケナージ&メータ ブラームス・ピアノ協奏曲2番

《イタリアの陽光への憧れ ― 若く気迫に満ちた盟友メータとの若き日の磨き抜かれた音色が冴えわたっている。》アシュケナージは、圧倒的に広いレパートリーを持ち、英デッカ社の財力を背景に完結させた全集企画の数では古今東西のピアニストの中では群を抜いている。そのアシュケナージが得意としている作曲家の1人がブラームスであり、磨きぬかれた輝かしい音色、ニュアンスに富んだ表現力、優れた音楽性、筋のよい安定したテクニックと、実に細部まで美しく彫琢された、現代的なすこぶる明快な演奏です。
彼は大変な努力家で、1つ1つの作品に全精力を注いで、それらの作品からその魅力を最大限に引き出そうとする姿勢がデッカ経営陣の心を打ったと聞いているピアニスト、ウラディーミル・アシュケナージ。アシュケナージは圧倒的に広いレパートリーを持ち、英デッカ社の財力を背景に完結させた全集企画の数では古今東西のピアニストの中では群を抜いている。そのアシュケナージが得意としている作曲家の1人がブラームスであり、細部まで丁寧に演奏していること、そしてその結果として、演奏の水準にほとんどムラがないことは特筆すべきことです。アシュケナージの特別魅力的なところは、実に細部まで美しく彫琢された、現代的なすこぶる明快な演奏です。磨きぬかれた輝かしい音色、ニュアンスに富んだ表現力、優れた音楽性、筋のよい安定したテクニックと、あらゆる面において現代のピアニストの水準を上を行く演奏を聴かせています。DECCAレーベルの入れ込みようは並々ならず。当時のロンドン交響楽団は、技術はもちろん、表現力にもかなり高度なものがあり、また、英デッカの優秀な録音技術もあって、この作品本来の味わいを満喫することができます。
ブラームスの交響曲4曲が好きで、交響曲第2番に魅力を感じるようになったら、次はピアノ協奏曲第2番を聴いてほしい。「ピアノ独奏を伴う交響曲」とも呼ばれて、50分を超える演奏もあり、生半可な交響曲を軽くしのぐ雄大なスケールの作品です。第2番は、さしもの「皇帝」でさえもひれ伏す、疑いなく古今のあらゆる協奏曲のジャンルの最高峰だ。ブラームスはイタリアの風土を、こよなく愛した人である。特に1878年の春のイタリア旅行は彼の心に強烈な印象を刻み込んだのだった。ブラームスの伝記を書いたガイリンガーは、「イタリアに於ける、この数週間の滞在は彼の生涯のうちで最も幸福な時に数えることができるであろう。この期間ほど、自由に、気ままに、時間の喜びを身に任せたことは、これまでの彼の運命にはなかったことである。」と述べている。この《第2番》の構想は、このイタリア旅行の際に芽生えたものだと言われている。しかし、作曲の方は、いつもの様に遅々として進まず、1881年の再度のイタリア旅行の後に、それこそ一気呵成に仕上げられたのだった。ところで、この《第2番》は俗に「ピアノ独奏部を持つ交響曲」とか「ピアノ交響曲」と言われている様に、《第1番》よりさらにオーケストラ正面に押し出され、曲の構成も、交響曲の様に4つの楽章からできているのが面白い。極端な言い方かもしれないが、これはピアノをオーケストラの中に融合させ、スケールの大きな交響的な効果を狙った協奏曲と言っても良いくらいである。冒頭のホルンの響きからして気品があり、DECCA録音チーム(エリック・スミス&ケネス・ウィルキンソン)の録音の良さが、この演奏を的確に捉えているという印象がありますし、この頃のロンドン交響楽団のレベルの高さも伺い知れる。ピアノとオーケストラが対等に凌ぎ合いながらの演奏は、音楽の素晴らしさを教えてくれます。
ステレオ録音黎明期(れいめいき)1958年から、FFSS ( Full Frequency Stereo Sound )と呼ばれる先進技術を武器にアナログ盤時代の高音質録音の代名詞的存在として君臨しつづけた英国 DECCA レーベル。レコードのステレオ録音は、英国 DECCA が先頭を走っていた。1958年より始まったステレオ・レコードのカッティングは、世界初のハーフ・スピードカッティング。 この技術は1968年ノイマン SX-68 を導入するまで続けられた。英 DECCA は、1941年頃に開発した高音質録音 ffrr の技術を用いて、1945年には高音質 SPレコードを、1949年には高音質 LPレコードを発表した。その高音質の素晴らしさはあっという間に、オーディオ・マニアや音楽愛好家を虜にしてしまった。その後、1950年頃から、欧米ではテープによるステレオ録音熱が高まり、英 DECCA は LP・EP にて一本溝のステレオレコードを制作、発売するプロジェクトをエンジニア、アーサー・ハディーが1952年頃から立ち上げ、1953年にはロイ・ウォーレスがディスク・カッターを使った同社初のステレオ実験録音をマントヴァーニ楽団のレコーディングで試み、1954年にはテープによるステレオの実用化試験録音を開始。この時にスタジオにセッティングされたのが、エルネスト・アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団の演奏によるリムスキー=コルサコフの交響曲第2番「アンタール」。その第1楽章のリハーサルにてステレオの試験録音を行う。アンセルメがそのプレイバックを聞き、「文句なし。まるで自分が指揮台に立っているようだ。」の一声で、5月13日の実用化試験録音の開始が決定する。この日から行われた同ホールでの録音セッションは、最低でも LP 3枚分の録音が同月28日まで続いた。そしてついに1958年7月に、同社初のステレオレコードを発売。その際に、高音質ステレオ録音レコードのネーミングとして ffss( Full Frequency Stereophonic Sound )が使われた。以来、数多くの優秀なステレオ録音のレコードを発売し、「ステレオはロンドン」というイメージを決定づけた。
名ピアニスト、ヴラディーミル・アシュケナージはブラームスのピアノ協奏曲を2曲とも1980年代に録音しているが、これは盟友メータとの若き日の録音。39歳のときの録音で、メータも若く気迫に満ちた演奏を繰り広げており、アシュケナージの磨き抜かれた音色も冴えわたっている。1967年1月録音。初発は1967年で、プロデューサーとエンジニア名のクレジットはない。プロデューサー:エリック・スミス、エンジニア:ケネス・ウィルキンソン。
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