34-22956

商品番号 34-22956

通販レコード→英ライト・ブルー銀文字盤

ロシア、フランス、チェコ、そしてドイツ・オーストリアの有名序曲を楽しく聴かせるロンドン五大オーケストラ・サウンドの魅力 ― SPレコード時代から革新的だったレオポルト・ストコフスキー。管弦楽の楽しみを最大限に生かせる数々の名曲をオーケストラ編曲して魅了してきたストコフスキー。色彩豊かでスペクタキュラーな編曲と演奏には説得力があり、その絶妙な響きによる音楽は無類の魅力を放っています。〝PHASE 4 STEREO〟のデモンストレーションのような有名序曲を集めた本盤のために選んだのは生誕250年を祝うベートーヴェンの《エグモント》。鬼才ストコフスキーはSPレコード時代に、アメリカの人々にもベートーヴェンの最後の傑作交響曲を少しでも理解してほしいと、英語版で「第9」交響曲を録音したことがあります。それでも90歳を越えている1973年1月17、18日にロンドン、キングズウェイ・ホールで行った本録音になると楽譜に忠実で、過剰な演出もない。しかし音楽普及に邁進する、ストコフスキーの偉大な面が実感できる。作品の壮麗さを再現するためには彼の豊富な録音の知識をフルに生かして、見事な成果を挙げています。英デッカが当事この会社の売りだった〝PHASE 4 STEREO〟は、専用の4トラックレコーダーを中心とした機材で録音したシリーズで、1970年代に各社から発売されていた、実験的4チャンネル盤とは別物です。もちろん、通常のステレオ装置で聴くことができます。当初は20チャンネルのコンソールと4トラックレコーダーを使用、以後機材をアップデートしているものと思われます。英デッカ社の廉価版シリーズは、1960年前後に第1の廉価盤シリーズ「Ace of Clubs/Ace of Diamond」を発売。その後、1970年代に入ると第2の廉価盤シリーズ「Eclipse」を発売します。そして、第3の廉価盤シリーズとして「The World of Great Classics」として「SPAシリーズ」を発売します。本盤は、その第3の「SPAシリーズ」なのですが、クラシック入門編といった趣で演奏者の全然違う録音を組み合わせた編集も多く、コレクション的には無価値ですが、例えばエルネスト・アンセルメのチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」のリアルステレオは英国盤ではこのレーベルだけですし、同じくアンセルメのブラームスやシベリウスなどの珍しい録音もオリジナルに近い金属原盤を用いており、音質的にはSXLシリーズより僅かスッキリした感はありますが、デッカ社らしい高音質(Hi-Fi)となっています。同じソースでも、SXLオリジナルの⅕~⅒程度の費用で入手できるので、コストパフォーマンスの高い盤としてオススメできます。また、今回のコレクションは、盤質が良好な盤が多いことも付け加えておきます。
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さて、戦前の日本におけるストコフスキーの代表盤と言えば、ドヴォルザークの交響曲「新世界」とリストの「ハンガリアン・ラプソディ」でしょう。1937年に製作された映画「オーケストラの少女」でも使われました。この映画の大ヒットのおかげで、それまでクラシック音楽に縁のなかった多くの大衆が、その楽しさに開眼したそうです。当時の日本のレコード店には、それまで流行歌しか聞かなかったような半纏姿の丁稚さんが、このレコードを買いに押しかけて来たそうです。レオポルド・ストコフスキー(Leopold Stokowski)は老いを知らない、まるで逆に年をとっているのではないかと思われるほど、いつまでも若さを失わない指揮者である。あの見事な銀髪、ギリシャ彫刻を思わせるような、彫りの深い芸術的な顔。指揮棒をすて、しなやかな10本の指から創りだされる表情豊かな音楽。彼は言葉では表現できないふしぎな魅力をもった指揮者である。1882年、ポーランド人を父に、アイルランドの移民を母としてロンドンに生れた彼は、オルガニストとして音楽の第一歩を踏みだした。13歳で王立音楽大学に入学。1902年、ピカデリーの聖ジェームズ教会のオルガニスト、聖歌隊指揮者となり、1903年にはオックスフォード大学クイーンズ・カレッジで音楽学士号を取得。1905年アメリカに渡りニューヨークの聖バーソロミュー教会でオルガンを弾いていたが、夏の間はヨーロッパで研究を続けていた。1909年、パリで急病の指揮者の代わりに指揮をしてデビュー。その成功がきっかけで、シンシナティ交響楽団の常任指揮者に就任。ごく短期間のうちにその実力を相当な高みにまで引き上げた。そしてその腕が買われ、1913年、弱冠31歳でフィラデルフィア管弦楽団の常任に迎えられた。それから24年間 ― 1912年から1940年まで常任指揮者として同楽団を世界最高水準のオーケストラに育て上げたのである。その後、ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団、ヒューストン交響楽団の指揮者をつとめ、その後みずから、全米青少年管弦楽団(1940年)、ニューヨーク市交響楽団(1944年)、ハリウッドボール交響楽団(1945年)、アメリカ交響楽団(1962年)を次々に結成し、その育成に心血をそそぐことでアメリカの交響楽運動の第一線にたち続けた。ストコフスキーは20世紀における個性的な指揮者の一人で、主にアメリカで活動した。SP時代に初めてブラームス全集を出したり、映画音楽を数多く録音したり、とにかく自由奔放に活動した。レパートリーは格段に広い。20世紀のアメリカの、いや世界の大衆にバッハ音楽を紹介した最大の功労者と言ってよい。1941年、フィラデルフィア管との戦前最後の演奏会がヨハン・ゼバスチャン・バッハの《マタイ受難曲》であったということが示すように、ストコフスキーにとってバッハの音楽は常に大切なよりどころでもあった。オルガニスト、音楽学者として活躍した20世紀初頭に、ロンドンとオックスフォードでイギリスのバッハ復興運動の第一線にいた経験が、まさに彼のルーツであり、大管弦楽のための数多くのバッハ編曲も、そうした背景から理解できる。一方で1971年までに指揮した7,000回の演奏会のうち、新作の初演はじつに2,000回に及ぶなど、現代音楽の紹介者としての功績も忘れてはならない。その音楽に対する情熱とスケールの大きさには驚かされる。どんな曲でも新鮮な刺戟的な演奏をし、たとえばホルンに強烈なビブラートをかけるのも特徴的で、さらに弦に関しては耽美的、神秘的な響きである。〝ストコフスキー・サウンド〟とか、〝音の魔術師〟と呼ばれた、それはまったく「怪物」という印象であった。
The Phase 4 World Of Concert Overtures
  • Side-A
    1. Russlan And Ludmilla Composed By – Mikhail Ivanovich Glinka, Conductor – Hans Vonk, Orchestra – The London Symphony Orchestra
    2. Light Cavalry Composed By – Franz von Suppé, Conductor – Bob Sharples, Orchestra – The London Festival Orchestra
    3. The Bartered Bride Composed By – Bedřich Smetana, Conductor – Stanley Black, Orchestra – The London Philharmonic Orchestra
  • Side-B
    1. Egmont Composed By – Ludwig van Beethoven, Conductor – Leopold Stokowski, Orchestra – New Philharmonia Orchestra
    2. The Marriage Of Figaro Composed By – Wolfgang Amadeus Mozart, Conductor – Lawrence Foster, Orchestra – The Royal Philharmonic Orchestra
    3. The Flying Dutchman Composed By – Richard Wagner, Conductor – Carlos Païta, Orchestra – New Philharmonia Orchestra
ステレオ録音黎明期1958年から、FFSS(Full Frequency Stereophonic Sound)と呼ばれる先進技術を武器にアナログ盤時代の高音質録音の代名詞的存在として君臨しつづけた英国DECCAレーベル。第2次世界大戦勃発直後の1941年頃に潜水艦ソナー開発の一翼を担い、その際に、潜水艦の音を聞き分ける目的として開発された技術が、当時としては画期的な高音質録音方式として貢献して、レコード好きを増やした。繰り返し再生をしてもノイズのないレコードはステレオへ。レコードのステレオ録音は、英国DECCAが先頭を走っていた。1958年より始まったステレオ・レコードのカッティングは、世界初のハーフ・スピードカッティング。 この技術は1968年ノイマンSX-68を導入するまで続けられた。英DECCAは、1941年頃に開発した高音質録音ffrrの技術を用いて、1945年には高音質SPレコードを、1949年には高音質LPレコードを発表した。1945年には高域周波数特性を12KHzまで伸ばしたffrr仕様のSP盤を発売し、1950年6月には、ffrr仕様の初のLP盤を発売する。特にLP時代には、この仕様のLPレコードの音質の素晴らしさは他のLPと比べて群を抜く程素晴らしく、その高音質の素晴らしさはあっという間に、当時のハイファイ・マニアやレコード・マニアに大いに喜ばれ、「英デッカ=ロンドンのffrrレコードは音がいい」と定着させた。日本では1954年1月にキングレコードから初めて、ffrr仕様のLPレコード盤が発売された。その後、1950年頃から、欧米ではテープによるステレオ録音熱が高まり、英DECCAはLP・EPにて一本溝のステレオレコードを制作、発売するプロジェクトをエンジニア、アーサー・ハディーが1952年頃から立ち上げ、1953年にはロイ・ウォーレスがディスク・カッターを使った同社初のステレオ実験録音をマントヴァーニ楽団のレコーディングで試み、1954年にはテープによるステレオの実用化試験録音を開始。この時にスタジオにセッティングされたのが、エルネスト・アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団の演奏によるリムスキー=コルサコフの交響曲第2番「アンタール」。その第1楽章のリハーサルにてステレオの試験録音を行う。アンセルメがそのプレイバックを聞き、「文句なし。まるで自分が指揮台に立っているようだ。」の一声で、5月13日の実用化試験録音の開始が決定する。この日から行われた同ホールでの録音セッションは、最低でもLP3枚分の録音が同月28日まで続いた。そしてついに1958年7月に、同社初のステレオレコードを発売。その際に、高音質ステレオ録音レコードのネーミングとしてFFSSが使われた。以来、数多くの優秀なステレオ録音のレコードを発売。そのハイファイ録音にステレオ感が加わり、〝ステレオはロンドン〟というイメージを決定づけた。Hi-Fiレコードの名盤が多い。
  • Record Karte
  • ハンス・フォンク指揮ロンドン交響楽団、ロバート・シャープレス指揮ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団、スタンリー・ブラック指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、レオポルト・ストコフスキ、カルロス・パイタ指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ローレンス・フォスター指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。1975年ロンドン録音。英DECCAが開発した4チャンネルステレオ再生システム、〝Phase4ステレオ〟は、1963年にデッカ・アメリカが開発した20chマルチ録音を4トラックに収録するという、当時としては画期的な録音方式でした。その後ヨーロッパへもデッカはこの方式を取り入れ、クラシック音楽のLPは1964年に初発売され約200枚のクラシックLPが〝Phase4〟で発売されました。
  • GB LON SPC21051 レオポルド・ストコフスキー 他 ワー…
  • GB DEC SPA409 ストコフスキー他 序曲集
  • GB DEC SPA409 ストコフスキー他 序曲集
ストコフスキー/アンコール!!
ストコフスキー(レオポルド)
ポリドール
1999-11-01